研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
4434 件(137 / 178)
ウガンダ・カンパラ近郊都市における集約的養豚の生産性、管理慣行、課題の分析
2015Emmanuel Okello, Emmanuel Emmanuel, Amonya, Collins, Okwee Acai, James, Erume, K.S. Joseph, Gejihu De, Henri · International Journal of Livestock Production · Uganda
ウガンダの首都カンパラ近郊都市部において、意図的に選定した母豚332頭・肥育豚521頭を対象に、集約的養豚の生産性、生産性に影響する要因、業界の課題を評価した研究。農家への質問票調査、キーインフォーマントへの聞き取り、関係者によるフォーカスグループ討議を通じて管理慣行に関する情報を収集した結果、多くの農場で管理水準はおおむね良好だったが、育種慣行はどの農場でも一様に不安定で、異なる品種が無計画に交配されており、繁殖・生産性の両パラメータが最適水準を下回っていた。分析では、品種が成長性(p<0.001)と産子数(p<0.005)に有意な影響を及ぼし、給餌が産子数(p<0.001)、離乳頭数(p<0.01)、体重対日齢比(p<0.05)、離乳から交配までの間隔(p<0.05)に有意な影響を及ぼすことが示された。主な制約要因として飼料費の高さ、疾病、住宅開発との土地競合が挙げられ、農場間で成績指標に大きなばらつきがあり、生産性向上の余地が大きいことが示された。飼育環境・育種慣行・給餌・防疫対策の改善が推奨されている。
経済コミュニティ健康コミュニティの暴力を減らす手段としての運動・園芸プログラム
2015Julie A. Jacob · JAMA · Global
JAMA誌の医療ニュース・展望記事で、住民が身体活動や都市園芸に参加できる安全な共有空間を作ることでコミュニティの暴力を軽減しようとする複数の公衆衛生イニシアチブを紹介している。
健康コミュニティ公共組織による「グリーンプロジェクト」評価のためのツールとしての定性的リスク分析の適用
2015Maurizio Lanfranchi, Carlo Giannetto, Angelina De Pascale, Remus Ion Hornoiu · RePEc: Research Papers in Economics · Global
都市・周辺都市農業を持続可能な地域開発モデルとする複数の公共プロジェクトを対象に、定性的リスク分析(Qualitative Risk Analysis)の適用可能性を検証した。定性的リスク分析と公共セクターの意思決定におけるステークホルダー関与に関する文献レビューの後、地方公共行政が進める都市・周辺都市農業をテーマとした複数のプロジェクトの評価を行い、定義されたリスクカテゴリーに応じてプロジェクトを分類し、確率・影響度マトリクスを用いて図示した。マトリクスは、プロジェクトごとにデータのスコアと順位が大きく異なることを示した。この結果から、持続可能なマーケティングという概念に基づくマーケティング政策の成否は、分析対象となる地域の特性だけでなく、各プロジェクトに関連する「リスクの度合い」にも左右されることが示唆された。研究は、限られた資源で複数のプロジェクトを扱う公共組織が、リスクの度合いを基準としてプロジェクトを評価・優先順位付けする際の指針となりうるとしている。
政策経済コロンビア協同大学ボゴタ校におけるアグロエコロジーと意識的消費
2015Daniel Augusto Hernández Penagos, María Camila Mateus Jaime, Nilton Arley Parra Peña · · Colombia (Bogotá)
コロンビア・ボゴタ市のコロンビア協同大学で実施された「アグロエコロジーと意識的消費」プロジェクトに関する報告。都市農業の実践をアグロエコロジー的アプローチと結び付け、コロンビアの農業問題と消費意識・食料安全保障について大学コミュニティに省察を促すことを目的とした。参加型アクションリサーチの手法を用い、対話と現地活動を通じて概念の啓発と知識の構築を行い、最終的にアンケートと管理指標を用いた統計的測定によって介入プロセス全体の結果を評価した。
食育コミュニティ政策ボゴタの都市農業で栽培された一般的なフダンソウ(Beta vulgaris L.)の鉛含有量
2015Daniel Andrés Vega Castro, Ángela Patricia Salamanca Rivera · Luna Azul · Colombia (Bogotá)
コロンビア・ボゴタ市内(北緯4度42分39.6秒、西経74度5分46.6秒)、市内の主要幹線道路2本から500メートル以内の地点に設けた菜園で、都市農業の枠組みで栽培したフダンソウ(Beta vulgaris L.、アセルガ)の鉛含有量を測定した研究。播種前に、汚染源となりうる耕作土壌と灌漑用水の鉛含有量を予備診断として分析した。栽培作業は手作業で行われ、バイアスを避けるため施肥や病害虫防除資材は一切使用しなかった。収穫時に栽培した全個体の10%を無作為抽出し、AOAC公式法968.08に基づく原子吸光分光法で分析した結果、鉛は0ppmだった。この結果に基づき著者らは、植物組織から鉛が検出されなかったことから、都市農業による生産は栄養摂取の面だけでなく食品の品質・安全性の面でも食料安全保障を促進しうる選択肢だと結論づけている。
汚染・食品安全健康ミラノ都市食料政策協定
2015Municipality of Milan · Milan Urban Food Policy Pact · Global
ミラノ都市食料政策協定(MUFPP)は2015年にミラノ市が発足させた自治体間の食料政策協定で、持続可能・包摂的・レジリエントで多様な食システムの構築を掲げる。公式サイトによれば、330の都市が署名し、対象人口は約5億5000万人に及ぶとされる。
