研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
5543 件(13 / 222)
変わりゆく世界の都市農業:世界的潮流・イノベーション・ガバナンス・持続可能性への道筋のテーマ別レビュー
2025· Frontiers in Sustainable Food Systems · Global
都市農業をめぐる世界的な潮流、イノベーション、ガバナンスの枠組み、持続可能性への道筋を横断的に整理したテーマ別レビュー。市民参加・政策支援・環境面の課題を含め、都市農の現在地と今後の方向性を概観する。
コミュニティ有機資源循環生物多様性政策認知された企業の社会的責任と従業員エンゲージメント:組織同一化と企業ボランティア風土
2025Zuo J., Huang L., Minami C. · Corporate Social Responsibility and Environmental Management · Japan
社会的アイデンティティ理論に基づき、企業のCSR活動が組織同一化を介して従業員エンゲージメントを高めること、企業ボランティア風土が境界条件となることを日本の従業員データで示す。
福祉コミュニティ経済集合的食料生産としての地域支援型農業と市民農園:社会関係資本が認知便益に及ぼす影響の検討
2025Neumann V., Schmid B., El Benni N., Finger R. · Land Use Policy · Switzerland
スイスの集合的食料生産(CSA・市民農園)参加者500名を対象に、社会関係資本が認知される便益に正の影響を与えることを実証。共同型・連携型都市農業の社会的価値を示す。
コミュニティ経済福祉(自分の)裏庭に?:コミュニティガーデンへのアクセス、近隣特性、そしてフードデザート
2025Chen H., Wang H., Bora F., Hu Y. · Cities 166:106226 · United States
米国24都市の1,874のコミュニティガーデンを分析。黒人比率や貧困率が立地と関連するが、多くはフードデザート外にあり、砂漠解消への寄与は限定的と指摘。
福祉コミュニティ政策難民・移民コミュニティにおける都市農業介入:スコーピングレビュー
2025Langerman S., Juarez N., Magan I. M. · Journal of Urban Health 102:857-871 · Global
1990~2024年の42論文を分析し、難民・移民への都市農業介入を幸福・健康・生態・経済・社会の5領域に整理。社会的領域が最多で、帰属意識や文化的食へのアクセス向上に寄与すると示す。
福祉コミュニティ健康都市と地域をつなぐ「BRANZ オーナーズファーム」開始
2025東急不動産株式会社, 株式会社マイファーム · 東急不動産 プレスリリース資料 · Japan
東急不動産がソーラーシェア用地を活用し、ブランズオーナー向けに埼玉・東松山で農業体験プロジェクトを開始。マンション居住者の食育・交流と地域活性化を結ぶ、デベロッパー主導のレンタルガーデン事業の公式報告。
コミュニティ経済健康市民農園って楽しい!(名古屋市 令和7年)
2025名古屋市 東部・緑農政課 · 名古屋市 市民農園調査・広報資料 · Japan
名古屋市が開設する憩いの農園・コミュニティ農園・分区園・みのりの農園など市営市民農園の種類、区画面積、利用料、募集時期を整理した広報・調査資料。行政が運営・支援する貸し農園の実態を示す。
コミュニティ食育経済令和7年度版さいたま市の農業
2025さいたま市 · さいたま市 農業統計・振興報告書 · Japan
さいたま市の農業振興状況をまとめた年次報告。都市農業審議会、ランドコーディネーター事業、市民農園事業(公設・民設79ヶ所)など、行政・公的支援による都市農業施策の実績と市民農園供給を記載する。
政策コミュニティ食育経済市民農園開設状況調査の結果について(令和7年3月末時点)
2025農林水産省 · 農林水産省 統計調査 · Japan
全国の市民農園数・区画数・面積と開設主体別推移をまとめた農水省調査。自治体・農協・農業者・NPO等による行政・公的支援を受けた市民農園の全国実態を把握する基礎統計資料。
政策経済コミュニティシカゴのコミュニティ農園における植物・鳥類・チョウ類の多様性を形づくる社会生態的要因
2025Domanus A., Smith A., Roberts M., Schnorenberg R., Doane M., Minor E. · Cities and the Environment (CATE), 17(2):9 · United States (Chicago)
シカゴの24のコミュニティ農園で、栽培植物だけでなく自然に生える在来・自生(spontaneous)植物、鳥類、チョウ類、ハナバチ類の多様性を一斉に調査した研究。農園には栽培種に加えて多くの自生植物種が生育し(農園あたり平均8.4種)、それが鳥18種・ハナバチ13属・チョウ10種など多様な生きものを支えていた。運営形態(区画貸し型か共同型か)などの社会生態的要因が、栽培種数・自生植物の量・樹木低木の密度に有意に影響することを示し、農園の管理が都市の生物多様性を左右することを実証した。
生物多様性送粉者・ミツバチコミュニティフランス・トゥールーズ地域の集合庭園におけるアグロエコロジーの媒体としてのグローバルヘルス
2025Wilkens J., Mombo S., Dumat C. · Urban Science · France (Toulouse)
