研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
1760 件(5 / 71)
コミュニティ・環境・健康のネクサス——住民主導の気候アクションがもたらす健康の副次的便益
2026Wendelboe-Nelson C., Lyon K., Alex E., Malden S., Williams A. J., Thompson C. W. · International Journal of Environmental Research and Public Health · 英国・スコットランド・エディンバラ
エディンバラの住民主導気候アクション・ネットワーク(ECCAN)とそのGreenLightプログラム(2024〜2025年)が助成した32件の事業を、事後的に分析した研究。事業はエネルギー、交通、食、循環経済、緑地の各分野にまたがり、健康評価の枠組みは設けられていなかった。最終報告書から抽出したデータは直接参加者3,195人分にのぼる。健康は目的ではなかったにもかかわらず、32件中21件(66%)が健康・ウェルビーイングの副次的成果を報告した。自然と直接触れる事業ほど効果が強く、自然接触の多い10件のうち9件が健康上の便益を報告した一方、接触の少ない8件では2件にとどまった。コミュニティ・ガーデンのワークショップ後には、参加者の94%が今後も地域活動に参加したいと答え、76%が精神的ウェルビーイングの改善を報告した。著者らは、住民主導の環境活動が相乗的な健康の副次的便益を生む道筋を説明する枠組みとして「コミュニティ・環境・健康ネクサス(CEHN)」を提案している。
健康コミュニティ気候変動政策コミュニティガーデンと都市の食料安全保障・レジリエンスにおける役割に関する系統的レビュー
2025Huq F.F., Deacon L. · Discover Sustainability (Springer), 6:696 · Global
37研究を対象とした系統的レビューで、コミュニティガーデンが食料アクセス・都市のレジリエンス・コミュニティの幸福に与える影響を整理(研究関心はCOVID-19期にピーク)。不公平なアクセスや政策統合の不足を課題として指摘し、包摂的で学際的な長期計画の必要性を論じた。
コミュニティ食品ロス政策健康経済変わりゆく世界の都市農業:世界的潮流・イノベーション・ガバナンス・持続可能性への道筋のテーマ別レビュー
2025· Frontiers in Sustainable Food Systems · Global
都市農業をめぐる世界的な潮流、イノベーション、ガバナンスの枠組み、持続可能性への道筋を横断的に整理したテーマ別レビュー。市民参加・政策支援・環境面の課題を含め、都市農の現在地と今後の方向性を概観する。
コミュニティ有機資源循環生物多様性政策集合的食料生産としての地域支援型農業と市民農園:社会関係資本が認知便益に及ぼす影響の検討
2025Neumann V., Schmid B., El Benni N., Finger R. · Land Use Policy · Switzerland
スイスの集合的食料生産(CSA・市民農園)参加者500名を対象に、社会関係資本が認知される便益に正の影響を与えることを実証。共同型・連携型都市農業の社会的価値を示す。
コミュニティ経済福祉難民・移民コミュニティにおける都市農業介入:スコーピングレビュー
2025Langerman S., Juarez N., Magan I. M. · Journal of Urban Health 102:857-871 · Global
1990~2024年の42論文を分析し、難民・移民への都市農業介入を幸福・健康・生態・経済・社会の5領域に整理。社会的領域が最多で、帰属意識や文化的食へのアクセス向上に寄与すると示す。
福祉コミュニティ健康薄膜太陽電池と水耕都市農業を統合したモジュール式アグリボルタイクス建築外皮:エネルギー・光・水・構造の多目的最適化によるサーキュラー設計
2025Zhang Y., Chen T., Gasparri E., Lucchi E. · Sustainability (MDPI), 17(2):666 · Australia (Sydney)
太陽光発電と農業を別々の建築システムとして扱う従来手法に対し、薄膜PVと水耕栽培を建築外皮そのものに物理的に統合する新しいモジュール式アグリボルタイクスを提案した研究。エネルギー・光・水・構造を同時に扱う多目的最適化とサーキュラー(循環)設計の枠組みを用い、シドニーを対象に検討。屋上だけでなく壁面・ファサードを含む建物外皮で発電と食料生産を両立させ、ネットゼロ志向の都市建築に向けた空間利用とシステム統合の利点を示した。
経済有機資源循環近郊研究はこの50年で持続可能な都市計画にどう発展したか:定量分析と系統的レビュー
2025Mallick S., Paul S., Rout S., Behera R.N. · Frontiers of Urban and Rural Planning (Springer) · Global
50年間の近郊(peri-urban)研究を計量的に系統分析。都市計画への統合度の高まりと概念定義の多様性を整理し、持続可能な都市計画への近郊農業の貢献を将来方向として提示する。
政策グローバルサウスの近郊土地転換:概念ベクターと理論的視座の再検討
2025Tesfay S.M., Alem G., Ayele D.G. · Land (MDPI) 14(7), 1483 · Global
グローバルサウスの近郊土地転換を理論的に再検討。農業土地利用の変容を資本・ガバナンス・リバイバル(農業回帰)の3ベクターで整理する。
