研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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畑から食卓へ:食物連鎖における金属の移行に関する考察
2018Zane Vincēviča–Gaile, William Hogland, Māra Stapkēviča, Juris Burlakovs · Linnaeus Eco-Tech · Latvia
本研究は、実験室および野外実験に基づき、食物連鎖の土壌-植物部分における金属元素の移行を調査する。ラトビアで地域的に採取された食品サンプル、特にリガ市の貸し農園で栽培された果物や野菜の定量的分析も行い、都市汚染による元素組成と潜在的な汚染リスクを明らかにする。実験と分析の結果、季節性、植物学的起源、サイト固有の要因、適用される農業慣行、食品加工など、いくつかの要因が元素移行に影響を与えることが示された。
汚染・食品安全健康コミュニティ社会住宅地区の共有庭園:食習慣を再考する手段か?
2018Nicole Darmon, Pauline Martin, Pascale Scheromm, Florence Ghestem, Paul Marchand, Jean-Noël Consalès, Darmon, Nicole, Martin, Pauline, Scheromm, Pascale, Ghestem, Florence, Marchand, Paul, Consalès, Jean-Noël · AgEcon Search (University of Minnesota, USA) · France
フランス、マルセイユの貧困地区で行われたこの学際的研究は、共有庭園の利用者が非利用者よりも健康食品、特に果物や野菜の供給量が多いという仮説を検証しました。21人の女性庭園利用者のうち、調査月に収穫したのは11人だけで、1世帯員あたり1日平均53gの農産物でした。この研究では、庭園利用世帯が非庭園利用世帯よりも有意に多くの果物と野菜を購入していること(1人あたり1日369g対211g)が唯一の有意な差でしたが、これは生産量の多さではなく購入によるものでした。
コミュニティ健康福祉経済都市貸し農園の土壌品質を支援する管理イニシアチブ:ナント(フランス)の事例
2018Cécile Le Guern, Liliane Jean‐Soro, Béatrice Bechet, Thierry Lebeau, Dorine Bouquet · Land Degradation and Development · France
フランスのナント市にある都市貸し農園では、土壌汚染が確認され、鉛(Pb)濃度が100~400 mg kg−1に達し、健康リスクをもたらしていた。地元関係者は、土壌の特性評価、衛生リスク評価、および管理オプションの検討のために協力した。最も頻繁に採用された解決策は、汚染された土壌をきれいな土壌に置き換えることであり、その他の戦略には、掘削された汚染土壌の敷地内管理、非蓄積性作物の栽培、または土地利用の変更が含まれた。
汚染・食品安全コミュニティ健康有機資源循環泥遊び:行き詰まるのか、自由になるのか?…屋外学習におけるジェンダー化された/階級的アイデンティティの交渉
2018Katherine Mycock · Children s Geographies · Global
本稿は、屋外学習中の3歳から11歳の子どもたちの間で、泥がジェンダー化された/階級に基づくアイデンティティを形成するためにどのように使われるかを探る。民族誌的フィールドワークは、2014年から2015年の学年度に、ある学校の庭と2つの森林学校で実施された。研究では、泥遊びキッチンと防水服が、身体と泥の間に分離を生み出すことで経験を部分的に統制していることが判明したが、子どもたちの素材との出会いが意図された教育的機能を時に超え、抵抗が生じることもあった。
食育コミュニティ健康食料安全保障と栄養を促進する活動としての都市農業
2018Juliana Silva Barbosa, Robson Patrocinio de Souza, Anelise Dias · Cadernos de Agroecologia · Brazil (Rio de Janeiro)
本報告書は、オズワルド・クルス財団(Fiocruz)のイニシアチブである、リオデジャネイロ西地区ジャカレパグアのジュリアーノ・モレイラ・コロニーにおける生産的な庭の実施と監視について詳述しています。このプロジェクトは、コミュニティの食料と栄養の安全保障を改善することで健康を促進することを目的とし、アグロエコロジーの実践に関心のある農家が選ばれました。この庭は、食料安全保障に貢献し、余剰作物の販売を通じて家族の収入を増やし、コミュニティにアグロエコロジーの原則を広めました。
食料主権・社会正義コミュニティ健康経済学校菜園におけるウェルビーイング – デンマークの「Gardens for Bellies」食と環境教育プログラムの事例
