研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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学校菜園と中学生向け栄養教育の相関
2021Loren Alcorn · Proceedings of Student Research and Creative Inquiry Day · United States
米国の中学生を対象に、学校菜園の設置と栄養教育との相関について論じた学生研究発表(2021年)。学校給食に依存する生徒が多い中、給食が満たすべき基準はあっても実際に生徒の益になっているかを問い、学校菜園の導入により生徒が自ら食物を育てる方法を学び、新しい食材に触れ、食品が心身に与える影響をインタラクティブに学べるとし、菜園で育てた食材を給食に組み込む可能性を論じる。果物・野菜へのアクセス増加が摂取量を増やすとの既存の知見、給食からの食品廃棄が多いという既存の知見を引用し、栄養教育と学校菜園を通じた新しい食材への接触により、こうした廃棄を減らせる可能性があるとしている。この発表自体は、独自の測定データによって学校菜園と栄養教育の相関を直接検証したものではない。
食育健康コミュニティパルマス市(トカンチンス州)のコミュニティガーデンで栽培されたアロエベラの乾燥葉皮と凍結乾燥ゲルの化学組成・フィトケミカルおよび重金属分析
2021Gabriela Eustáquio Lacerda, Julliany Lopes Dias, Guilherme Nobre Lima do Nascimento, Ilsamar Mendes Soares · Revista Brasileira de Plantas Medicinais · Brazil
ブラジル・トカンチンス州パルマス市のコミュニティガーデンで栽培されたアロエベラ(Aloe vera)を対象に、乾燥させた葉皮と凍結乾燥したゲルの化学組成・フィトケミカル組成・重金属含有量を分析した。水分含量は7.06〜10.62%、灰分は13.62〜32.63%、粗タンパク質は5.58〜7.47%、脂質は0.58〜2.04%、粗繊維は16.22〜16.49%であった。フィトケミカル分析では没食子酸、カテキン、ガロカテキン、エラグ酸、ナリンギン、ミリセチン、ケルセチン、ケンペロールが検出された。分析した試料からは重金属は検出されなかった。季節変動がこれらの成分含有量に与える影響についてはさらなる研究が必要とされている。
健康コミュニティ有機資源循環幾何学的菜園づくりにおける数学的モデリング——可能性と課題
2021Elisângela Brauner, Maria Cecília Pereira Santarosa, Cecília Elenir dos Santos Rocha · Revista Eletrônica de Educação Matemática · Brazil
ブラジルの教育実習プログラム「Residência Pedagógica」数学コースの一環として、基礎教育の学校現場でコミュニティ菜園を用い、角度と多角形の数学概念を探究・理解させる実践介入を分析した論文。段階的に複雑さを高めるモデリングの手法を軸に指導が進められ、菜園の設置場所の確保、測定に関する既有知識、問題解決のためのパターン認識といった課題が明らかになった。学校環境で多様な実践を展開することが数学学習を促進し広げると結論づけている。
食育コミュニティ基礎医療における健康促進の場——パライバ州立大学歯学部学生の経験
2021Lilian Nadja Silva Brito, Renally Cristine Cardoso Lucas, Fernanda Ferreira de Andrade, Ygor Alexandre Beserra Sousa, Rilva Suely de Castro Cardoso Lucas, Renata Rocha Cardoso Madruga, Gabriella Barreto Soares · Revista da ABENO · Brazil
ブラジル・パライバ州立大学歯学部の学生グループが、カンピナグランデ市の家族保健ユニット(USF)アルジェミーロ・デ・フィゲイレド校において、2018年後半に文化・芸術と統一保健システム(SUS)の出会いを促す「健康促進の場」を形成した経験を報告した論文。この場は、「命をもたらすグラフィティ」と題した体験活動と、当該USFにおけるコミュニティ菜園の建設過程を通じて作られた。これらの活動は学生・地域住民・保健チーム・地域社会資源の強い相互作用を特徴とし、保健チームと住民の結びつきを強化した。基礎医療における歯学生の存在の重要性が観察され、歯科医の基礎医療での役割が口腔保健の提供にとどまらないことが認識された。
