研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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公共芸術としてのコミュニティガーデン
2022Mateusz Salwa · Aisthesis Pratiche linguaggi e saperi dell’estetico · Global
本稿はコミュニティガーデンを公共芸術の作品として論じることを目的としている。庭園の芸術的地位はこれまで、歴史的庭園・公園や現代のランドスケープ建築家の作品を対象とする際に主に認められてきたが、コミュニティガーデンについても同様の見方が可能だとする。第一に、コミュニティガーデンを現代美術の文脈に位置づけることは、それらを単なる民衆芸術としてではなく別の仕方で捉えうることを示す点で意義があるとする。第二に、コミュニティガーデンはその牧歌的な性格にもかかわらず、しばしば争いの場となっており、その争いの一因はコミュニティガーデンの美的側面にもあるとする。コミュニティガーデンを芸術として認めるためには、建築や絵画のような「範型的な芸術」ではなく、「ニュー・ジャンル・パブリック・アート」の枠組みを参照することが有効だとしている。
コミュニティ『大地の感情——新しい世界のための新しい言葉』(グレン・アルブレクト著)書評
2022Denis Martouzet · Nouvelles perspectives en sciences sociales · Global
グレン・アルブレクト著『大地の感情——新しい世界のための新しい言葉』(コリンヌ・スミスによる英語からの仏訳、Les liens qui libèrent社、2020年刊、原著2019年、370頁)についての書評記事。学術誌Nouvelles perspectives en sciences sociales(特集テーマ「都市農業――社会的・地域的つながりの再編に向けて」)に掲載され、Éruditのプラットフォームで配信されている。書籍の主張内容についての具体的記述はアブストラクトに含まれていない。
コミュニティ政策シンガポールの都市菜園土壌における潜在的有害元素の低い存在量
2022Tiong Ann Goh, Sorain J. Ramchunder, Alan D. Ziegler · CABI Agriculture and Bioscience · Global
シンガポール各地のコミュニティガーデン、公園、樹林地の土壌について、カドミウム・銅・鉛・亜鉛の疑似全量濃度をリスクガイドラインと比較評価し、鉛同位体分析により汚染源の追跡を行った。測定された濃度はいずれも実質的なリスクとされる閾値を下回り、菜園の土壌は地理的分布にばらつきはあるものの公園・樹林地とおおむね同程度であった。鉛の由来は人為的・自然的の両方であり、単一の発生源とは整合しない空間的なばらつきが見られ、銅と亜鉛の相関は道路交通や大気沈着など共通の発生源を示唆していた。研究では、これらの元素の生物学的利用能・生物学的到達性の評価は行っておらず、汚染度がより高い地点でのより十分なリスク評価にはこの評価が必要になると指摘している。
生物多様性コミュニティ健康ネパールにおける屋上菜園の実態、多様性、および都市グリーンルーフの規定要因の評価
2022Sara Rawal, Sandesh Thapa · Scientifica · Global
ネパールのモラン郡およびスンサリ郡で、2021年2月3日から4月6日にかけて無作為抽出した116人を対象とした調査により、屋上菜園(RTG)の実施状況、植物多様性、導入要因が評価された。屋上を農業に利用している割合はモランで30.5%、スンサリで33.2%であり、導入者の屋上面積は非導入者に比べて有意に大きかった。二項ロジットモデルの結果、年齢、性別、就学年数、研修、農業経験がRTG導入に有意な影響を与えており、栄養上重要な50種が報告され、観賞植物の多様性が野菜より高かった一方、導入者は適切な政策の欠如と管理の不十分さにより菜園の維持が難しいと回答した。
生物多様性政策コミュニティ近郊農業チリ・アグアダ・ラ・チンバ都市沿岸湿地の節足動物相——乾燥地マトリクス中の湿地
2022Jaime Pizarro‐Araya, Fermín M. Alfaro, Francisco Gómez, Roberto Villablanca · Anthropocene Coasts · Chile