政策コミュニティ気候変動論文は毎週増えています
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インパクトボンドの可能性と限界——世界における最初の5年の経験から
2015Emily Gustafsson-Wright, Sophie Gardiner, Vidya Putcha · Brookings Institution · Global
2015年7月9日公開のブルッキングス研究所の報告。2015年3月1日時点で存在した38件のインパクトボンド案件を対象に、その可能性と制約を検討している(7月までにさらに6件が契約された)。インパクトボンドの構造の定義、既存案件の一覧、政策枠組み、関係者それぞれの動機、そして「インパクトボンドはこういう効果がある」と語られてきた主張の検証を扱う。著者らは「慎重な楽観」を表明しつつ、この分野がまだ黎明期にあるとして、透明性の向上と研究の継続が必要だと結論づけている。
方法論への批判政策経済経済振興公社CONQUITO定款
2015Corporación de Promoción Económica CONQUITO · CONQUITO · Ecuador
CONQUITO(キト都市圏経済振興公社)の定款。第1条で私法上の非営利法人格を定め、第28条で理事会(Directorio)を7名の理事(うち市長または代理人と小規模産業会議所会長は常任)で構成すると規定し、第35条で理事会・総会の議長職をキト都市圏市長またはその常任代理人が務めると定める。2015年3月13日の通常総会で承認された。
政策経済コミュニティ都市・都市近郊アグロエコロジー農業プログラムの指針を制定(ボゴタ協定605号、2015年)
2015Secretaría Distrital de Ambiente de Bogotá · Observatorio Ambiental de Bogotá · Colombia
ボゴタ環境観測所(Observatorio Ambiental de Bogotá)は2015年9月11日、ボゴタ市が協定605号(Acuerdo 605 de 2015)により都市・都市近郊アグロエコロジー農業プログラムを低コストかつ持続的な形で制度化する指針を定めたと報じた。同プログラムは垂直農法・バイオインテンシブ農法・浮遊根・高床栽培・農業リサイクル・家族農業・生物系肥料・生物的防除の8手法を含み、ボゴタ環境庁がホセ・セレスティノ・ムティス植物園や社会統合・経済開発・政府・保健の各局と連携して調整すると説明されている。
政策近郊農業有機資源循環食料主権・社会正義アグリフードシステムの持続可能性評価手法:スローフード・プレシディオ事業への適用
2014Peano C., Migliorini P., Sottile F. · Ecology and Society · Global
スローフードの「良い・きれい・正しい」を5つの基準に翻訳し、経済・生態・社会・文化・品質を含む指標型の持続可能性評価手法を開発、プレシディオ事業に適用してその効果を示す。
固定種・在来種政策経済生物多様性主人の道具を作り変える:オープンソース・シード・イニシアティブと種子主権をめぐる闘い
2014Kloppenburg J. · The Journal of Peasant Studies · Global
食料主権は種子主権を不可欠に含むと論じ、知的財産権による種子の囲い込みに対抗するオープンソース・シード・イニシアティブの法的手法と課題を検討する。
固定種・在来種政策生物多様性コミュニティ世界の食料供給における均質化の進行と食料安全保障への影響
2014Khoury C.K., Bjorkman A.D., Dempewolf H., Ramirez-Villegas J., Guarino L., Struik P.C. · Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) · Global
過去50年で各国の食事が平均36%均質化し、少数の主要作物への依存が強まったことを示し、食料安全保障と作物多様性への影響を論じる。
固定種・在来種生物多様性健康食育食料・農業のための植物遺伝資源に関する遺伝子銀行基準
2014Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) · FAO, Commission on Genetic Resources for Food and Agriculture · Global
種子・栄養繁殖・組織培養・圃場保存を含む遺伝子銀行による植物遺伝資源の保全管理に関する改訂版の国際技術基準を示す。
固定種・在来種政策生物多様性未来の都市農業:建築物内・上での食料生産の持続可能性の概観
2014Specht K., Siebert R., Hartmann I., Freisinger U. B., Sawicka M., Werner A., Thomaier S., Henckel D., Walk H., Dierich A. · Agriculture and Human Values 31(1):33-51 · Global
屋上温室・屋内農場など建物統合型農業(ZFarming)の持続可能性を分析。資源循環や食料安全保障など、商業展開の便益と限界を整理した基礎的研究。
経済コミュニティ生息地の連結性が都市の節足動物群集を形づくる:屋上緑化の鍵となる役割
2014Braaker S., Ghazoul J., Obrist M.K., Moretti M. · Ecology, 95(4):1010-1021 · Switzerland (Zurich)