2011〜2022年のトゥールーズ地域の集合都市庭園を対象に、グローバルヘルス(ガーデナーの健康・植物・土壌・動物・人間と非人間の相互作用を包含)の概念がアグロエコロジーへの移行を促進する媒体となりうるかを検討した。参加者の健康意識が有機農業実践や生物多様性保全への動機づけと関連していることが示された。
コミュニティ健康生物多様性有機資源循環社会的イノベーションから制度的ガバナンスへ:YouTube動画分析によるダッカ市の屋上農業の実態解明
2025Ashikuzzaman M., Swapan M.S.H., Zaman A.U., Song Y. · Landscape and Urban Planning · Bangladesh (Dhaka)
187本のYouTube動画を分析し、ダッカ市における屋上農業(URF)実践者の視点と制度的課題を明らかにした。URFは草の根的な運動として拡大しているが、行政的監督は断片的で非統合的であることが示された。混合土地利用地区の農家が最も強い参加動機を示し、政府からの政策指針と情報提供を求めていた。
政策コミュニティ災害後の食料安全保障のための都市農業:コミュニティガーデンの貢献の定量化
2025Liu Y., Chanse V., Chicca F. · Urban Science (MDPI), Vol. 9, No. 8, Article 305 · New Zealand (Wellington)
ウェリントン市は地震リスクが高く、災害後に食料供給が途絶するおそれがある。本研究はウェリントンのコミュニティガーデンの野菜生産量を現地調査と航空写真で定量化し、災害後の野菜需要を重量・栄養素の両面から充足できるか評価した。現状のコミュニティガーデンのみでは自給率は低いが、私有地や都市農場も含めた拡張で食料安全保障への貢献可能性が示された。
コミュニティ食育健康政策垂直農業は家計食料安全保障を支える:ナイロビのキベラ・インフォーマルセトルメントからの証拠
2025Otieno J.A., Omia D.O., Amwata D.A. · Frontiers in Sustainable Food Systems · East Africa (Kenya)
ナイロビのキベラのインフォーマルセトルメント地域での垂直農業(特にサック農業)が、家計の食料安全保障を実現する具体的なメカニズムを実証的に示した研究。土と有機廃棄物を詰めた麻袋を垂直に配置することで、限定的な空間での野菜栽培を可能にし、慢性飢餓に対処する手段となっている。
コミュニティ食育食品ロス有機資源循環作物特化型送粉者:小規模スカッシュ農場における都市化へのミツバチと花の群落応答を駆動する
2025Roedel J., Szendrei Z. · Urban Ecosystems · North America (urban-suburban gradient)
2025年の研究で、スカッシュ蜂が郊外・都市農場で農村農場よりも豊富であることを示した。小規模な都市農場でも、都市環境が提供するポリネーター集団の利点(農薬削減、花資源の多様性、景観不均質性)が機能し、ミツバチと花の群落が都市化に対応することを実証。
送粉者・ミツバチ生物多様性コミュニティ都市食料レジリエンス:進化、次元、計画統合のシステマティック書誌学的レビュー
2025Global research network · Frontiers in Sustainable Food Systems · Australia, Canada, China
都市食料レジリエンスに関する710以上の論文の書誌学的分析。都市計画・環境とフードシステム・農業の連携について、進化と次元を総括。
コミュニティ政策都市農業は食料安全保障に貢献するのか、そしてそれはいかに達成されうるのか?
2025(Open Research Community) · ResearchGate, Discover Sustainability (Springer Nature) · Global
2025年の総説論文。都市農業が食料安全保障にもたらす貢献度と達成メカニズムを詳細に検討。都市農業がもたらす利便性と課題、所得生成への効果、低所得世帯への新鮮食料アクセス改善について実証的に分析。
経済コミュニティ政策自治体のコミュニティ堆肥化プログラム参加者の家庭食品廃棄行動
2025Campbell C., Gusto C., Kelsey K.D., Haase H., Cohen N., Robertson K., Kiker G., Boz Z. · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development, 14(2):9-26 · United States
米国フロリダ州ゲインズビルの自治体コミュニティ堆肥化プログラム参加者107名が、市民科学の手法で2週間の家庭生ごみを実測・記録した研究。参加世帯の生ごみはEPA推計の2倍以上(週約14ポンド)に上ったが、参加者の85.8%が食品廃棄への意識向上を、71.5%が排出量の削減を報告した。コミュニティ堆肥化への参加が家庭の食品ロス削減行動を後押ししうることを示す。
食品ロスコンポストコミュニティ食育食料システムにおける持続可能な移行:米国ワシントンの都市農業就農研修プログラムの事例研究
2025Soumya Keefe, Jean Lee · Frontiers in Sustainable Food Systems · United States (Washington)
米国ワシントンの都市農業就農研修プログラムを事例に、こうしたプログラムが食料システムの持続可能な移行をどのように支えるかを、マルチレベル・パースペクティブと社会的実践理論を用いて検討している。研修プログラムは社会的学習の場を生み出し、修了生の集合的な実践や語りを変化させる一方、州・地方政府による意図的な政策支援がなければ、より大きな食料レジームを変える修了生の力は限られると示した。