コミュニティ食育健康パルマス市中心部の都市農業は慣行型か、アグロエコロジー型か——トカンチンス州の事例
2021Alessandra Polastrini, Cláudia Regina de Sousa e Silva, João Aparecido Bazzoli · Informe GEPEC · Brazil
ブラジル・トカンチンス州パルマス市中心部の都市コミュニティガーデンが慣行農法とアグロエコロジー農法のいずれに該当するかを、4カ所の菜園(1006、1106、1206、1306南街区)を対象に、菜園従事者42人への質問票調査と、「都市菜園」プログラム関係者2人への聞き取りにより検討した。登録されている菜園従事者数と実際に作業している人数の間に不整合がみられ、従事者の多くは低所得・低学歴の女性であった。アグロエコロジー生産と両立しない資材の使用が確認された一方、アグロエコロジーに基づく管理技術の取り入れも見られ、慣行型からの移行過程にあることがうかがえた。監督や技術支援は存在するものの、従事者への十分な指導や消費者への製品品質保証には不十分な規模にとどまっていた。
コミュニティ有機資源循環政策ブラジル・ジョアン・ペソア市とナタル市における農村的実践の持続と変容——都市空間の中の「農村の島」
2021Doralice Sátyro Maia, Miriam Hermi Zaar · · Brazil
現地観察、写真記録、質問票調査、非公式な聞き取りに加え、先行研究や行政データを用い、ブラジル北東部沿岸の2都市、ジョアン・ペソア市における小規模酪農(vacarias)とナタル市における農業実践という、都市に区分される空間の中に残存する農村的実践を分析した。これらを不動産投機や都市化圧力に抗する「農村の島」として描写し、こうした混成的な空間において都市と農村の属性をより的確に見分けるための新たな方法論の必要性を論じている。
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インディアン・クリーク自然センター、シュガーグローブ・ファームでのCSA——アイオワ州における持続可能な農業に向けて
2021Erin Anzalone · Digital Commons - USU (Utah State University) · United States
本稿は、米国アイオワ州リン郡のインディアン・クリーク自然センター(ICNC)内にあるシュガーグローブ・ファームで計画された、補助金付きCSA(地域支援型農業)プログラムの構想を示すものである。アグロエコロジーと修復的農業の手法により食用作物を栽培し、低所得世帯が入手しやすい価格で新鮮な農産物を提供することを目指す。プログラムのロジスティクスと導入の理由を説明しており、論文によれば2018年の開始が予定されていた。成果については報告されていない。
CSA・提携有機資源循環食料主権・社会正義経済学校・コミュニティガーデンにおけるポリネーター・センサス——ジョージア州のパイロットプロジェクト
2021Becky Griffin, S. K. Braman · Journal of Entomological Science · United States
2017年と2018年、米国ジョージア州21郡36カ所のガーデナーがボランティアとして「ジョージア・ポリネーター・センサス」パイロットプロジェクトに参加し、昆虫の識別訓練を受けたうえで、9〜10月にキク科植物1種と参加者が選んだ別の植物種(計28分類群が選ばれた)で昆虫のカウントを行った。マルハナバチ・ミツバチ・スズメバチ類は農村部でより多く観察され、クマバチ・ハエ類・その他の昆虫は都市部でより多く観察された。参加者の昆虫学への関心と知識も向上し、このパイロット調査の結果は、より大規模な州全体調査の基準を精緻化するために用いられた。
食育送粉者・ミツバチコミュニティ生物多様性フォトボイス調査:補助金付きCSAプログラムが参加者の健康に与える影響
2021Allea Martin, Amy Coplen, Lauren Lubowicki, Betty T. Izumi · Health Education & Behavior · United States