チリ・アントファガスタ州の都市沿岸湿地アグアダ・デ・ラ・チンバを対象に、陸生節足動物相の分類学的豊富さと個体数を複数の手法で調査した研究(2022年)。合計1,874個体の標本から109種の陸生節足動物種を同定し、昆虫綱が85種・47科・15目と最も多く占めた。起源別では在来種24%、帰化種22%、固有種はそれよりも少ない割合であった。都市沿岸湿地は都市開発・農業・採取・排水活動の進行により構造・機能・多様性に深刻な攪乱を受けており、固有種が外来種に置き換えられるといった圧力にさらされている脆弱な生態系であると報告し、この湿地への主要な脅威を整理した上で、生物多様性保全の成功には地域社会との官民パートナーシップの構築が重要だと論じている。
環境負荷のトレードオフコミュニティ生物多様性食べられる都市とまちを育てる:ビクトリア州都市農業セクター調査
2022Kelly Donati, Nick Rose · · Australia
オーストラリア・ビクトリア州の都市農業事業者を対象に、大メルボルン圏(グリーンウェッジ地域を含む)、ベンディゴ、バララット、ジーロングで実施した調査に基づく報告書(2022年)。都市農業セクターの構成、活動内容、販売チャネル、直面する課題、ニーズ、展望に関する基礎データを提示し、学術文献も踏まえて、セクターが直面する主要な課題への対応と、その社会的・環境的な取り組みを土台とした発展のためのロードマップを示している。
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建築大学院デザインスタジオにおける社会的持続可能性言説と建築・ランドスケープ統合の教育枠組みの定義
2022Shahin Keynoush, Ehsan Daneshyar · Sustainability · Global
建築大学院デザインスタジオ向けの教育枠組みを定義することを目的とした研究。この枠組みは、建物とランドスケープの相互連関と歩行可能性、都市の緑地割合を高めるための建物・ランドスケープへの緑要素の組み込み、食料の栽培・加工・流通が可能な建築・都市環境の構想(建物・ランドスケープへの都市農業の組み込み)という3つの目標を掲げる。これらは社会的持続可能性という中心概念に沿い、住民の福祉と生活の質の向上を含む。この枠組みは大学院スタジオで実施され、成功事例として4件のデザインプロジェクトが提示されている。
食育政策コミュニティスマートシティにおける精密農業のためのLoRaベース土壌・気象状況インテリジェントモニタリングとIoT活用
2022Dushyant Singh, Rajeev Sobti, Anuj Kumar Jain, Praveen Kumar Malik, Dac‐Nhuong Le · IET Communications · Global
2050年までに世界人口の約50%が都市部で生活すると見込まれる中、食料・淡水を含む資源への圧力、特にインドにおける2050年までの淡水資源不足の予測を背景に、スマートシティにおけるIoT(モノのインターネット)・機械学習(ML)を用いた都市農業・精密農業の可能性を検討した論文。灌漑・降雨・干ばつ状況のモニタリングなど、IoT・MLに支援された農業活動が農家の意思決定を助けるとし、スマートシティ・都市農業・通信技術・IoT・MLの役割と機会に関する詳細な検討を行っている。土壌・気象条件に基づくインテリジェント灌漑システムの設計を提示し、Agriculture 4.0・ML分野の既存研究から選定した土壌・気象パラメータを用い、開発した気象ステーションと既存の特許技術とを比較した。開発されたシステムは、地域の気象モニタリングに対する費用対効果の高い解決策を提供するとしている。
デジタル農業コミュニティ食料主権・社会正義政策都市農業と社会関係資本の連関の検証——マレーシア・クランバレーにおける社会的エンパワーメントの参加パラダイム
2022Nur Shuhamin Nazuri, Mohd Roslan Rosnon, Nobaya Ahmad, Siti Shazwani Ahmad Suhaimi, Juwaidah Sharifuddin, Rusitha Wijekoon · Sustainability · Malaysia
