ガーデンズ・オブ・ザ・フューチャー(ニコシア中心部の共同菜園・キプロス)
Nicosia, Cyprus · 運営: Gardens of the Future(市民グループ)/ニコシア市の支援
概要
キプロスの首都ニコシアの中心部で、放置されていた土地を市民グループが持続可能な共同菜園に変えた取り組み。2019年10月のクライマソン・ニコシアで優勝したことが出発点で、数百人のボランティアが整備に加わった。栽培そのものだけでなく、コミュニティづくり、循環経済(廃棄物を資材に使う)、都市の食のやりとりの生態系づくりを掲げる。若者向けにオープンソース技術と環境の学びの場を開き、難民女性の農での起業を支えている。EUの新欧州バウハウス賞『帰属感を取り戻す』部門の最終候補に選ばれた。
市民の参加
数百人のボランティアが荒れ地の整備に加わった。地域の若者には、オープンソース技術と環境の持続可能性を学ぶプログラムを提供している。難民女性が農にかかわる起業の力をつけることを支える取り組みも行っている。ニコシア春祭りなど市の催しにも参加する。
運営・収益モデル
2019年10月のクライマソン・ニコシア(気候課題のアイデアコンテスト)で優勝したことをきっかけに始まった市民主導のプロジェクト。ニコシア市と地元企業が支援する。廃棄物を資材として使い、リサイクル・再利用・削減の循環を実践する『廃棄物からつくる』方針をとる。
成果・社会的インパクト
アイデアコンテストの受賞から実際の菜園へ、そして市の支援を得るところまで進んだ、市民発の都市農の道筋を示す事例。難民女性の就労支援と若者の技術教育を菜園に組み込み、単なる緑地ではなく学びと生計の場にしている。キプロス全土に同種の都市空間のネットワークを広げることを目指している。
土地・運営形態
市の支援のもと、中心部の放置地を市民グループが使用している。
作物
- 野菜
- ハーブ
規模
中心部の放置されていた土地を転換。整備には数百人のボランティアが関わった
メディア掲載(1)
出典(1)
本データは下記の公開情報・公式サイト・研究をもとに整理しています。
関連する事例
ジョイ・オブ・アーバンファーミング(ケソン市都市農業プログラム)
PHQuezon City, Philippines
当時のジョイ・ベルモンテ副市長が飢餓緩和を目的に2010年に開始。垂直栽培やコンテナ栽培など限られた都市空間に合う手法を普及し、化学肥料を使わない有機的な栽培を推進。2025年時点で市内に1,400超の都市農園が広がったとされる。
quezoncity.gov.ph+2
ヒンメルベート(ベルリン・ヴェディングのコミュニティガーデン)
DEBerlin, Germany
ベルリン・ヴェディング地区の代表的なコミュニティガーデン。サッカー教育施設の建設に伴い旧地からの移転を迫られたが、市民の運動を経て2021年末にガルテン通りの恒久的な用地へ移転した。菜園・カフェ・教育プログラムを一体で運営し、都市の緑と社会的包摂の拠点となっている。
himmelbeet.de+4
サウス・セントラル・ファーム
USLos Angeles, United States
ゴミ焼却場予定地だった14エーカーを全米最大級の都市農園に変えた事例。
en.wikipedia.org+2
キベラのサック菜園(袋栽培)
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2008年の選挙後暴動後にナイロビのキベラ・スラムで広がった袋栽培。土地のない密集地で食料安全保障と生計手段を提供する
fao.org+4