2018Pernille Malberg Dyg, Karen Wistoft · Environmental Education Research · Denmark
デンマークで行われた探索的な複数事例研究は、「Gardens for Bellies」学校菜園プログラムと生徒のウェルビーイングにおけるその役割を調査した。この研究は、屋外での肯定的な感情や肯定的な社会的交流を通じて、プログラムが生徒のウェルビーイングを促進し、自尊心に影響を与えることを示した。大多数の生徒はウェルビーイングを経験したが、これらの効果が長期的なウェルビーイングや地球への配慮に影響するかは文書化されておらず、すべての生徒が菜園の開放的な空間で成長したわけではない。
食育健康コミュニティ都市農業:インフォーマルおよびフォーマルな実践の評価
2018St Clair, Rebecca, Hardman, Michael, Adams, David, Armitage, Richard, Barry, Veronica, Larkham, Peter, Sherriff, Graeme · Research Explorer (The University of Manchester) · United Kingdom
本稿は、イングランドにおける小規模なゲリラガーデニングから大規模なコミュニティプロジェクトまで、都市農業(UA)活動の多様性をレビューしている。UAは理論化が不十分であり、これまでの研究は実用性と活動に焦点を当ててきたと示唆している。本稿は、UAの食料生産への貢献が問題であること、そして「ローカルトラップ」の危険性を強調している。
効果は限定的コミュニティ政策健康経済食料主権・社会正義都市菜園の農業実践と社会経済的・環境的分析:マンゲイラ地区(グラジャウ/MA)の園芸家に関するケーススタディ
2018Jonas Aleixo da Silva · · Brazil
本質的ケーススタディは、ブラジル、グラジャウ/MAのマンゲイラ地区における都市農業の実践を、訪問、観察、インタビューを通じて分析した。調査の結果、都市園芸は収入や製品品質などの利益をもたらす一方で、借地への依存、土壌の枯渇、農薬の使用といった困難に直面しており、生産が化学肥料から解放されていないことが示された。
汚染・食品安全コミュニティ経済健康福祉都市農村連携持続可能な開発としての都市菜園モデルの生成:タバスコ州ビジャエルモサ、セントロ市リンダビスタ地区の事例
2018Beatriz Doris Laury Dzib Moo, Sandra Patricia Dzib Moo, Gerardo González García · · Mexico (Villahermosa)
本研究は、タバスコ州ビジャエルモサ、セントロ市リンダビスタ地区の7,500人の住民を対象とし、30世帯をサンプルとして、家庭菜園の導入の重要性を住民に理解させることを目的としている。このプロジェクトの第一段階の主な目的は、都市菜園が家族の食料と経済を改善する代替手段としての重要性を住民が理解するのを助けることである。この地区の住民は公園や庭園がないため、都市菜園の導入が特に重要視されている。
コミュニティ健康経済食育ギャップを埋める:高齢者向け食料支援プログラムの補完としてのコミュニティガーデン
2018Jheri-Lynn McSwain · Index of Texas Archaeology Open Access Grey Literature from the Lone Star State · United States (Texas)
本研究は、テキサス州シェルビー郡の高齢者83名を対象としたアンケート調査と、4つの栄養施設ディレクターへのインタビューを通じて、コミュニティガーデンが集合食事施設やフードパントリーの補完的な食料支援ツールとして利用可能かを調査した。調査対象の高齢者は食料不安を経験しており、栄養施設ディレクターは新鮮な野菜の提供に課題を抱えていた。しかし、生活満足度と食料安全保障の間に年齢や教育レベルによる有意な差は見られなかった。
コミュニティ福祉高齢者健康クラクフのモギワとヴィチオンジェ地区における農業地域の規模と農業・環境機能の変化
2018Piotr Krzyk, Bogusława Kwoczyńska · Problemy Drobnych Gospodarstw Rolnych / Problems of Small Agricultural Holdings · Poland (Cracow)
本研究は、2010年から2013年の地方計画に基づき、クラクフのモギワとヴィチオンジェ地区における農地の投資目的への転換を定量的に評価しました。また、土壌品質、土壌中の重金属含有量、および土壌pHについても調査しました。これらの地域の空間管理計画の分析により、生物学的に活動的な地域の割合が体系的に減少していることが示されました。
汚染・食品安全近郊農業政策気候変動経済健康都市および準都市農業における廃水灌漑がクマシでのマラリア伝播に与える影響
2018Amina Abubakari, John Asiedu Larbi, Robert Clement Abaidoo · Journal of Tropical Diseases · Ghana (Kumasi)
