パーマティル(Permatil)の学校菜園プログラム(東ティモール)
Dili (nationwide), Timor-Leste · 運営: Permatil(Permakultura Timor Lorosa'e、2001年にエウジェニオ「エゴ」レモスが設立したNGO)
概要
東ティモールのNGOパーマティルが進める学校菜園の全国プログラム。2015年に政府が基礎教育のカリキュラム(芸術・文化科目)へパーマカルチャーを必修として組み込んだのを受け、3〜6年生の授業と結びついた菜園を各校につくってきた。団体の公表では254校・41,500人以上が対象。首都ディリを拠点に、菜園づくりの資材と指導を学校と保護者委員会へ直接持ち込む形で運営する。
市民の参加
教員・児童・保護者委員会が校庭の菜園を一緒につくり、野菜の栽培・水の保全・パーマカルチャー設計を授業として学ぶ。菜園づくりの実務はPermatilの職員が学校と保護者委員会に直接入って支える。近年は学校菜園からコミュニティ菜園と水源保全へ重心を移している。
運営・収益モデル
国のカリキュラムに位置づけられているが、政府からの事業予算はついていない。NGOとの連携と寄付でPermatilが実務を担っている。
成果・社会的インパクト
学校菜園を国のカリキュラムに組み込んだ最初の国とされる事例で、Permatilが編んだパーマカルチャー手引書は英語とテトゥン語で公開され163か国以上でダウンロードされている。一方、政府の事業予算がついていないため実施校の伸びはNGOの資金繰りに左右される。菜園ごとの収穫量や給食への寄与は公表されていない。
土地・運営形態
各校の校庭を使う。土地の権原は学校(公立小学校)にあり、菜園ごとの取り決めは確認できていない。
作物
—
規模
団体の公表では全国254校に菜園が入り、41,500人を超える児童生徒が対象。2018年時点の別報道では実施校は約178校で、最終的な目標は全1,108の小学校
メディア掲載(2)
出典(1)
本データは下記の公開情報・公式サイト・研究をもとに整理しています。
関連する事例
エディブル・スクールヤード 多摩市立愛和小学校
JPTama, Japan
2014年、米バークレー発のエディブル・スクールヤードを日本で初めて多摩市立愛和小学校に導入した事例。校庭の菜園と調理室を「生きた教室」とし、種まきから収穫・調理・食までを五感で学ぶ食育を正規授業として展開している。命のつながりや養分の循環、地域とのつながりを子どもたちが体験的に学ぶ。
edibleschoolyard-japan.org+2
エディブル・スクールヤード ニューオーリンズ(サミュエル・J・グリーン・チャータースクール)
USNew Orleans, United States
2006年に開設された、アリス・ウォータースのバークレー発エディブル・スクールヤードを米国で初めて複製した実践校。学校を取り囲む菜園と調理教室を「生きた教室」とし、低所得地域の公立チャータースクールで栽培から食までを体験する食育を正規授業として行う。FirstLine Schoolsの4校に広がっている。
edibleschoolyard.org+1
エディブル・スクールヤード NYC(P.S.216、ブルックリン)
USBrooklyn, New York, United States
2010年、ブルックリンのP.S.216のコンクリート駐車場を約半エーカーの有機菜園と調理教室に変えて開設された、NYのデモンストレーション校。種まきから収穫・調理までを体験する食育を行い、約160種の作物を育てる。イーストハーレム・ブロンクスなどのネットワーク校に広がり、数千人の児童に届いている。
edibleschoolyard.org+1
エディブル・スクールヤード 中央区立阪本小学校
JPChuo, Tokyo, Japan
エディブル・スクールヤード・ジャパンが多摩市立愛和小学校に続いて展開した東京・中央区の実践で、中央区立阪本小学校の児童が近隣のEdible KAYABAEN屋上菜園と連携した「食べられる授業」に参加する。種まきから食までを正規の学びの中で体験する菜園型食育を都心の公立小学校で実現している。
ediblekayabaen.jp+3