米国の低所得世帯向けに生鮮食品の入手コストという障壁を下げるために設計された補助金付きCSA「CSA Partnerships for Health」プログラムについて、フォトボイス法による調査を行った。参加者28人が2〜4週間かけてプログラムに関する写真を撮影し、その一部をフォーカスグループで議論した。参加者は、プログラムが自身の身体的・社会的健康への好ましい変化を後押しし、新しい食品・調理法・農業について学ぶ助けになったと語った。こうした自己申告に基づく質的な結果から、著者らは調理教育を組み合わせた低価格CSA会員制度が、新しい食品を試す力・スキル構築・健康アウトカムの改善を支えうると述べている。
コミュニティCSA・提携健康福祉クラチバ市タトゥクアラ地区における都市農業と生活・景観の変容
2021Valéria Borges Yonegura, Henrique Manoel da Silva · Confins · Brazil
ブラジル・クラチバ市タトゥクアラ地区とその周辺で、2017年から2018年にかけて文献調査、歴史地理学的分析、および菜園従事者(horteiros)への聞き取り調査を実施した。都市農園の存在は地域の生活、景観、治安の改善、および場所への愛着(トポフィリア)の醸成に寄与したことが確認された。一方で、この実践はシティ・マーケティングに利用されているにもかかわらず、電力会社との協定終了の可能性と不動産市場からの圧力により、継続が脅かされている状態にある。
事業採算・継続性コミュニティ政策経済コミュニティが運営する場の社会的組織化——バンクーバーにおけるコミュニティガーデンと犯罪の分析(2005〜2015年)
2021Yasmin Koop‐Monteiro · Canadian Journal of Criminology and Criminal Justice/La Revue canadienne de criminologie et de justice pénale · Canada
カナダ・バンクーバーで2005年から2015年までの地区国勢調査データを用い、新設コミュニティガーデンおよび世帯収入中央値、人口規模、持ち家率、民族的多様性が財産犯罪に与える影響をマルチレベルモデリングで分析した。世帯収入中央値、人口規模、新設コミュニティガーデンはいずれも犯罪発生数に有意な負の効果を示し、ガーデンを1か所追加すると地区の犯罪はおよそ49件減少し、人口が1,000人増えると48件、世帯収入中央値が1,000カナダドル上がると34件、それぞれ犯罪が減少するという結果が得られた。
コミュニティ政策都市・周辺都市農業の科学研究で用いられた研究方法
2021Rafael Caetano de Lima e Silva, Ricardo Dagnino, Leonardo Nunes de Lima, Rejane Margarete Schaefer Kalsing · MoExP - Mostra de Ensino, Extensão e Pesquisa do Campus Osório · Brazil
ブラジル・リオグランデドスル連邦大学(UFRGS)のデジタルリポジトリ「LUME」に収録された都市農業・周辺都市農業関連の学術成果を対象に、用いられた研究方法を調査した文献調査。論文2本、修士論文5本、博士論文2本、卒業研究5本の計14件を選定し、Briceño-LeónおよびCreswellの混合研究法の分類枠組みを用いて分析した結果、14件中5件が混合研究法、8件が質的研究法単独、1件が量的研究法単独を採用していた。都市・周辺都市農業研究の方法論は質的および混合法が中心であることが確認された。
政策アリゾナ州北中部の小規模生産者による持続可能な食料生産へのレジリエント再生型農業実践の導入
2021Isaac Kwadwo Mpanga, Ursula K. Schuch, Jeff Schalau · Current Research in Environmental Sustainability · United States
米国アリゾナ州北中部の小規模生産者を対象に、土地利用と営農実践、および持続可能な食料生産におけるレジリエンスを調査した研究。アリゾナ州では人口増加と気候の極端化による農地転用圧力の高まりを背景に、1997年から2017年にかけて平均農場規模が57%減少する一方で農場数は127%増加しており、10エーカー未満の小規模家族農場が州の農業者人口の50%を占める。調査の結果、対象農場の52%が家族経営で、カバークロッピング(27%)、堆肥利用(26%)、輪作(23%)、動物・緑肥(22%)、不耕起(21%)、低耕起(18%)といった再生型・持続的実践が優勢で、集約耕起(5%)や化学肥料(13%)への依存は低かった。害虫・雑草・病害対策では95%が生物的・文化的・機械的手法を用い、化学合成農薬の利用は5%にとどまった。灌漑では78%が点滴・地下灌漑・スプリンクラーなど節水型手法を用い、11%は開放型湛水灌漑を使用していた。
