研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
1471 件(35 / 59)
追悼 Uit Je Eigen Stad 2012-2018
2019Paul de Graaf · Eetbaar Rotterdam · Netherlands
ロッテルダムの都市農園プロジェクトUit Je Eigen Stad(UJES)を回顧するEetbaar Rotterdamの記事(著者Paul de Graaf、2019年4月30日公開)。UJESは2018年11月13日に破産が宣告され、6年間続いた同市の代表的な都市農業実験に終止符が打たれたと記述されている。2012年9月に盛大に開業したが、構想の種は2006年にワルモンダーホフで学んだBas de Grootの卒業プランに遡り、都市農業専門グループEetbaar Rotterdamの中で育ったとされる。立地はロッテルダム市が「フリーゾーン」に指定したMarconistripで、住宅法人Havensteder(建物への投資、賃料で回収する想定)、Stichting DOENおよびRabobankからの高利融資、クラウドファンディングによる少額出資、市(ファン・ハフェレン担当副市長)による許認可支援時間の投入で資金調達されたと記される。10年で投資回収する計画だったが、都市農業の理想と収益事業の間の緊張関係に苦しんだとされる。
都市農村連携経済コミュニティ食料流通・フードマイルアベ・ルミールと労働者庭園の創設(ガリカ/フランス国立図書館)
2019Luc Menapace · Gallica (Bibliothèque nationale de France, blog) · France
BnFガリカのブログ記事。アベ・ルミールが1896年に「コワン・ド・テール・エ・デュ・フォワイエ同盟」を創設し、労働者庭園の普及を進めた経緯を解説する。同盟は1909年に公益団体として認定され、1921年に「全国労働者庭園連盟」に改称、1992年には「全国家族庭園連盟」に再改称した。庭園は衛生・アルコール依存対策や食料補給、余暇の場として位置づけられた。
コミュニティ福祉政策都市農村連携ナチュール・ユルバン — パリ・エキスポの屋上農園
2019VIPARIS · VIPARIS · France
会場運営会社VIPARISの公式ニュース記事。パリ・エキスポ・ポルト・ド・ヴェルサイユの屋上に開設された都市農園「ナチュール・ユルバン」(面積14,000㎡)を紹介する。1日あたり200kgの野菜・果実を生産し、地域内での短距離流通や、遊休スペース・有機廃棄物・廃熱といった都市資源の再利用を掲げる。月曜と土曜の午前中に見学可能。
食料流通・フードマイル都市農村連携デジタル農業経済チャリティは資金提供者への報告に年1,580万時間を費やしている——多すぎる
2019Will Thompson · Plinth · United Kingdom
2019年6月12日公開。英国のチャリティが助成のモニタリング報告に費やす時間を、年間およそ1,580万時間、人件費に換算しておよそ2億400万ポンドと試算した記事。1件の助成あたり平均40時間、年間の助成件数は約39万1,280件、助成の平均規模は約5万ポンドという前提を置いている。常勤換算1名以上の職員を持つ団体は通常5〜10の資金提供者を抱え、それぞれが似た情報を異なる書式・異なる時期に求めるため、学びにつながらないまま事務負担だけが積み上がると指摘する。小〜中規模チャリティ10名(6自治体・50以上の資金提供者に報告)への聞き取りを基礎にしている。
事業採算・継続性経済政策コミュニティ連帯協同組合——英国ソーシャルエンタープライズ運動における共同体主義的多元性の(隠れた)起源
2019Rory James Ridley-Duff, Michael Frederick Bull · Social Enterprise Journal, Vol.15 No.2, pp.243-263 (Emerald) · United Kingdom
FairShares協会のモデル規約を手がかりに、1970年代のソーシャルエンタープライズにひそむ共同体主義的な思想の根を掘り起こした論文。著者らは英国のソーシャルエンタープライズの展開と、欧州大陸・アジア・南北アメリカに広がる連帯協同組合との結びつきを示し、「ソーシャルエンタープライズの共同体主義的な起源は、不安になるほど覆い隠されている」と論じる。そのうえで、社会起業家・労働者・サービス利用者・地域の投資家のあいだで富と権力を分け合うためにFairSharesモデルが使えると提案し、この多元主義的な転回が「新しい協同主義」として労働者や消費者の権利を変えうるとする。抄録のみを参照した。
コミュニティ経済政策欧州3都市における都市菜園の経済的パフォーマンス:リュブリャナ・ミラノ・ロンドンの事例
