研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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SUBにおける消費後廃棄物堆肥化行動を改善するためのプロンプト
2016Valerie Chiykowski, Guhan Chendurnathan, Jun S. Lee, Lius Daniel · cIRcle (University of British Columbia) · Canada
ブリティッシュコロンビア大学学生会館(SUB)で行われたこのプロジェクトは、視覚的なプロンプトを用いて消費後の有機物ごみ箱の汚染を減らすことを目的とした。介入により汚染の重量比とレベルは減少したが、堆肥化可能な廃棄物の総重量も介入後に減少した。本研究は、ベースラインデータ収集中のサステナビリティフェアや改善されたごみ箱などの交絡因子を考慮することを示唆し、将来の取り組みとして赤外線センサーに基づく音声プロンプトシステムの導入を提案している。
制度・ガバナンスの不全コンポスト有機資源循環コミュニティ食料への人権に向けて:メリーランド州ボルチモア市における都市型農業への影響
2016Becky Lundberg Witt · FLASH - Fordham Law Archive of Scholarship & History (Fordham University) · United States (Baltimore City)
この論文は、メリーランド州ボルチモア市の財産法が、空き地や放棄された土地から他者を排除する権利を優先することで、都市型農業に大きな障壁を生み出していると主張している。何千もの休閑地が、財産所有権法のために近隣住民がコミュニティの利益のために利用できず、最も貧しい市民の人権が無視される可能性がある。本稿は、十分な食料への普遍的な権利が、都市型農業や園芸を法的にどのように支援しうるかを考察する。
制度・ガバナンスの不全政策食料主権・社会正義コミュニティテキストメッセージを利用した低所得者向けCSAプログラムへのヘッドスタート家庭の参加促進
2016Colin Cox, Jessica A. Hoffman, Mariya Shiyko, Catherine Wirth · Journal of Hunger & Environmental Nutrition · United States
米国で行われた研究は、補助金付き地域支援型農業プログラムに参加するヘッドスタートの保護者における農産物受け取り率に対するテキストメッセージリマインダーの効果を評価した。テキストメッセージグループと非テキストメッセージグループの両方で受け取り率は高く、2日以内では96%対92%、配達日当日では69%対62%であったが、両グループ間に統計的に有意な差は認められなかった。プログラムコーディネーターが保護者の参加を促進するために複数の方法を用いたため、テキストメッセージの効果を単独で特定することはできなかった。
効果は限定的CSA・提携福祉食育社会的レジリエンスの指標としてのスチュワードシップ実践の把握——追悼の場とコミュニティガーデンにおいて
2016Heather McMillen, Lindsay P. Campbell, Erika S. Svendsen, Renae Reynolds · Sustainability · United States (New York City)
本研究はニューヨーク市周辺で、ハリケーンやテロ攻撃といった急性の被害や慢性的な圧力に対応してきた、生存者追悼の場やコミュニティガーデンなど住民管理型のオープンスペースを対象に、演繹的コーディング手法を用いて質的データを分析した。既存のレジリエンス理論の枠組みを踏まえ、場所への愛着、社会的結束、社会的ネットワーク、知識の交換と多様化という、コミュニティレベルの社会的レジリエンスを示す実地のスチュワードシップ実践を特定・整理した。
コミュニティ健康農民と魔女
2016Nala Walla · · United States
米国における都市農業運動と人種をめぐる論考(2016年)。都市の菜園は、有色人種の人々が農村への移住を避けながら農耕の技術を再獲得できる場になっていると論じ、米国の都市農業運動の多くが有色人種によって主導されていることを指摘する。英国の事例として、Wilfred Emmanuel-Jonesが同様の考えに基づきYoung City Farmersプログラムを設立したことにも言及している。