政策植物工場における先端技術:都市園芸の現在と未来の経済・環境便益の探究
2025Yuan X., Hu J., Marcelis L.F.M., Heuvelink E., Peng J., Yang X., Yang Q. · Horticulture Research (Oxford Academic) · Global
植物工場・垂直農場の技術革新による経済・環境効果を体系的に整理。クリーンエネルギー転換で将来の収益性改善を試算し、都市内フードマイルゼロ生産モデルの実現可能性を示す。
都市・近郊農業における技術革新:大都市の持続可能な食料システムへの経路
2025Fei S., Wu R., Liu H., Yang F., Wang N. · Horticulturae (MDPI) 11(2), 212 · Global
大都市の都市・近郊農業における技術革新(IoT・AI・垂直農場・水耕栽培等)を持続可能な食料システムへの経路として体系化。農村農業との技術比較も含む。
社会的イノベーションから制度的ガバナンスへ:YouTube動画分析によるダッカ市の屋上農業の実態解明
2025Ashikuzzaman M., Swapan M.S.H., Zaman A.U., Song Y. · Landscape and Urban Planning · Bangladesh (Dhaka)
187本のYouTube動画を分析し、ダッカ市における屋上農業(URF)実践者の視点と制度的課題を明らかにした。URFは草の根的な運動として拡大しているが、行政的監督は断片的で非統合的であることが示された。混合土地利用地区の農家が最も強い参加動機を示し、政府からの政策指針と情報提供を求めていた。
政策コミュニティバングラデシュ・ダッカの都市住民に普及した家庭菜園の影響
2025Schreinemachers P., Kumar S.S., Uddin M.N. · Food Security · Bangladesh (Dhaka)
ダッカ首都圏の4市区の都市住民254世帯(対照群)と425世帯(介入群)のパネルデータを用いて、家庭菜園プログラムの影響を評価した。参加者の85%は女性であり、野菜生産・消費・栄養改善に関して有意な効果が確認された。本研究は都市家庭菜園介入の政策的有効性を示した。
健康食育経済都市農業:マレーシアにおける水耕栽培と垂直農業の課題
2025Yapp E.H.T., Jamil N., Lee L.S.G., Chooi Y.T., Chen C.O. · Cogent Food & Agriculture, Vol. 11, Article 2448601 · Malaysia (Penang, Johor, Sabah)
ペナン・ジョホール・サバの3州で水耕栽培・垂直農場を営む都市農業者を対象に半構造化インタビューを実施し、政府規制・市場変動・資金制約・運営上の限界・環境要因の5つの課題カテゴリーを特定した。補助金や価格規制などの保護措置が存在するにもかかわらず、農業者は依然として多くの構造的障壁に直面していることが明らかになった。定性的探索研究として、マレーシアの都市農業政策の実効性に疑問を呈している。
政策経済災害後の食料安全保障のための都市農業:コミュニティガーデンの貢献の定量化
2025Liu Y., Chanse V., Chicca F. · Urban Science (MDPI), Vol. 9, No. 8, Article 305 · New Zealand (Wellington)
ウェリントン市は地震リスクが高く、災害後に食料供給が途絶するおそれがある。本研究はウェリントンのコミュニティガーデンの野菜生産量を現地調査と航空写真で定量化し、災害後の野菜需要を重量・栄養素の両面から充足できるか評価した。現状のコミュニティガーデンのみでは自給率は低いが、私有地や都市農場も含めた拡張で食料安全保障への貢献可能性が示された。
コミュニティ食育健康政策都市からポリネーター避難所へ:変わる景観におけるポリネーター生息地強化の都市実践
2025Ranalli et al. · Journal of Applied Ecology · Global (urban ecosystems)
都市農業と都市計画が、変化する景観の中でポリネーター生息地を強化する方法に関する2025年の研究。都市環境は農薬使用が少なく、より多種の花資源と景観の不均質性が高いため、ポリネーター集団にとって有利である。都市農業は農村地域への供給源・避難所として機能し、食糧安全保障と都市の貧困軽減に貢献しながら、ポリネーター保全も達成。
送粉者・ミツバチ生物多様性有機資源循環農食システムのサプライチェーンリスク:経済的脆弱性と軽減戦略の包括的レビュー
2025Xue Y., Yan J., Mohsin M., Mehak A. · Frontiers in Sustainable Food Systems · Global
農食システムのサプライチェーンリスク分析。経済的脆弱性と地域フードシステム構築による軽減戦略を検討。都市農業による地産地消の重要性を指摘。
経済気候変動下の都市食料システム変革の基盤としての多機能垂直農業システム
2025· Sustainability, Vol. 17, No. 19 · Global
2025年9月26日発行。気候変動への適応と都市食料システムの変革における垂直農業システムの多機能的役割を探究。既存および計画中の都市ブルーグリーンインフラとの共存可能性を検討。垂直農業技術が都市部でのレジリエンス構築と持続可能性達成に貢献する仕組みを分析。
都市農業は食料安全保障に貢献するのか、そしてそれはいかに達成されうるのか?