2018Glavan M., Schmutz U., Williams S., Corsi S., Monaco F., Kneafsey M., Guzman Rodriguez P.A., Čenič-Istenič M., Pintar M. · Urban Forestry & Urban Greening, 36:100-122 · Europe
リュブリャナ・ミラノ・ロンドンの都市菜園利用者180名を対象に、収量・投入・産出・粗利益・家計への貢献など希少な経済データを収集・比較。欧州の都市菜園の経済的パフォーマンスを定量的に評価した数少ない研究のひとつ。
経済コミュニティ食品ロス論文は毎週増えています
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インゲンマメ在来種と現代品種の栄養成分比較
2018Celmeli T., Sari H., Canci H., Sari D., Adak A., Eker T., Toker C. · Agronomy 8(9):166 · Turkey
西タウルス山脈の在来インゲンマメ10系統と現代品種5系統のタンパク質・脂肪・脂肪酸・セレン・鉄・亜鉛を比較。在来系統LR05はセレン・亜鉛・タンパク質で現代品種を上回った。
固定種・在来種生物多様性健康ポーランドの都市市民農園:植物および景観多様性への示唆
2018Klepacki P., Kujawska M. · Journal of Ethnobiology 38(1):123-137 · Poland
ポーランド3都市の市民農園で46人の利用者を調査し257の植物分類群を記録。観賞用に次ぎ食用・薬用植物が栽培され、都市農園が植物多様性を支えることを示す。
固定種・在来種生物多様性コミュニティ地中海地域の冬季有機栽培におけるレタス在来品種と近代品種の比較:育種家・消費者・農家の視点からの検討
2018Casals J., Rivera A., Figàs M. R., Casañas C., Camí B., Soler S., Simó J. · Frontiers in Plant Science 9:1491 · Mediterranean
地中海の冬季有機栽培でレタス在来品種と近代品種を比較し、育種家・消費者・農家の三者の視点から在来品種の利用価値と農業的可能性を評価した研究。
固定種・在来種生物多様性有機資源循環経済「都市の解体」:ワイマール期ベルリンの馬蹄形ジードルング
2018Barykina N. · Urban History (Cambridge University Press) · Germany
ブルーノ・タウトとマルティン・ヴァーグナーによるベルリンの馬蹄形ジードルング(フーフアイゼン)を分析。ワイマール期の公共住宅政策、新技術、官僚機構、緑地と田園都市的理念が美的・社会的ビジョンとして具体化された過程を論じる。
政策コミュニティ福祉近代の生産的ジードルング創出におけるレーベレヒト・ミッゲの影響
2018Arredondo-Garrido D. · VLC arquitectura. Research Journal, 5(2), 29-58 · Germany
ミッゲと建築家(タウト、ワグナー、メイ等)の協働を文脈化し、農業を住宅に完全に統合した「生産的ジードルング」の成功における彼の中心的役割を論じる。
コミュニティ経済有機資源循環コミュニティガーデンの営み:都市におけるコミュニティのための場の再生
2018Cumbers A., Shaw D., Crossan J., McMaster R. · Work, Employment and Society · United Kingdom
グラスゴーを事例に、コミュニティガーデンでの労働が社会的ニーズに応え地域のエンパワーメントを進める重要な形態であることを論じる。
コミュニティ福祉経済企業ボランティア:職務資源とワークエンゲージメントとの関係
2018Boštjančič E., Antolović S., Erčulj V. · Frontiers in Psychology · Poland
企業ボランティアプログラム(地域貢献活動を含む)が職務資源とワークエンゲージメントの向上と関連することを実証。CSR施策が従業員福祉に寄与することを示す。
福祉コミュニティEUにおける都市・近郊農業
2018European Parliament Research Service · European Parliament — In-Depth Analysis IPOL_STU(2018)617468 · Europe
EU加盟国の都市・近郊農業政策の比較分析。共通農業政策(CAP)が都市農業に与える影響と課題を体系整理し、EUの都市農業振興に向けた政策的示唆を提示する。
政策近郊農業の評価に向けた多機能性と持続可能性の連結:トリノ大都市圏の事例研究
2018Gullino P., Battisti L., Larcher F. · Sustainability (MDPI) 10(5), 1625 · Italy
トリノ大都市圏の近郊農業の多機能性を持続可能性の観点から評価。食料生産・景観・生態系・社会文化の多機能的価値の定量化手法を提示する。
