研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
3940 件(122 / 158)
ハイチにおけるアカウンタビリティ・レビュー――ポルトープランスの小規模都市農業
2014William Gustave · Issue Lab (Candid) · Haiti
2014年2〜3月に実施されたオックスファムの「有効性レビュー・シリーズ2013/14」の一環として、ハイチの首都ポルトープランスのカルフール・フイユ地区内の3都市区で行われた小規模都市農業プロジェクトを対象に、オックスファム自身のアカウンタビリティ基準への適合度を検証した報告書。同地区は2010年の地震で多くの死者と生計手段の喪失に見舞われた地域であり、プロジェクトは脆弱世帯の食料安全保障の改善を目的としていた。レビューは透明性・フィードバック(傾聴)・参加という3つのアカウンタビリティ軸に沿ってパートナー・コミュニティへの説明責任を検証し、パートナーシップの実践、スタッフの姿勢、プロジェクトの有用性や資金使途への満足度についても調査した。
コミュニティ経済フードハブ――オルタナティブ・フードネットワークと従来型サプライチェーンの再接続
2014Michela Felicetti · Advanced engineering forum · Italy
イタリア・カラブリア州、州法により「食品品質地区(DAQ)」に指定されたピアーナ・ディ・シバリ地域を対象に、フードハブという概念を適用できるかを検討する論文。同地域最大の協同組合におけるフードハブ的特徴を特定した上で、この状況が小規模農家にとって、そうでなければ排除されてしまう従来型のフードサプライチェーンへのアクセス機会となりうることを示す。フードハブはオルタナティブ・フードネットワークと従来型フードネットワークの混成であり、コミュニティ支援型農業(CSA)のような地域食料イニシアチブが抱える経済的持続可能性の問題を解決する一つの方法として位置づけられている――すなわち、CSAなど地域食料イニシアチブは経済的に自立しにくいという課題があることを前提とした議論である。
事業採算・継続性CSA・提携経済食料主権・社会正義コミュニティ西アフリカにおける園芸生産チェーンの発展——ブルキナファソ・ガーナのトマトの事例
2014C.F.A. van Wesenbeeck, Valentijn Venus, M.A. Keyzer, B. Wesselman, D. Asare Kye · · Africa
ブルキナファソにおいて反季節トマト生産の潜在力を持つ2つの生産地域を対象に、ガーナの都市市場向け園芸サプライチェーン発展の主な障壁を特定した。障壁として、ガーナ人商人による買い手独占(モノプソニー)と、道路状態の悪さによる輸送中の機械的損傷での高い損失率が挙げられる。輸送がトマトの品質に与える影響を評価する時空間シミュレーションモデルを用いた結果、気候条件自体は品質に深刻な悪影響を及ぼさないため、冷蔵輸送は取引成功の必須条件ではないことが示された。買い手独占とインフラ制約が続く中、ブルキナファソの生産者がチェーン内での立場を改善する最良の機会は、輸出先の地域的多様化にあると結論づけている。
事業採算・継続性コミュニティ経済近郊農業エチオピア都市部における女性の貯蓄行動の規定要因——アルバミンチ町の事例
2014Workineh Ayenew · Developing Country Studies · Ethiopia
エチオピア・アルバミンチ町の女性50名を系統抽出法で抽出し、最尤法によるロジスティック回帰分析を用いて貯蓄行動の規定要因を検証した研究。教育水準と年齢は貯蓄に負の影響を示したが統計的に有意ではなかった。一方、都市農業の所有と所得水準は貯蓄行動に有意な正の効果を持ち、信用へのアクセスと世帯規模は有意な負の影響を持つことが示された。モデルの適合度検定により当てはまりの良さが確認され、頑健な不均一分散検定によりモデルに問題がないことが示された。
コミュニティ福祉経済包摂的財の金銭的測定——都市農業における討議型評価の概念
2014Saverio Miccoli, Fabrizio Finucci, Rocco Murro · Sustainability · Global
2007年以降の国際経済危機の影響を受けたデトロイト、シアトル、サンフランシスコ、ロンドン、パリなど欧米諸都市を念頭に、都市農業(UA)を組み込んだ組織的・多機能的な「アグロ・アーバンシステム」の計画立案手法を提案する論文である。仮説的シナリオに基づく経済評価と直接的・包摂的・対話的アプローチを組み合わせた「討議型金銭評価」の方法論を提示し、都市農業の特徴と課題の概観、アグロ・アーバンシステム計画のための方法論的要素、討議型評価手続きの指針の3点を提示しているが、実証的な適用結果は示されていない。
コミュニティ経済政策ピーターバラのソーシャル・インパクト・ボンドが再犯を8.4%削減