2025(Open Research Community) · ResearchGate, Discover Sustainability (Springer Nature) · Global
2025年の総説論文。都市農業が食料安全保障にもたらす貢献度と達成メカニズムを詳細に検討。都市農業がもたらす利便性と課題、所得生成への効果、低所得世帯への新鮮食料アクセス改善について実証的に分析。
経済コミュニティ政策生物多様性保全、食料安全保障、気候レジリエンスの実現に向けた都市アグロエコロジーの可能性
2025Thompson, R., Climate & Food Security Research Initiative · Agriculture · Global
都市アグロエコロジーを気候変動対応と食料安全保障の戦略的経路として分析。市民参加型の農業実践が生物多様性保全、地域食料システムの強化、気候レジリエンスの構築に与える多面的な効果を検証。グローバルサウスとグローバルノースの事例を通じた比較分析を実施。
生物多様性有機資源循環母株の栄養繁殖のための低コスト環境制御型グロースチャンバーの設計と実装
2025· AgriEngineering · Global
高価な市販機器の代替となる低コスト・モジュール型のグロースチャンバーを設計・実装する。断熱、LED照明、強制換気、二重ろ過の循環灌漑、Arduino UNOによるセンサ環境監視を統合している。
DIY・自作経済家庭用有機廃棄物処理のための家庭規模ミミズコンポストビンの革新的設計
2025· International Journal of Environmental Science and Technology · Global
家庭の有機廃棄物を処理しつつ野菜栽培にも使える、Perionyx excavatusを用いた家庭規模ミミズコンポストビンを提案。換気パイプの追加で処理性能が向上した。
DIY・自作コンポスト有機資源循環家庭台所ごみのコンポスト化を加速する各種バルキング材の有用性の検討
2025· Scientific Reports · Global
家庭の台所ごみのコンポスト化を促進するため、複数のバルキング材(かさ増し材)の効果を比較検討した。
DIY・自作コンポスト中小規模都市で有機物を価値化する管理モデルとしての分散型コミュニティ・コンポストの技術経済評価
2025· Journal of Material Cycles and Waste Management · Global
中小規模の町で有機物を資源化する管理モデルとして、分散型コミュニティ・コンポストの技術的・経済的成立性を評価した。
DIY・自作コミュニティ経済生のジャイアント・ジュンカオ草を用いたヒラタケの非滅菌基材栽培:低開発地域における持続可能な栄養供給のための拡張可能な戦略
2025· Frontiers in Sustainable Food Systems · Global
滅菌工程を省いた低技術・低コストの手法で、生のジャイアント・ジュンカオ草を基材にヒラタケを栽培する方法を提案。設備の乏しい低開発地域でも展開できる持続可能な栄養供給戦略として位置づける。
DIY・自作コミュニティ健康挿し木からの持続可能な栄養繁殖のための小規模水耕チャンバーの設計と実装:バジル(Ocimum basilicum L.)を事例として
2025· Sustainability · Global
入手しやすい低コスト部品を用いた、挿し木の初期栄養繁殖のためのモジュール型水耕チャンバーを設計・実装し機能検証した。省スペース環境での分散型苗生産を狙う。
DIY・自作