2022年発表のこの研究は、マレーシア・クランバレー地域で農業局が認可した都市農業(UA)コミュニティプログラムの参加者180人を対象に調査を行い、部分最小二乗法による構造方程式モデリング(PLS-SEM)を用いて、UA参加が社会的エンパワーメントに寄与する価値をどのように生み出すかを分析した。結果は、UAプログラムの成功には計画・実施・評価の各段階における参加が重要な役割を果たすことを示し、参加は行政機関・NGO・コミュニティの役割を通じて捉えられるべきであり、それが参加者の社会的エンパワーメント強化に不可欠な強固なネットワークの構築につながるとした。
コミュニティ食料主権・社会正義福祉21世紀都市における都市フードフォレストの位置づけ
2022Paloma Cariñanos, S. Borelli, Michela Conigliaro, Alessio Fini · Urban Planning · Global
このレビューは、野生林に食用種を組み込んでいた古代の慣行から、20世紀半ば以降に観賞用の都市景観へと広がっていった経緯まで、都市フードフォレスト(UFF)の歴史をたどる。UFFは一般の都市林と同様に、土地所有、ガバナンス、技術的能力、汚染、地球規模の変化といった課題に直面しており、生産・環境・社会経済の各機能のバランスを図るためにはこれらへの対応が必要だと論じている。
コミュニティ生物多様性食料主権・社会正義日陰植物における光とオーキシンのシグナル統合——メカニズムから都市農業への応用機会まで
2022Xiulan Xie, Hao Cheng, Chenyang Hou, Maozhi Ren · International Journal of Molecular Sciences · Global
このレビューは、モデル植物シロイヌナズナにおける陰性回避と耐陰性の分子メカニズムを整理し、植物が光とオーキシンのシグナルをどのように統合して陰への応答を制御するかに焦点を当てている。作物の耐陰性を高めるためのバイオテクノロジー戦略を論じ、限られた都市空間を最大限活用して収量を高める手法として、密植・垂直生産・室内栽培を位置づけている。
コミュニティデジタル農業あなた・コミュニティ・社会にとって最も重要な便益は何か——自然に基づく解決策が提供する生態系サービスの認識
2022Marek Hekrle · Wiley Interdisciplinary Reviews Water · Global
153件の学術論文を対象とした系統的レビューは、自然に基づく解決策(NBS)がもたらす複数の生態系サービス(ES)への選好を引き出すために用いられているデータ収集手法とウェルビーイングの観点を検討した。都市公園、都市樹木、市民農園による生態系サービスが最も多く扱われており、データ収集手法ではアンケート調査が主流で、半構造化インタビューとワークショップがそれに続く一方、選択実験や仮想評価法などの顕示選好・表明選好法を用いた研究は限られていた。このレビューは、個人・コミュニティ・社会という3つの異なるウェルビーイングの観点を定義しているが、既存のNBS文献ではこれらが明示的に論じられることはほとんどないとしている。
コミュニティ健康生物多様性送粉者・ミツバチエンパワーメントの探究――ソーシャルキャピタルの存在下における都市農業コミュニティの参加
2022Nur Shuhamin Nazuri, Nobaya Ahmad, Mohd Roslan Rosnon, Mohd Harifadilah Rosidi, Siti Nur Shuhada Nazuri, Sara Shakilla Mohd Salim, Razif Sazali, Mohamad Firdaus Ahmad, Siti Shazwani Ahmad Suhaimi · International Journal of Academic Research in Business and Social Sciences · Malaysia
マレーシアの都市農業(UA)プログラム参加者を対象に、参加の各段階(計画・実施・評価)が経済的・社会的エンパワーメントに与える影響と、ソーシャルキャピタル(結束型・橋渡し型・連結型)による調整効果を調査した。回答者の多くは男性で41〜60歳、既婚、中等・職業教育修了、家族数5〜12人だった。参加とソーシャルキャピタルがエンパワーメントに与える関係は有意ではなく、ソーシャルキャピタル(結束型・橋渡し型・連結型)は参加からエンパワーメントへの経路において調整変数として機能しないことが示された。