チューリッヒで屋上緑化と地上の緑地に生息するオサムシ・クモ・ゾウムシ・ハチを採集し、群集構成を比較した研究。局所環境・微気候・連結性のうち、屋上緑化どうし・地上緑地との「連結性(つながり)」が種構成を強く規定することを示し、屋上緑化が都市の生態ネットワークの飛び石として周辺生態系の生物多様性を支えうることを実証した。屋上緑化の配置・連結を意識した都市設計の重要性を示す代表的研究。
生物多様性送粉者・ミツバチ持続可能な食料システム:新たなパラダイムの構築
2014Marsden, T., Morley, A. (eds.) · Routledge / Earthscan (ISBN 9780415639545) · Global
都市農村ネクサスを含む持続可能な食料システム構築の総合理論書。農村-都市接触面での食料実践・土地アクセス・農業起業家精神を論じる章を含む。
政策ダブリンにおける市民農園への投資動機:社会学的分析
2014Kettle P. · Irish Journal of Sociology · Ireland (Dublin)
ダブリンにおける市民農園への参加動機を社会学的に分析した研究。伝統的に高齢男性や低所得層に結びつけられていた市民農園が、近年では若年層、中産階級、女性へと参加者層が大きくシフトしていることを明らかにした。都市農業の社会的・文化的な側面に焦点を当てながら、農園が都市住民のアイデンティティ形成や社会的つながりに与える影響を論じている。
コミュニティ健康経済アルゼンチン・ロサリオ市都市農業プログラム(PAU)
2014Lattuca A.L., Terrile R.H., Sadagorsky C. · Hábitat y Sociedad · Argentina (Rosario)
2002年の経済危機後にロサリオ市が開始した都市農業プログラム(PAU)の内容と成果を報告した論文である。食料安全保障の確保と脆弱層の就労支援を目的に、空き地を活用した参加型農業プロジェクトが800件以上に拡大し、65%が女性農業者によって運営されるまでに成長した経緯を詳述している。同プログラムはアルゼンチンおよびブラジルの他都市への移転事例としても評価されている。
コミュニティ政策食育福祉都市レジリエンスの構築:ダカールにおける都市・都市近郊農業の評価
2014Padgham J., Jabbour J. · United Nations Environment Programme (UNEP) · Senegal (Dakar)
本報告書は、2012年に実施されたダカール市の都市・都市近郊農業(UPA)に関する知識評価の成果をまとめたUNEP刊行物である。都市化の進展と気候リスクの増大という観点からUPAの現状を分析し、農地の縮小、水・土壌の質の低下、地方・国家政府間の役割分担の不明確さ、農家の信用アクセス不足といった構造的課題を特定した。都市農業は市民の新鮮野菜供給に不可欠な役割を担うものの、体系的な政策支援なくしては持続が困難であると結論付けている。
政策経済コミュニティ健康実際の家庭コンポストからの温室効果ガス排出
2014Ermolaev E., Sundberg C., Pell M., Jönsson H. · Bioresource Technology · Sweden
スウェーデンの実運用中の家庭コンポストからCH4・N2O・NH3の排出を測定し、排出に影響する要因を検討した。メタン排出は大規模系より低く、温度と撹拌で増加した。
DIY・自作コンポストコミュニティ・シードバンクの多面的な機能とサービス
2014· Resources · Global
世界各地のコミュニティ・シードバンクを対象に、種子の保全・交換・共有が果たす多面的な機能とサービスを整理・分類したレビュー。
固定種・在来種生物多様性コミュニティ低・中所得国における都市農業プログラムの食料安全保障への影響とは:系統的レビュー
2014Korth M., Stewart R., Langer L. · Environmental Evidence · Global
8,142件をスクリーニングし198本の全文を審査したが、都市農業が食料安全保障を改善することを厳密に立証した研究は1本も選定基準を満たさなかった。都市農業が食料安全保障を高めるという主張を支持も反証もできる実証的証拠は得られなかったと結論した。
福祉政策都市農業:都市の野菜需要を満たすための空間制約に関する世界的分析
2014Martellozzo F., Landry J., Plouffe D., Seufert V., Rowhani P., Ramankutty N. · Environmental Research Letters · Global
都市住民の野菜消費を都市内生産で賄うには、既存の都市面積の約3分の1を農地に転用する必要があると世界規模で試算した。多くの国では都市内の空間制約が厳しく、都市農業だけで需要を満たすのは非現実的であることを示した。
政策経済永遠のいちご畑?先進国における都市農業:レビュー
2014Mok H., Williamson V., Grove J., Burry K., Barker S., Hamilton A. · Agronomy for Sustainable Development · Global
先進国の都市農業を包括的にレビューし、食料安全保障や社会的便益への寄与を認めつつも、相当なコスト・資源投入・制約を伴うと指摘した。都市農業が都市の食料供給を担うには重大な障害があることを強調している。
経済政策エンドウにチャンスを?開発途上国における都市農業:レビュー
2014Hamilton A., Burry K., Mok H., Barker S., Grove J., Williamson V. · Agronomy for Sustainable Development · Global
開発途上国の都市農業を世界規模でレビューし、便益とともに実践に伴うコストや障害を整理した。都市農業を食料安全保障の解決策とみなす前に、資源制約や運用上の妨げを直視すべきだと示す。
経済政策