コミュニティ食料主権・社会正義福祉米国のファーマーズマーケットとコミュニティ支援型農業:埋め込み概念からみた特徴と活性化の方策
2016Won Kim · Korean Journal of Sociology · United States
米国のファーマーズマーケットとコミュニティ支援型農業(CSA)に参加する農民への詳細な聞き取り調査に基づき、両者の共通点と相違点を分析した論文(2016年)。ヒンリクスの主張とは異なり、ファーマーズマーケットとCSAはいずれも強い市場性を存立基盤としていることが確認された。社会的埋め込みはファーマーズマーケットよりCSAで明確であり、空間的埋め込みでも部分的に同様の傾向がみられた一方、自然的埋め込みは両者間で目立った差がなくいずれも顕著だった。これらの特徴分析を踏まえ、両者を活性化するための方策も検討している。
CSA・提携コミュニティ経済論文は毎週増えています
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持続可能性に向けて——都市農業における新規性、学習領域とイノベーション
2016Ina Opitz, Kathrin Specht, Regine Berges, Rosemarie Siebert, Annette Piorr · Sustainability · United States
米国のニューヨーク、フィラデルフィア、シカゴで実施された17件の質的インタビューに基づく実証研究は、米国都市農業におけるイノベーションの領域・推進要因・障壁を特定した。学習とイノベーションは主に、資金調達、生産・技術・インフラ、市場と需要、社会的受容と文化学習という4つの領域で生じていることが明らかになり、一部の新しい取り組みはより広い社会変化への貢献可能性を持つとされた。
コミュニティ政策チャードのただ中で——ニューイングランドの有機農場における多様な景観と実践
2016Connor J. Fitzmaurice, Brian J. Gareau · Yale University Press eBooks · United States
米国ニューイングランドのシーニック・ビュー・ファーム(経営者ジョンとケイティ)を取り上げる書籍の一章(2016年)。同農場の歴史と、周辺の他のニューイングランドの農場との比較にもとづく特徴を概観し、その景観を描写する。CSA(地域支援型農業)プログラムは安定した売上を農家にもたらす一方、消費者需要に応えるため多様な作物の栽培を必要とする。他の作物が収支トントンにとどまる年でも、花卉は農場の見栄えを高め、安定した利益をもたらしていた。有機農場が直面する課題として、地域一帯に広がったトマト疫病の発生が取り上げられ、シーニック・ビューはCSAによってこの疫病を乗り切り、有機認証を維持した。補助的収入源の確保が経営継続の鍵であり、農薬を完全には手放せないと感じる農家も含め、責任ある形で農業を営もうとする農家の試みが描かれている。
有機資源循環CSA・提携経済コミュニティ米国・メキシコ国境地域におけるコミュニティガーデニングのベストプラクティス
2016Thenral Mangadu, Michael P. Kelly, Max C. E. Orezzoli, Rebecca Gallegos, Pracheta Matharasi · Health Promotion International · United States
米国テキサス州エルパソおよびニューメキシコ州ラスクルーセス、アンソニーの米墨国境地域(肥満率の高い地域)で、地域のヘルシー・イーティング・アクティブ・リビング(HEAL)構想の資金により、地方自治体系組織2団体とコミュニティ団体1団体がそれぞれ実施した3つのパイロット・コミュニティガーデンを対象とした研究(2016年)。乾燥した砂漠気候、健康的な食へのアクセス不足、身体活動の障壁、健康的な食生活や持続可能な食料生産を妨げる文化・地域規範といった建造環境の特徴が、これらの地域における肥満関連の健康格差の一因とされる。混合研究法による評価(n=223)で、コミュニティガーデンの実施過程、直接的な成果、持続可能な運営のためのベストプラクティスを検証した。栄養面の成果に加え、コミュニティ・学校ガーデン事業への参加による心理社会的な成果の可能性も観察された。ベストプラクティスとして、(i)食料栽培に関する地域規範の評価、(ii)コミュニティ・学校ガーデン向けの土地・水へのアクセス拡大、(iii)ガーデニングへの社会的支援の強化が挙げられている。
コミュニティ食育健康福祉CSA(地域支援型農業)における食品安全の優先