コミュニティ政策食料主権・社会正義都市農業環境における抗生物質・金属・防腐剤耐性遺伝子の共起の探索
2022Nirosha Ruwani Amarasekara, Abdullah Ibn Mafiz, Xun Qian, James M. Tiedje, Weilong Hao, Yifan Zhang · Journal of Agriculture and Food Research · Global
都市の家庭菜園の土壌を対象に、土壌総DNAを抽出しメタゲノム解析を行い、抗生物質耐性遺伝子(ARG)と、重金属・防腐剤(バイオサイド)を含む他の化合物への耐性遺伝子との共起を調べた。ARGの相対存在量は16S rRNA遺伝子あたり2.00〜2.90×10⁻¹コピー、金属耐性遺伝子(MRG)は4.22〜6.00×10⁻²コピーで、最も豊富なARGは多剤耐性・バンコマイシン耐性・バシトラシン耐性・ホスミドマイシン耐性・マクロライド系耐性遺伝子であり、銅・ヒ素・複数金属・鉄・クロムに対するMRG、複数バイオサイド・過酸化物・フェノール化合物に対するバイオサイド耐性遺伝子(BRG)、および薬剤・バイオサイド・金属の複合耐性遺伝子(MCRG)が検出された。多剤耐性遺伝子(mexF, mexW等)、MLS耐性遺伝子(macB)、MCRG(ruvB)はARGおよび他の耐性遺伝子との相関が最も強く、都市農業環境ではARG・MRG・BRG・MCRGの広範な共起が確認され、土壌中の汚染物質が抗生物質耐性の共選択因子として作用しうることが示唆された。
汚染・食品安全健康植物性食品の生理活性成分を高めるための都市農業の最新動向
2022Jin-Hee Ju, Yong-Han Yoon, So-Hui Shin, Se-Young Ju, Kyung‐Jin Yeum · Horticulturae · Global
都市農業における植物性食品の生理活性化合物産生メカニズムと、その含有量に影響する主要因についての最新知見を、地上型(管理あり・なし)と建物一体型(管理あり・なし)の4類型に分けてレビューした総説である。地上型都市農業では、短期的な非生物的・生物的ストレスを与える栽培管理が果物・野菜の生理活性化合物含有量に有意な影響を及ぼすことが示され、建物一体型都市農業では人工照明・培地・水利用効率が機能性成分の量と組成を改善する要因として注目されていることが整理された。
健康コミュニティ農業IoTに基づくスマートガーデンの計画・設計
2022Yi Xun, Guangpei Ren · Computational Intelligence and Neuroscience · Global
都市農業の庭園景観計画・設計を改善するため、農業IoT技術を用いたスマートガーデン計画設計システムを構築した研究。長時間監視に対応するLEACHプロトコルを採用し、群知能最適化アルゴリズムであるグレイウルフアルゴリズムでクラスタヘッド選定などの課題を改良し、シミュレーション実験を実施した。結果、改良アルゴリズムはクラスタヘッド選定、クラスタ内データ伝送、経路維持において明確な優位性を示し、構築した庭園シミュレーションシステムの性能評価でも農業IoTがスマートガーデンの計画・設計に有効であることが確認された。
デジタル農業コミュニティガーナにおける都市農業生産者の市場参加と貧困への影響
2022Richard Kwasi Bannor, Helena Oppong-Kyeremeh, Samuel Kwabena Chaa Kyire, Humphrey Nii Ayi Aryee, Helen Amponsah · Sustainable Futures · Ghana
ガーナの都市農業商業化が貧困に与える影響と、農家の販売先選択の決定要因を分析した研究。都市農家480人を対象に、世帯商業化指数(HCI)とフォスター・グリア・ソーベック(FGT)モデルで貧困を分析し、2段階最小二乗回帰(2SLS)と分散不均一線形回帰モデルで商業化の貧困への影響を、プロビットおよび二変量プロビットモデルで販売先選択の要因を分析した。結果、年齢・性別・学歴・経験・世帯規模・世帯の食料安全保障・商業化度が都市部の貧困に有意な影響を与えることが示され、学歴・収穫後損失・商業化・貯蔵能力・選別等級付け・最寄り市場までの所要時間・普及サービスとの接触・道路の状態が販売先選択に影響することが分かった。政府や伝統的指導者らに対し、持続的な貧困削減のため都市農業を都市開発政策に組み込むよう提言している。