2018年にガーナのクマシで行われた調査では、廃水灌漑活動地域におけるマラリア伝播を調べるため、77のコミュニティの医療施設から7017件のデータが評価されました。廃水灌漑活動地域では約3698件、廃水灌漑活動のない地域では3319件のマラリア症例が報告され、P値は0.1914であり統計的に有意な差はありませんでした。しかし、アノフェレス属の蚊の密度は畝で高く、次いで池で高かったことから、都市化と廃水灌漑に関連する人為的活動がマラリア伝播に寄与する可能性が示唆されました。
環境負荷のトレードオフ健康近郊農業オーロラ地域のコミュニティガーデン
2018Madeleine Chow, Valeria Aguirre, Natalie Sanchez, Erol Ikiz · DigitalCommons-IMSA (Illinois Mathematics and Science Academy) · United States (Aurora)
オーロラ地域では、住民の14.8%が貧困状態にあり、イリノイ州の住民の15.9%が栄養不足につながるフードスタンプに依存しています。この問題に対処するため、「Seedisary」社は、使用後に地域のフードパントリーやコミュニティガーデンに寄付できる、種が注入されたエコフレンドリーな買い物袋「Seed Shopper」を開発しました。この製品は、低所得地域の住民に新鮮な果物や野菜を提供し、環境に良い影響を与えることを目指しています。
コミュニティ福祉健康シカゴの都市農業:コミュニティ開発と栄養への不公平なアクセスに対処することを目的としたプログラムへの支援と課題
2018Jendayi Jones · Knowledge@UChicago (University of Chicago) · United States (Chicago)
このプロジェクトは、インタビューと文献調査を用いて、シカゴの都市農業の現状と、栄養の不公平、失業、コミュニティ形成の問題に対処する可能性を検証しています。2つの政策イニシアチブ、2つの大規模な土地管理組織、および3つのインタビューの結果を分析することにより、本研究はシカゴの都市農業の仕組みにおいて効果的な側面と、政府および独立組織からの改善が必要な領域を特定することを目指しています。
公平性・立ち退きコミュニティ健康政策経済ノルウェーとオランダにおける野菜と社会関係
2018E.J. Veen, Sebastian Eiter · Nature and Culture · Norway
ノルウェーの2つの庭園とオランダの1つの庭園で行われたアンケート調査と半構造化インタビューの結果は、野菜を育て収穫物を消費することがガーデニングの基本的な部分であることを示しています。同様に、他の庭師との交流やコミュニティの一員であると感じる社会的な要素も重要です。社会経済的背景が異なる庭師は、ある程度似たようにガーデニングを経験しますが、不利な個人的背景を持つ庭師にとって、区画農園へのアクセスはより重要であるようです。
コミュニティ福祉健康政策家庭菜園と都市農業政策:自給自足から市場へ?
2018Daniel Velandia Díaz · Jangwa Pana · Colombia (Bogotá)
コロンビアのボゴタでは、21世紀初頭に都市農業、健康的な食生活、地域社会の統合といった社会的側面を強化するための制度的政策が導入された。これらの政策は、社会包摂への懸念と関連し、市当局によって推進された。2004年から2015年までの政府計画では、都市のいくつかの地域で都市農業ネットワークを形成するための介入が進められ、既存の地域社会の経験を認識し、新たな取り組みの出現を支援した。
政策コミュニティ健康経済モザンビークにおける食料システム変革:中間層の台頭における食生活の質の変化の評価
2018Jenny Smart, David Tschirley, Francis Smart, Smart, Jenny Cairns, Tschirley, David, Smart, Francis · AgEcon Search (University of Minnesota, USA) · Mozambique
モザンビークにおける急速な都市化と所得増加の文脈で、食料システムの変革と食生活の質の変化が評価されました。所得の増加と加工食品の消費は、食生活における負の要因の悪化と関連していることが判明しました。また、所得を調整しても、都市化は食生活における正の要因の改善よりも負の要因の悪化と強く関連していました。ただし、都市部の世帯が自身の農地を所有することによる栄養への影響は、主に不健康な食品の購入が減少することにより、肯定的かつ有意であることが示されました。
効果は限定的食料主権・社会正義健康経済都市農村連携開発途上国における緑豊かな学校敷地の利用と価値
2018Arlinda Sheqiri, Parna Rastgo · Journal of Environmental Science and Engineering - A · Europe