コミュニティ気候変動経済有機資源循環学校菜園:ブラジル・サンミゲル・ドス・カンポス市農村部の学校における環境教育・健康的な食の実践
2021Laryssa Roberta Alves Farias, Sanádia Gama dos Santos · Revista Interseção · Brazil
ブラジル・アラゴアス州アラパラカ市の農村地域にある学校で、「Mais Educação(さらなる教育)」プログラム(2018~2019年)の一環として実施された学校菜園プロジェクトを対象とした質的事例研究。学校敷地内の未使用スペースを活用した有機菜園を通じて、良質な食事と環境教育の実践を促すことを目的とした。結果は、給食用野菜栽培を通じた教育的・環境的活動の展開を示し、良質な栄養、健康、生徒の生活の質の向上に焦点が当てられていたと報告している。
食育コミュニティ健康なぜ我々はこれをやっているのか——財団の報告要件という悲劇
2021Kevin Bolduc · The Center for Effective Philanthropy (CEP) · United States
米国の助成評価機関CEPが2021年11月10日に公開したブログ記事。助成先は一般的な助成1件あたり年およそ8時間、助成期間全体では30時間超を報告書作成に費やしているが、提出した報告について資金提供者と議論できた助成先は約6割にとどまる。コロナ禍では約7割の非営利団体が資金提供者から報告要件の緩和や取り消しを受けたと答えており、著者は、財団が提出物に真剣に向き合い助成先と対話するのでなければ、報告要件は廃止するか大幅に減らすべきだと論じている。
制度・ガバナンスの不全経済政策コミュニティ共同炊事場(オジャ・コムン)の菜園:食料安全保障と環境の鍵
2021Beatriz Salazar · CEPES (Centro Peruano de Estudios Sociales) · Peru
リマ都市圏の共同炊事場(オジャ・コムン)が営む菜園(ビオウエルト)を、2012年制定の条例1629号を法的裏付けとして10年来続けてきた取り組みとして紹介する記事。具体的な菜園数・参加人数は示されないが、12地区での実施例を挙げ、こうした都市農業の取り組みを地方気候変動計画や食料非常事態法の予算措置に組み込むべきだと結論づける。
食料主権・社会正義コミュニティ政策気候変動女性たちの共同作業がペルーでゴミ捨て場をエコロジカルな菜園に変える
2021Mariela Jara · IPS Agencia de Noticias (Inter Press Service) · Peru
IPSニュースは2021年10月12日、ペルー・リマ首都圏ビジャ・エル・サルバドル区(セクター2グループ21、リマ中心部から南へ25キロ)にある1,400平方メートルの菜園「ビオウエルト・アイユ21」を取材した記事を配信した。2018年に始まった同菜園は6メートル区画の畑40区画からなり、生産・研修・育苗・収穫・収穫後処理・販売の各エリアを備える。運営する12家族はいずれも高齢の女性移住者で、週平均2日活動し、フダンソウ・ラディッシュ・ブロッコリー・セロリ・トマト・ビート・バジル・ホウレンソウ・レタスなどを栽培し主に自家消費に充てている。
コミュニティ高齢者福祉食育ベロオリゾンテ(ミナスジェライス州):都市農業とアグロエコロジーを刷新し続けた30年
2021Eduardo Sá · Articulação Nacional de Agroecologia (ANA) · Brazil
ベロオリゾンテ市における都市農業・アグロエコロジー政策の30年間の歩みを振り返る記事。1993年の市食料農業政策局(SMAB)設立を起点に、2004年のAmau設立、2018年からのSPG-RMBH(有機認証の参加型保証システム)構築などを経て制度化が進んだ経緯を紹介。2019年には食料銀行が387,905トンの食品を扱い、学校給食で8,470万食を提供したと述べている。
政策コミュニティ福祉ザンビアにおける都市農業が世帯収入に与える影響:経済分析
2020Mupeta M., Kuntashula E., Kalinda T. · Asian Journal of Agriculture and Rural Development · Zambia (Kitwe, Lusaka)
キトウェとルサカの2,682世帯の2007/2008年都市消費・支出データを用い、傾向スコアマッチング法により都市農業の経済的影響を分析した。都市農業を実践する世帯の収入は13.7〜19.1%増加し、統計的に有意な正の効果が確認された。都市農業が家計収入向上に寄与する有効な手段であることが示された。