食育コミュニティ政策バケツ一杯の水:水に強靭な都市農業と都市食料システムのレジリエンスに向けた実践と政策の検討
2025Kristida Chhour, Maya Carrasquillo · Frontiers in Sustainable Food Systems · United States (San Francisco East Bay)
水不足に脆弱なサンフランシスコ・イーストベイを対象とした本混合手法ケーススタディは、91の都市農業サイトのマッピング、34名の関係者へのインタビュー、地域計画の分析を通じて、水管理と都市農業のレジリエンスの可能性を検討している。栽培者が主な水管理の担い手である一方、自治体や水道事業者の関与は限定的で、土地へのアクセスが水へのアクセスを規定しており、長期的な土地・水アクセスを安定させる制度的支援がレジリエンス向上に必要であると見出している。
政策コミュニティ経済コミュニティの力を測る:都市の農家・園芸家における集団的自己決定、身体化されたアース・ケア、ウブントゥを測定する尺度
2025Ashley Gripper, Tori Cowger · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States
本研究は、米国の農業ネットワークから募った363名の回答者に探索的因子分析を適用し、黒人・褐色人種主導のフードジャスティス団体がコミュニティ農業・園芸において最も重視する価値を捉える調査尺度を開発した。分析は5因子構造(「農業コミュニティ・パワー」=AgCPS:集団的自己決定、身体と心のコミュニティケア、土地に根ざした精神的幸福、身体化されたアース・ケア、ウブントゥ/相互依存)を支持し、十分な信頼性(クロンバックのα=0.93)を示した。
コミュニティ健康政策麦わらによる被覆が菜園土壌の微生物多様性を高める
2025Emory Walker, Mara Welty, Emma Creviston, Jacob J. Adler · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (Lafayette)
本プロジェクトは、米インディアナ州ラファイエットのErie Street GrowLocalコミュニティガーデンから採取した土壌を対象に、EcoPlateによる炭素源利用分析と16S rRNAシーケンシングを用いて、麦わら被覆が菜園土壌の微生物叢に与える影響を調べた。麦わら被覆は土壌の含水率を高め、細菌のアルファ多様性を有意に増加させ、炭水化物の利用選好が高まった一方、ベータ多様性には差が見られなかった。著者らは、麦わら被覆が土壌の微生物多様性と含水率を改善し、収量や食料品質の向上に寄与しうると結論づけている。
生物多様性有機資源循環コミュニティ社会としての庭——コミュニティガーデンの美学に埋め込まれた価値観の探究
2025Azucena Lucatero, Madeleine Fairbairn · Agriculture and Human Values · United States (California)
本研究は、フォトボイス・プロジェクトとカリフォルニア中央沿岸部のコミュニティガーデナーへの半構造化インタビューを用いて、コミュニティガーデンの美学を駆動する価値観を調査した。公式・非公式のガバナンスや個人の好みによって「整然さ(tidiness)」が支配的な美学として維持される一方、生態学的資源をもたらしうる「野生性(wildness)」という代替的美学が対抗軸となることを見いだした。
コミュニティ生物多様性雨水貯留池の水の再利用はコミュニティ都市農業のニーズを満たせるか?
2025Estenia Ortiz, Adriana Mayr Mejia, Emma Borely, Liam Schauer, Lena Young Green, Maya Trotz · Sustainability · United States (Tampa)
本研究は、コミュニティガーデンを雨水貯留池空間と併設したいという地域の要望を受け、フロリダ州イーストタンパの23.4ヘクタールの雨水貯留池の水質を1年間モニタリングし、US EPAの再利用推奨値や水質基準と比較した。pHと電気伝導度は作物の灌漑に適し、重金属は最大再利用値を下回った一方、大腸菌濃度は灌漑要件を上回り、合成有機化合物も人の健康基準を超過した。
コミュニティ有機資源循環健康アフリカ系アメリカ人女性の身体活動・果物野菜摂取・心理的健康の向上を目指す、文化に配慮したコミュニティガーデニングのアプローチ――前後比較による実現可能性研究
2025Imani Canton, Vanesu Jakachira, Dawn Blackman, Heather Rose, Susan Aguiñaga · Health Promotion Perspectives · United States (Champaign, Illinois)
本研究は、2023年夏に米イリノイ州シャンペーンで、中年のアフリカ系アメリカ人女性11名を対象に、黒人史の知識を取り入れた文化配慮型のコミュニティガーデニング介入(8週間)の実現可能性を前後比較で検証した。参加者は機器で測定した1日の歩数(中央値+880歩/日)と果物・野菜の摂取(中央値+82単位)が有意に増加し、身体活動や知覚ストレスへの効果は比較的小さかった。著者らは、この介入が身体活動・野菜果物摂取・心理的健康の改善に有望であるものの、十分な検出力を備えた大規模研究が必要だと結論づけている。
コミュニティ健康