コソボのポドゥイェヴォ市にある5つの学校を対象に、開発途上国における緑豊かな学校敷地の利用と価値に関する調査が行われた。研究結果は、調査対象のほとんどの学校で緑豊かな敷地の潜在能力が活用されていないことを明らかにした。自治体や環境NGOが提供する機会も不十分であり、開発途上国における緑豊かな学校敷地の設計と利用を見直す必要性が示唆された。
制度・ガバナンスの不全食育健康コミュニティ政策最小の芽
2018Katrina Hoch · · Global
活動の意思決定と準備に子どもたちを参加させること、特に自然環境での活動は、彼らの熱意と食料システムへの理解を高める。2015年の13件の研究の系統的レビューでは、学校菜園プログラムへの参加が野菜への好みを増加させることが判明した。学校菜園は、個人、対人関係、社会的な利益をもたらし、生物多様性の保護といったより広範なテーマに子どもたちを巻き込む。
食育健康生物多様性「それは私を正気に保つ」
2018Harriet Gross · · United Kingdom
この章では、セラピーガーデニングプログラムを含む、個人およびグループの健康と心理的幸福に対するガーデニングの肯定的な影響に関する証拠をレビューしています。庭師は、高い生活満足度、良好な身体活動レベル、および良好な心理的および身体的健康を報告しています。この章ではまた、屋外での活動が他の場所で行われる活動よりも健康と幸福に同様またはより良い影響を与えるかどうかについても考察しています。
健康コミュニティ都市の市民農園(アロットメント)がもたらす健康効果:身体的・心理的ウェルビーイングと社会的統合の改善
2017Soga M., Cox D.T.C., Yamaura Y., Gaston K.J., Kurisu K., Hanaki K. · International Journal of Environmental Research and Public Health, 14(1):71 · Japan
東京の市民農園利用者と非利用者の計332名を対象に質問票調査を行い、主観的な総合的健康感・身体的不調・BMI・メンタルヘルス・社会的結束の5指標を比較。市民農園で耕作する人は非利用者に比べて総合的健康感・身体的不調・メンタルヘルス・社会的結束のいずれもが良好で、都市の市民菜園が住民の心身の健康と地域のつながりを高めうることを示した。
健康コミュニティ福祉環境的・社会的ウェルビーイングのための生産的グリーンインフラとしての都市農業
2017Brenda B. Lin, Stacy M. Philpott, Shalene Jha, Heidi Liere · Greening Cities (Advances in 21st Century Human Settlements), Springer, 155-179 · Global
コミュニティ農園・屋上菜園・食用景観・都市果樹園などの都市農業を、高い生物多様性と多様な生態系サービスを供給する「生産的グリーンインフラ」として位置づけた章。送粉・害虫の生物的防除といった生態系サービスと、食・栄養・文化・レクリエーションといった社会的便益の双方を都市の緑のインフラがもたらすことを整理した。
生物多様性コミュニティ健康経済トマトの風味改良に向けた化学的・遺伝的ロードマップ
2017Tieman D., Zhu G., Resende M.F.R., Lin T., Nguyen C., Bies D., Rambla J.L., Beltran K.S.O., Taylor M., Zhang B., Ikeda H., Liu Z., Fisher J., Zemach I., Monforte A., Zamir D., Granell A., Kirst M., Huang S., Klee H. · Science 355(6323):391-394 · Global
398系統の現代・在来・野生トマトの風味物質を定量し、消費者嗜好に重要な化学物質を特定。現代品種は糖・酸・揮発性物質の対立遺伝子多様性を失い風味が低下していることを遺伝的に示した。
固定種・在来種生物多様性健康園芸は健康に有益である:メタ分析
2017Soga M., Gaston K. J., Yamaura Y. · Preventive Medicine Reports · Global
園芸活動が抑うつ・不安の軽減、生活満足度や身体活動の向上など幅広い健康便益をもたらすことをメタ分析で示す。職場・地域庭園プログラムの健康根拠を提供。
健康福祉コミュニティSAGE(Active Garden Education による持続可能性):2つの実施可能性パイロットの結果
2017Lee R.E., Parker N.H., Soltero E.G., Ledoux T., Hernandez I., Sahnoune I. · BMC Public Health, 17:242 · United States
3–5歳児向けの菜園教育プログラムSAGEを、2都市6施設の保育・教育施設(ECEC)89名でパイロット実施。歌・ゲーム・味見・畑の手入れを含む12回のセッションで、身体活動・野菜摂取・保護者の支援行動の改善可能性をRE-AIM枠組みで評価した。
食育健康コミュニティ