2016Linda Naeve, Catherine Strohbehn · Iowa State University Digital Repository (Iowa State University) · United States
地域支援型農業(CSA)農場を新鮮な農産物の入手先として利用する消費者が増える中、収穫から保管に至るまで食品の安全性を確保する方法を解説した刊行物。配達の前後および配達中に食品の安全を保つための方法を扱っている。
CSA・提携健康庭のためのテーブル
2016Kimberly Bracken Long · Liturgy · United States
コロンビア神学校の人々が、大学のコミュニティガーデンのそばの芝生に敷いた毛布の上に集まり、聖餐礼拝を行った、ある秋の朝の出来事から始まる考察。
コミュニティアクアポニックス——都市農業の代替手段
2016Cristian Suzin Magrin, Angélica Ferari Rodrigues · Mostra IFTec em Resumos · Brazil
ブラジルのこの報告は、魚の排泄物が植物の養分となり植物が水を濾過して魚に戻す、養殖(ピシカルチュラ)と無土壌のハイドロポニックス栽培を組み合わせたアクアポニックスについて、文献レビューと、魚槽とハイドロポニックユニットをポンプで接続したアクアポニック環境の実験的模擬を通じて説明している。最終的な濾過廃棄物の除去が不要で、養殖ほど複雑な濾過システムも不要であること、土耕栽培より病害虫による損失が少なく収穫も早いこと、運用コストが低いことを述べ、家庭用・産業用いずれの規模でも推進すべき持続可能かつ経済的な食料生産方式であると結論づけている。
コミュニティ食料主権・社会正義有機資源循環経済セッチ・ラゴアス市(ミナスジェライス州)のコミュニティガーデンにおける栽培植物の多様性
2016Leila de Castro Louback Ferraz, E. R. de O. Carvalho, Mayara Márcia Sarsur Viana, Nathália Rabelo Pereira Oliveira · Cadernos de Agroecologia · Brazil
ブラジル・ミナスジェライス州セッチ・ラゴアス市で、市役所が約33年にわたり運営してきたコミュニティガーデン(ブラジルにおける都市農業の代表例の一つ)を対象とした調査。これらの場所では食用・調味用・観賞用・薬用を合わせて95種を超える植物が栽培されていることが確認された。これは多様性と質を伴う食料安全保障の確保、および都市部での所得保障の役割を通じて、住民の生活の質の向上に寄与しているとする。
コミュニティ生物多様性食料主権・社会正義福祉健やかに育つ——農場からカフェテリアへ
2016Tylar Setser · Journal of Small Business Strategy · United States
米国ミシシッピ州でFoodCorpsメンバーとして活動した筆者による報告で、助成金申請書の作成、学校菜園の整備、教育アウトリーチを担当し、地元農家と学区の栄養担当責任者と連携して学校カフェテリアに地元産の農産物を導入した経験を記す。健康的な選択の説明、新しい果物・野菜の紹介、多様な栄養レシピや調理法の紹介など、子どもたちへの効果は大きいとする。自身と同僚の経験を踏まえ、教員が子どもたちの健康のために新鮮な地元産の農産物を確保するための情報と、「食を大切にする文化」を築くための指針を提供している。
食育健康コミュニティ食を育て、力を築く——ニューヨーク市の都市農業(書評)
2016Wende Marshall · Journal of Agriculture Food Systems and Community Development · United States (New York City)
クリスティン・レイノルズとネヴィン・コーエンの著書『Beyond the Kale』を扱った書評。ニューヨーク市の草の根都市農業・ガーデニング運動を分析した同書は、グラムシの「陣地戦」概念になぞらえ、都市ガーデニングを単なる食料生産ではなく人種・階級に基づく抑圧構造への異議申し立てや環境正義・解放の追求として描いていると紹介する。
コミュニティ福祉食料主権・社会正義政策コミュニティガーデン実践ガイドの作成によるアラスカ州のコミュニティガーデニング支援
2016Ryan McWilliams · ScholarWorks-UA (University of Alaska Fairbanks) · United States