経済コミュニティ都市農業に対する関係者の認識がガバナンスに与える影響——タンザニア、アルーシャ市ダラジャ・ムビリ地区とレマラ地区
2022Pastory Salvatory Thomas, Wilbard Kombe, Aldo Lupala · International Journal of Social Science Research and Review · Tanzania
タンザニア、アルーシャ市のダラジャ・ムビリ地区とレマラ地区を対象に、事例研究として選定した60名への詳細な聞き取り調査により、都市農業に対する関係者の多様な認識が都市農業のガバナンスに与える影響を検討した。農家と農業担当官は自らの生計や職務上の利害が都市農業と結びついているため肯定的に認識していた一方、都市計画担当者と環境担当官は都市農業の価値を示す根拠がないとして懐疑的で、都市農業に関する政策・条例の実施と執行は成功していなかった。環境保全上敏感な地域での都市農業は条例違反だったが、他に耕作地を持たない農家によって侵食が進んでいた。研究は、関係者が都市農業を否定的に認識している限り、政策や条例が存在してもそれを実質的に統治することはできないと結論づけている。
制度・ガバナンスの不全政策コミュニティコソボにおける都市農業の主流化の展望——持続可能な都市開発への支援
2022Fjollë Caka · International Journal of Environmental Impacts · Global
本稿はコソボの都市農業に関する政策環境を対象に、農業・空間計画関連の法制度、戦略、公的報告書・データを検討したレビューである。都市部では農地転用・劣化・汚染が進む一方、都市農業の実際の規模は不明であるとし、小規模農業の広がりを妨げる障壁を整理したうえで、新鮮な食料供給や都市貧困の緩和、環境性能向上につながる政策的介入案を提示している。
政策食料主権・社会正義小学校の校庭における遊び場とその質の検討——トルコ・アダナ県の事例
2022Lalehan DOĞAN, Akın Efendioğlu · Çukurova Araştırmaları Dergisi · Global
トルコ・アダナ県の中心4地区にある小学校40校を対象に、2021-2022年度にクォータ抽出法で選定し、校庭遊び場観察フォームを用いた観察調査を実施した。結果、生徒一人あたりの校庭遊び場面積は不十分であることが判明した。最も多く見られた遊びはケンケンパ(石蹴り)であった。ブランコ、滑り台、シーソーは小学校に併設された幼稚園に属し、幼稚園児が使用していた。線を使う遊びの色は多くの学校で色褪せていた。サッカーゴール、バスケットゴール、バレーボールの支柱は一部の学校で塗り直しが望ましいとされ、バスケットゴールは児童の発達段階に対して高すぎることが確認された。スポーツ用スペースの大半は式典など他の用途と共用されていた。校庭遊び場は概してコンクリート、石、アスファルトなど硬い舗装面が中心で清潔ではあるものの、自然環境を取り入れた空間は十分に確保されていなかった。
食育コミュニティ都市部の住宅庭園——都市グリーンインフラの持続可能性への特徴と貢献
2022Irina PANȚIRU, Erzsébet Buta, Dănuţ Maniutiu, Alexandru I. APAHIDEAN, N. Sima, Alex Dregan, Rodica Sima · Bulletin of University of Agricultural Sciences and Veterinary Medicine Cluj-Napoca Horticulture · Global