政策生物多様性「パリクルトゥール」プロジェクト公募:パリの屋上農業発展の触媒
2018Collé M., Daniel A.C., Aubry C. · Acta Horticulturae (International Symposium on Greener Cities for More Efficient Ecosystem Services in a Climate Changing World) · France (Paris)
パリ市の屋上農業を対象とした公募プログラム「パリクルトゥール」を分析した研究。11か月の参与観察を通じ、公募の立案・実施プロセスと都市農業への触媒効果を検討した。2016〜2017年の第1・第2回公募で48件以上のプロジェクトが採択され、屋上空間の活用が促進された。
政策コミュニティ経済都市コモンズの類型化:ドイツ・ライン=ルール大都市圏のコミュニティガーデン
2018· International Journal of the Commons · Germany (Rhine-Ruhr)
ドイツで最も都市化した地域の一つライン=ルール大都市圏のコミュニティガーデンを定量的に分析。共同利用の多様性と、庭を持続させる非物質的・社会的価値の重要性を示した。
コミュニティ社会的相互作用を通じた社会的持続可能性:ドイツのコミュニティガーデン全国調査
2018· Sustainability · Germany
ドイツ全国123のコミュニティガーデンを対象としたオンライン調査。ドイツのような先進国では収穫よりも共同活動・交流・帰属といった社会的便益が参加の主な動機であることを示した。
コミュニティ福祉近郊農業における多角化:ルール大都市圏の事例研究
2018· Journal of Land Use Science · Germany (Ruhr)
ドイツ・ルール大都市圏の近郊農場における多角化戦略の事例研究。都市との近接性が多機能的な適応をどう形づくるかを記述した。
経済政策土地利用データに基づく都市生態系サービスの空間的評価:ドイツ・ハレの事例
2018· Land · Germany (Halle)
ドイツ・ハレ(ザーレ)を対象に、ビオトープ・土地利用データにヘメロビー(人為改変度)と到達性を組み合わせ、都市生態系サービスの供給能力を空間的に評価した研究。
生物多様性政策ドイツ北西ルール地域の市民農園における菜園区画と芝地の仮比重、炭素・窒素・重金属の含有量・密度・貯留量
2018Burghardt W., Schneider T. · Journal of Soils and Sediments · Germany (Ruhr)
ルール地域の4市民農園14区画で、菜園・芝地・堆肥山などの土壌のpH、仮比重、有機炭素・窒素・鉛・カドミウム・亜鉛・銅・ニッケルの含有量と貯留量を分析した。
有機資源循環コンポスト健康ドイツ・ルール都市工業地帯中心部における菜園土壌と周辺農地の土壌肥沃度特性および有機炭素貯留量の比較
2018Burghardt W., Heintz D., Hocke N. · Eurasian Soil Science · Germany (Ruhr)
ルール地域中心部の菜園と周辺農地の土壌について、層位・pH・仮比重・C/N比・有機炭素・窒素・有効態リン/カリウム・保水量を比較分析した。
有機資源循環コンポスト学校ガーデニングは小学生の食用植物に関する知識と野菜への嗜好を高める
2018Leuven J.R.F.W., Rutenfrans A.H.M., Dolfing A.G., Leuven R.S.E.W. · Food Science & Nutrition · Netherlands (Nijmegen)
オランダ・ナイメーヘン市で10〜12歳の小学生150人を対象に7か月(17回の授業)の菜園プログラムを実施。前後調査により、食用植物の知識と野菜への嗜好が有意に高まったことを示した。
食育ロンドンの都市マイクロファームにおける経済的成立性と社会・生態的理念の両立
2018· Agronomy for Sustainable Development · London, UK
ロンドンの都市マイクロファーム10事例をMERLINモデルで分析。経済的存続は、高付加価値の葉物を高価格でレストランに売り、ボランティア労働や自治体からの低廉な借地に頼ることで初めて可能で、その戦略は社会・生態的理念とトレードオフになると示した。
経済コミュニティ歴史的に周縁化された地区における緑のジェントリフィケーションの評価:バルセロナの縦断的・空間的分析
2018Isabelle Anguelovski, James J. T. Connolly, Laia Masip, Hamil Pearsall · Urban Geography · Spain (Barcelona)
バルセロナの自治体による緑化介入(公園・緑の回廊)と周縁地区のジェントリフィケーションを結ぶ縦断的空間分析。公的緑化政策が排除的な地区変化と関連することを定量的に示す。
政策福祉