経済コミュニティ政策堆肥を基盤とした都市農業における養分回収効率と損失の定量化
2020Shrestha P., Small G.E., Kay A. · PLOS ONE, 15(4):e0230996 · United States
都市菜園での堆肥施用による養分の回収効率と損失を実測・定量化した研究。堆肥はしばしば作物の必要量を大きく超えるリンを供給し、余剰リンが流出して水環境に負荷を与えうることを示した。生ごみを堆肥化して都市農業に還す物質循環を、養分管理まで含めて持続可能に設計する必要性を提起している。
コンポスト有機資源循環食品ロス経済場所を耕す:都市開発とシアトルのPパッチ・コミュニティガーデンの制度化
2020Charlotte Glennie · City & Community · United States (Seattle)
本研究は、公有地にほぼ恒久的な地位を確保したシアトルのPパッチ・コミュニティガーデン・プログラムの文書分析と支持者への聞き取りを通じ、文化が都市の政治・経済過程をどう形づくるかを検討している。支持者は文化資本とシアトルの法・政策的基盤を活用してガーデンを都市計画の中に制度化した一方、持続可能性を象徴するアメニティとしてジェントリフィケーションにも寄与しており、公平性には意図的な配慮が必要だと論じている。
コミュニティ政策経済都市の移行期におけるガーデニング——ハリケーン・カトリーナ後のニューオーリンズにおける起業的耕作の出現
2020Yuki Kato · City & Community · United States (New Orleans)
本研究は、ハリケーン・カトリーナ後の10年間におけるニューオーリンズの都市耕作(アーバン・カルティベーション)の展開を、起業的なプロジェクトに着目して検討している。生産者への詳細なインタビューを歴史的文脈に位置づけた結果、都市が復興から再開発へと移行するにつれて耕作の主な動機が社会的使命から経済的利益へと変化したこと、そして社会的動機と経済的動機の区別は容易には引けないことを明らかにした。
経済コミュニティ政策ミシガン州ランシングの都市農業システムのレジリエンス特性:地域食料システムにおける支援アクターの重要性
2020Caitlin K. Kirby, Lissy Goralnik, Jennifer Hodbod, Zach Piso, Julie C. Libarkin · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (Lansing)
米国中西部のミシガン州ランシングの都市農業システムについて、人口統計・農場特性・動機・障壁・レジリエンス指標を調査した記述的相関研究(回答n=92)。非営利団体・大学普及・自治体などの支援アクターは社会的・環境的正義に最も強く動機づけられ、コミュニティ形成や社会・環境正義への動機が複数のレジリエンス指標と有意に相関していた。
コミュニティ政策シカゴの都市菜園・農園における土壌の健全性の化学的・生物学的指標
2020Carmen M. Ugarte, John R. Taylor · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (Chicago)
本研究は、シカゴの都市から都市近郊にかけての21か所(個人の家庭菜園、コミュニティガーデン、機関農園、民間都市農園)で、土壌の健全性に関する化学的・生物学的指標を評価した。土壌肥沃度や線虫の栄養構成・食物網指標、および鉛・ヒ素・亜鉛の濃度を測定し、線虫群集は管理規模によって異なり土壌有機物やpHの影響を受けると示唆された。鉛・ヒ素・亜鉛は懸念水準を下回り、土壌肥沃度は特にコミュニティガーデンや都市農園で管理により有意に向上した。
コンポスト生物多様性コミュニティ公正なコミュニティガーデニング調査票の開発と妥当性検証:コミュニティガーデン参加がもたらす社会的・食生活的成果の測定尺度
2020Kate G. Burt, Kathleen Delgado · Electronic Green Journal · United States (New York)
本研究は、コミュニティガーデン参加がもたらす社会的・食生活的成果を食料システムの公正性の観点から測定する調査票を開発・妥当性検証し、ニューヨーク市のコミュニティガーデナー(n=38)で試験した。完成した25項目の「公正なコミュニティガーデニング調査票」は高い再検査信頼性と内的整合性を示し、社会的結束、集合的効力感、食事摂取、食料アクセスなどの領域を含み、これまで測定されてこなかった食の公正の側面を組み込んでいる。
コミュニティ健康政策