2014Barrow Cadbury Trust · Barrow Cadbury Trust · United Kingdom
2014年8月7日公開。ピーターバラのソーシャル・インパクト・ボンド第1コホート(受刑者1,000人)の結果が発表され、全国比較基準に対して再犯率が8.4%低下したと伝えるニュース。独立評価者のダリック・ジョリフ教授らがQinetiqおよびレスター大学とともに傾向スコアマッチング法で算出したもので、ピーターバラでは受刑者100人あたり142件の再有罪判決だったのに対し、対照群では155件だった。ただし成果報酬の支払い基準は7.5%超の削減であり、この時点では支払い対象にならず、支払いの可否は2016年に判断される予定だった。
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レーベレヒト・ミッゲと「生物学的原理に基づく」発展型農業コロニー
2013Jaquand C. · In Situ. Revue des patrimoines, no. 21 · Germany
ベルリン・フランクフルト等での都市拡張設計と、水・都市廃棄物の循環に基づく都市と庭の有機的関係を論じる。1932年の著作「生物学的法則に従う成長する集落」の発展型農業構想も扱う。
有機資源循環経済福祉カメルーンにおける持続可能な都市農業とコンポスト導入
2013Sotamenou J., Parrot L. · International Journal of Agricultural Sustainability · Cameroon (Yaoundé, Bafoussam)
ヤウンデとバフサムの農家242人を対象に、堆肥のみ・化学肥料のみ・混合利用・無施用の4形態を序列ロジットモデルで分析した。農家の36%が堆肥を単独または混合で利用しており、化学肥料支出、野菜生産量、土地所有形態、農地距離が投入材選択に有意な影響を与えることが示された。都市農業の持続可能性向上に向けて堆肥普及政策の重要性が提言されている。
コンポスト有機資源循環経済コミュニティ『俺たちには地域なんてない』:デトロイトにおける先鋭的周縁化と都市農業
2013Paul Joseph Draus, Juliette Roddy, Anthony McDuffie · Urban Studies · United States (Detroit)
本論文は、都市農業プロジェクトの予定地となっているデトロイトの激しく人口が減少した地区で働く・暮らす人々への20件の質的インタビューに基づき、空き地と経済的に周縁化された住民を用いて市場向け製品を生産しようとする同プロジェクトに対する住民の見方を検討している。多くの回答者は地区の改善にほとんど希望を抱かず、都市農業が日常生活を変えるとの期待も乏しく、一部の取り組みを強い疑念をもって見ていた。先鋭的周縁化と近隣効果の概念を用い、理想主義的な都市農業の取り組みは住民を巻き込み立ち退きの遺産に対処するためになすべきことが多いと論じている。
コミュニティ経済シカゴ大都市圏における作物の生理応答:北中部米国の都市・都市近郊農家に向けた推奨事項の策定
2013Ross K. Wagstaff, Sam E. Wortman · Renewable Agriculture and Food Systems · United States (Chicago)
本研究は、シカゴ大都市圏の都市から農村へと至る勾配上の6地点で、大気汚染物質・微気象要因と野菜作物の生理応答・収量を測定し、それらが都市の食料生産に及ぼす相対的影響を明らかにすることを目指す。2013年初頭の予備データは、この勾配に沿って環境要因と収量に大きなばらつきがあることを示唆しており、北中部米国の都市・都市近郊農家に向けた実用的な作物・品種の推奨事項の確立を目的としている。
経済アフリカにおける持続可能なキャベツ苗生産を実現するためのエコフレンドリーネット活用の評価
2013· Agronomy · Africa (tropics)
安価なエコフレンドリーネット(EFN)被覆を、小規模生産者向けの低コストな苗生産技術として評価。ネット被覆は温度と相対湿度を高めて苗の生育を促進し、害虫被害を減らすことが示された。
DIY・自作経済都市部における体験農園経営の立地と利用者需要-東京都内を対象とした実証分析-
2013八木洋憲 · 農村計画学会誌 · Japan (Tokyo)
東京都内の農業体験農園を対象に、利用者アンケートと国勢調査の小地域統計を組み合わせて立地と需要の関係を実証分析した2013年の研究(農村計画学会誌32巻特別号323-328頁)。利用者の多くは農園から2km圏内に居住しており、半径250m以内の住民のおよそ0.5%が利用者になると推計された。近隣に競合する体験農園があると遠方の農園の需要が下がる一方、隣接する市民農園との間には競合関係は認められなかった。体験農園を開設する側にとっては、集客可能な範囲が狭く、近隣の同種施設と需要を奪い合うため、立地が経営の成否を左右することを示す。収支や利用料そのものは分析対象としていない。