先進国(グローバルノース)における住宅庭園(ホームガーデンや市民農園などの家庭菜園)の都市グリーンインフラ(GI)への役割と貢献を評価する文献レビュー(2022年)。2000年以降に発表された研究をもとに、ナラティブ・シンセシス(物語的統合)の手法で分析し、住宅庭園固有の役割を定義するとともに、さらなる研究が必要な領域を明らかにした。レビューの結果、住宅庭園の性質と管理のあり方には重要な違いがあり、それがGIの持続可能性への貢献に大きく影響することが示された。また社会・文化・生態・経済的な文脈の多様性も確認された。加えて住宅庭園は食料安全保障の源泉であり、追加的な生態系サービスも提供する。レビューは、ホームガーデンと市民農園が都市GIの持続可能性に重要な貢献をしており、都市インフラの計画・設計・管理に組み込まれるべきだと結論づけている。
コミュニティ生物多様性食料主権・社会正義健康都市農業景観における郷土的美的教育の価値と発展モデル
2022Hongya Tang · Journal of Architectural Research and Development · Global
都市農業景観が持つ美的教育の機能を検討した論考。都市農業景観は伝統的な農業技術、農業景観、農業活動の美しさに主に体現される固有の美的価値を持つとし、人と環境との相互作用の仕方(美的教育を受け取る方法)の違いに応じて、その郷土的美的教育の発展モデルを「観覧型」「短時間接触型」「長時間没入型」の3つに分類している。
コミュニティ食育都市農業の実証空間における技術移転の環境分析
2022Luz Andrea Táutiva-Merchán, Tomás Enrique León-Sicard, María Fernanda Garrido Rubiano · Agricultura Sociedad y Desarrollo · Colombia
コロンビアのコルドバ県、クンディナマルカ県、ナリーニョ県にあるコロンビア農牧研究公社(AGROSAVIA)の既存の都市農業実証空間3か所を対象に、研修ワークショップによる技術移転の経済・社会・制度・技術面の特性と、2015年から2016年にかけて実施されたワークショップに対する参加者の認識を分析した研究。半構造化インタビュー17件、オンライン調査64件、外部関係者との協働構築ワークショップ2回の体系化を通じて、主に女性(66%)と18〜28歳の学生(30%)を対象とした経験交流に重点を置く提案を組み立て、知識の回復と協働研究に焦点を当てた「サテライト」拠点でのコミュニティ活動も提言した。実施すべき活動は知識交流、共創新、普及・広報、研修の4つの行動軸で支えられるとしている。
食育コミュニティコンポスト施用が根腐病管理とトマトの生産性向上に及ぼす効果
2022Mamdouh M. Arafa Arafa, Sabry M. Shaheen, A.M.K Mansour, M. F. A. Ahmed · International journal of Environmental Studies and Researches · Egypt
エジプト・メヌーフィーヤ県、カイロ〜アレクサンドリア砂漠道路沿いのサダトシティ農場で、2020年と2021年の2作期にわたり、コンポスト施用がトマトの根腐病管理と生産性向上に及ぼす効果を検証した。腐敗したトマト株からRhizoctonia solaniとSclerotium rolfsiiが根腐病・立枯病の主要な病原菌として分離され、収量損失の原因となっていた。定植前に植物残渣、牛糞、堆肥(植物残渣+牛糞)といった各種有機物を1.2kg/m²の割合で土壌に施用したところ、対照区に比べ両作期とも発病率が有意に低下し、生存株率が上昇した。中でもトマト由来の有機肥料である堆肥を1.2kg/m²施用した区は、両作期を通じて発病率の低下が最も大きく、栄養成長(草丈、分枝数、葉数)、収量関連形質、フラボノイドおよび総フェノール含量の増加も最も大きかった。一方、植物残渣区と牛糞区の間では、植物の生育特性に明確な有意差は見られなかった。
コンポスト有機資源循環都市化の文脈におけるタイグエン省の都市農業開発モデル
2022Diep, Vu Bach, Dinh Hong Linh, Mai Viet Anh, Điep, Vu Bach · Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research) · Global
近年、都市開発・産業開発のために農地面積が縮小し続けている状況を背景に、ベトナム北部の中山間地域に位置し都市農業開発に強みを持つタイグエン省を対象に、2015年から2020年までの期間について記述統計・比較・分析統計の手法を用いて都市農業開発モデルを分析している。
近郊農業コミュニティ