アラスカ大学アンカレッジ校の公衆衛生学修士(MPH)号取得要件の一部として、同校教員に提出された学位論文。アラスカ州でのコミュニティガーデニングを支援するための「コミュニティガーデン実践ガイド」の作成を扱うが、この抄録は表紙情報のみで、内容についての詳細は示されていない。
コミュニティ食育ガーデン・ストリートスケープ——「領域構成」としてのフロントヤード
2016Kris Scheerlinck, Yves Schoonjans · DOAJ (DOAJ: Directory of Open Access Journals) · United States
本稿は、庭(花壇・菜園・前庭・裏庭・市民農園・広場など)を街路景観の構造要素として捉える理論的枠組みを提示し、ニューヨーク・ウィリアムズバーグの事例研究を論じている。この事例は、ルーヴェン大学建築学部が進める国際プロジェクト「Streetscape Territories Research Project」の一環で、ニューヨーク、バルセロナ、ヘント、ブリュッセル、ハバナ、アディスアベバなど複数都市の街路景観を比較対象とする。街路景観を建物のファサードだけでなく、庭の塀・柵・芝生帯・並木・未舗装路・駐車用コンクリート版といった「領域の境界」によっても画定される空間として論じ、「現代の街路景観の形成と利用における庭の構造的役割を記述できるか」という研究課題を提起している。個別の実証結果は示されていない。
コミュニティ政策都市農村連携教室の中の魚——教育におけるアクアポニックス活用の実態調査
2016Laura Genello, Jillian P. Fry, J. Adam Frederick, Ximin Li, David C. Love · European Journal of Health and Biology Education · United States
米国でオンライン調査を実施し、アクアポニックス(養殖と水耕栽培を組み合わせた手法)を教育に活用する100件の回答を分析した。回答者の36%は初等・中等学校、53%は大学・カレッジ、11%は職業訓練校に所属していた。回答機関全体で年間推定1万2,320〜5万250人がアクアポニックス教育に参加しており、学校あたりの前年度の設備投資額は1,000〜4,999米ドルが典型で、全学術機関の投資総額は140万〜660万米ドルと推計された。大学やアクアカルチャー教育・研究センターからの継続的な連携、技術支援、研修が必要とされた。
食育コミュニティ都市農業——地域発展のための持続可能な代替策
2016Gabriela Ivonne Pérez Rodríguez, Rafael Delgado Morales, Lydia Guadalupe Bernal Negrete · · Mexico
メキシコ・グアダラハラ都市圏(ZMG)における都市農業(AU)の振興・発展に向けた取り組みの実態と、その成功・失敗事例を把握することを目的とした研究の進捗報告。本稿はグアナフアト州ラハ・バヒオ地域でAUモデルを再現することを目的とする研究の第一段階のみを示すもので、ZMGにおけるAUと都市菜園の現状に関する調査・分析から構成される。内容は3部からなり、第1部は世界・メキシコ・ZMGにおける都市農業の現状(地域発展にとっての意義、各国での展開状況、公共政策とその課題)、第2部はZMGで実施した文献調査と現地調査の内容と結果、第3部はメキシコにおける都市農業の展望と機会領域を扱っている。
コミュニティ政策食料主権・社会正義気候変動コミュニティ主体の修復を通じて都市ガーデンにおける鉛曝露の環境的・社会的要因に取り組む
2016Rosalie M. Sharp · Wellesley College Digital RepositoryWellesley (Wellesley College) · United States
米国ボストンのダドリー地区を対象に、学際的な文献レビューと、同市の都市農業ネットワーク(The Food Projectを含む)関係者へのインタビューを通じて、都市ガーデンにおける鉛曝露の社会的・歴史的背景を分析した。レッドライニング(差別的融資区分)や投資の欠如といった構造的レイシズムの産物が、ダドリーのような低所得の有色人種コミュニティに鉛汚染が残存し続ける社会的・物理的環境を生み出してきたことを示す。代替となる栽培用資材(アメンドメント)は鉛濃度を希釈し、鉛の生物学的利用可能性を低下させ、微粒子の再飛散を抑制することが確認され、The Foodプロジェクトとの協働を通じてこの知見が菜園従事者の行動を鉛曝露低減の方向に変化させた。土壌鉛の生物学的利用可能性に関するこの知見は、安全な土壌・堆肥中の鉛濃度基準といった政策決定にも影響を及ぼす研究群に寄与するとしている。