経済コミュニティ空き地のコミュニティガーデンへの転換を決定する要因:フィラデルフィアからの証拠
2013In Kwon Park, Patricia Ciorici · International Journal of Urban Sciences · United States (Philadelphia)
米国フィラデルフィアで行われたこの研究は、ロジットモデルを用いて空き地のコミュニティガーデンへの転換を決定する要因を特定しました。区画属性に関するデータは、フィラデルフィア近隣情報システムと市全体の調査から収集されました。結果は、貧困レベル、学歴、ゾーニング、所有者居住率といった近隣特性、および所有権や地形といった区画特性が、転換に大きな影響を与えることを示しています。
コミュニティ政策経済道徳経済は諸刃の剣:コミュニティ支援型農業における農家の収入と自己搾取を説明する
2013Ryan E. Galt · Economic Geography · United States (California)
カリフォルニア州セントラルバレーの54のコミュニティ支援型農業(CSA)農場を対象とした研究は、農家の収入を説明するために定性的および定量的データを使用しました。最小二乗回帰分析により、農家の年齢、従業員数、CSAの種類が収入に強く影響することが明らかになりました。この研究は、CSAの道徳経済が経済的レントの獲得を可能にする一方で、農家がメンバーに対する強い義務感を持つため、自己搾取につながることが多いと結論付けました。
事業採算・継続性CSA・提携経済食料主権・社会正義米国における都市農業の成長を脅かす環境課題
2013Sam E. Wortman, Sarah Taylor Lovell · Journal of Environmental Quality · United States
米国における都市農業の成長を脅かす非生物的環境要因について、既存の科学的知見が限られていることがレビューされた。このレビューでは、都市作物システムに影響を与える土壌汚染とその修復、大気汚染物質と気候変動、水管理、水源、安全性といった課題が特定された。都市農業の経済的および環境的持続可能性のためには、これらの分野における科学的アプローチの発展が不可欠であると指摘されている。
汚染・食品安全気候変動経済コミュニティ食育インドの新興メガシティ、ハイデラバードにおける周縁都市農業開発のダイナミクスと農家の適応行動
2013Zakir Hussain, Markus Hanisch · Journal of Environmental Planning and Management · India
本稿は、インドのハイデラバード都市周縁部における構造変化による農業経営慣行の適応について記述している。120人の農家へのインタビューに基づき、労働力や土地などの農業投入コストの増加が、農家が水、機械、化学物質の使用を強化する動機となり、問題のある環境影響を生み出したことが判明した。農家はまた、パートタイム農業や家族労働の共有といった適応策もとっている。
環境負荷のトレードオフ近郊農業政策経済イラン、テヘランにおける都市農業発展が直面する制約の分析
2013Soraya Pourjavid, Hassan Sadighi, Hossein Shabanali Fami · RePEc: Research Papers in Economics · Iran (Tehran)
本研究は、イランのテヘランにおける都市農業に影響を与える制約を特定するため、22の行政区の都市住民320人を対象に調査を行った。最も重要な制約として「高い初期費用」と「管理者および当局者の知識不足」が挙げられた。因子分析により、財務経済的および技術的側面を含む7つの要因が分散の67.36%を説明することが明らかになった。
事業採算・継続性経済政策コミュニティ生態文明の概念を用いた小都市における都市農業の発展
2013Lijie He · · China
本稿は、中国の小都市における都市農業発展の現状と課題を分析している。農業用地の減少、土地資源の深刻な浪費、深刻な農業汚染、農業労働者の質と所得の低さ、輸送能力の限界、農業資金の不足、関連政策や規制の欠如など、都市農業の進展を妨げる深刻な問題が指摘されている。
制度・ガバナンスの不全政策経済気候変動都市農村連携SWOT-AHPに基づく北京の貸し農園の事業戦略選択
2013Yue Guan · Beijing Linye Daxue xuebao · China (Beijing)
本稿は、近年北京で普及しているものの、多くの困難に直面し適切な事業戦略を欠いている貸し農園の事業戦略を分析している。北京の11の貸し農園を対象とした現地調査に基づき、SWOT分析とAHPモデルを用いて内部および外部の経営環境を定量的に評価し、事業戦略を提案している。
経済政策コミュニティ都市化とその食料システムおよび都市空間における環境持続可能性への影響:タンザニア、ダルエスサラームの都市農業生計からの証拠