公平性・立ち退きコミュニティ健康彼らの故郷から私たちへ——リスクを抱える若者への都市園芸を通じた環境・健康リテラシーの構築
2016Tiffany B. Hunter · CORE Scholar (Wright State University) · United States
パイロット研究(ライト州立大学CORE Scholar、2016年)は、イスラエル保健省でのインターンシップ中にアラブ人村落で見た地域菜園・環境教育モデルを、米国オハイオ州デイトンのマイノリティが多く在籍する都市部の学校集団に適用した。2016年7月、既存の都市菜園を持つ地域フードバンクにおいて8週間のカリキュラムを用いて実施されたこのパイロット研究では、都市部の低所得地域に住む参加者はベースライン時点で食習慣が悪く、識字スコアも低かったことが分かったが、プログラムは参加者の周囲の世界に関する学びと理解を高めたと報告されている。
コミュニティ食育健康地域支援型農業(CSA)プログラムは食生活行動と健康アウトカムの変化を促すか——出資者からの新たな知見
2016James E. Allen, Jairus Rossi, Timothy A. Woods, Alison F. Davis · International Journal of Agricultural Sustainability · United States
米国ケンタッキー州レキシントン近郊の中規模CSA(地域支援型農業)3か所の出資者151人を対象とした調査(International Journal of Agricultural Sustainability、2016年)は、これまで主に小規模サンプル(n<25)に依拠していた先行研究のギャップに取り組んだ。CSA参加の前後を問う20対の質問、対応のある両側t検定、社会経済的要因・自己申告の健康状態・CSA加入年数を用いたペア差分の回帰分析により、CSA参加後に食生活行動と健康アウトカムに変化が見られ、加入前に「健康状態が悪い」と回答していた層で最も大きな変化が見られたことが分かった。著者らはこの結果を、CSA参加が出資者の食生活行動・健康アウトカムに与える影響についての初期分析であると位置づけている。
CSA・提携健康コミュニティ食育スキン・アンド・キン
2016CHELSEY CLAMMER · Tikkun · United States
シカゴのある地域コミュニティを舞台にした一人称のエッセイ。安全な歩道や賑わうコミュニティガーデン、レインボーフラッグが掲げられたアパートの中庭のある近隣を、著者が自らが受けた性暴力被害とその後の自傷行為、コミュニティによる支え合いを通じて描いた回想的な文章であり、都市農業そのものを主題とした研究記録ではない。
コミュニティモントリオールを耕す——都市における市民と機関による都市農業統合の小史
2016Vikram Bhatt, Leila Marie Farah · Urban Agriculture & Regional Food Systems · Canada
カナダ・モントリオールにおける都市農業の展開を、市民の組織的行動、コミュニティ団体や公的機関の関与という観点から検証する。モントリオールの都市農業活動は1970年代初頭に始まり、1973年のオイルショック後に勢いを増した。論文は3部構成で、第1部はコミュニティガーデンの歴史、第2部は著者らが開発・実施したモントリオール発のパイロットプロジェクト、第3部は2012年に市の条例を用いて実施された市民運動と、それを契機に発足した「モントリオール都市農業共同体作業委員会」の成立過程を扱う。
コミュニティ政策空き地から菜園区画へ——チュラビスタにおける都市農業
2016Jennifer E Gutierrez · USF Scholarship Repository (University of San Francisco) · United States
米カリフォルニア州チュラビスタ市を対象に、都市および郊外の性格を併せ持つ同市の都市構造へ農業をどう組み込めるかを検討した計画提案プロジェクト。同市の歴史・現状・人口動態を概観し、既存の都市農業政策を他のカリフォルニア州内都市と比較したうえで、評価基準を設定し市内2か所の対照的な立地に適用した。都市農業を都市・郊外双方の環境に統合する方法を示し、既存政策の改善指針とすることを目的としている。実施結果や効果測定のデータは示されていない。
コミュニティ政策