2013Wakuru Magigi · Journal of Environmental Protection · Tanzania (Dar es Salaam)
本稿はタンザニアのダルエスサラームを調査し、都市農業が都市生態系サービスを提供し、環境持続可能性に貢献していることを示している。本研究は、環境正義、都市生態系サービス、気候変動の相互関連性が土地ガバナンスと生産性に影響を与えることを強調している。人口増加に伴い、急速に都市化する都市において食料システムと都市環境の持続可能性を向上させるためには、明確な空間土地利用計画と管理戦略が必要であると示唆している。
都市農村連携気候変動食料主権・社会正義健康経済コミュニティ「バイオポリス」:より環境に優しく住みやすい都市のためのバイオポリシー
2013“Biopolis” Biopolicy for Greener and More Livable Cities · DOAJ (DOAJ: Directory of Open Access Journals) · Global
本稿は、持続可能な都市管理のためのバイオポリシーの原則に裏打ちされた「バイオポリス」モデルを提案しています。このモデルは、排出量を制限し、緑地を拡大し、水路を保護し、都市農業を奨励する協調的な行動につながると示唆しています。バイオポリスモデルは、文化の発展を促進し、グリーンな雇用を創出し、すべての人に教育の機会を提供し、より健康的で住みやすい都市に貢献することを目指しています。
政策気候変動健康経済低中所得国における都市農業プログラムが食料安全保障と栄養に与える影響とは何か
2013Robert Garey Stewart, Marcel Korth, Laurenz Langer, Shannon Rafferty, N Rebelo Da Silva · · Global
本稿は、低中所得国における都市農業が食料安全保障と栄養に与える影響に関する系統的レビューのプロトコルである。都市農業には、汚染、病気の蔓延、水資源の枯渇、土壌浸食、農薬使用による健康リスクなど、潜在的な欠点があることが指摘されている。このレビューは、既存の証拠基盤が十分に理解されていない現状を踏まえ、その影響に関するエビデンスを包括的かつ透明性のある方法で特定し、評価し、統合することを目的としている。
汚染・食品安全食料主権・社会正義健康気候変動経済ナイジェリア連邦首都地域における準都市農業用地侵食のGIS分析
2013N E Etim, J J Dukiya · International Journal of Advanced Remote Sensing and GIS · Nigeria (Abuja)
ナイジェリアのアブジャ、クジェ地域評議会における調査では、1975年から2010年までのアンケート調査と多時期衛星画像を用いて、農地への都市侵食を評価した。この調査により、農地への都市侵食が年間15.7 km²という驚くべき速度で進行しており、35年間で合計509 km²の農地が都市化によって失われたことが明らかになった。
制度・ガバナンスの不全近郊農業都市農村連携政策経済都市農業における紛争、対立、周縁化:ハラレ、クワザナ拡張地区の経験
2013Josiah Taru, Hardlife Stephen Basure · Russian Journal of Agricultural and Socio-Economic Sciences · Zimbabwe (Harare)
本研究は、ハラレのクワザナ拡張地区における都市農業(UA)従事者間の紛争と闘争の原因を理解するために、ノーマン・ロングのインターフェース分析を適用しました。土地と水の希少性に対する競争の激化は、特に制度的枠組み外で実践されるオフプロット農業において、対立を激化させました。異なる権力基盤を持つアクターは、他のアクターを剥奪し周縁化するためにそれらを利用しました。紛争解決メカニズム(調停、訴訟、和解)は、法的拘束力や制度的裏付けがないことが多く、さらなる紛争を生み出す傾向がありました。
公平性・立ち退き政策コミュニティ経済食料主権・社会正義コミュニティ支援型農業とコミュニティ労働:ボランティアと雇用主を結びつける新しいモデルの構築
2013A. Bryan Endres, Rachel Armstrong · · United States
本稿は、米国で人気が高まっているコミュニティ支援型農業(CSA)と、顧客が農作業に参加する「コミュニティ労働」について論じています。伝統的な雇用法がこれらの新しい関係にほとんど対応しておらず、CSA運動の価値を損ない、その存続と成長を制限する可能性があるというパラドックスを指摘しています。著者らは、雇用法がCSAの文脈における関係について、競争に基づく規則ではなく相互利益と共有価値を支持する、よりニュアンスのある見解を発展させるべきだと提案しています。
制度・ガバナンスの不全CSA・提携経済政策コミュニティ