研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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抵抗としての都市農業:緑の革命とアグロエコロジー的代替策の間の分析(ブラジル)
2025Anderson Luis Ferreira · Revista fisio&terapia. · Brazil
文献・資料レビューによる質的・探索的記述研究で、緑の革命の矛盾に対する社会環境的代替策としての都市農業を検討した。国内外の古典的・現代的文献およびFAOや国連ハビタットなどの多国間機関の報告書を対象に分析し、緑の革命が農業生産性を高めた一方で社会的不平等を深め、作物を画一化し、深刻な環境影響をもたらしたと整理した。都市農業は生産の多様性を重視し、コミュニティの自律性を強化し、新たな社会性の形態を促進するものとして位置づけられ、食料主権の強化、社会的包摂、都市の持続可能性に資する事例が異なる文脈で確認されたと結論づけている。
コミュニティ食料主権・社会正義政策経済農商工等連携事業計画の概要(令和7年12月5日現在)
2025· 農林水産省・経済産業省 · Japan
農商工等連携促進法に基づく事業計画の認定状況を、地域別(北海道・東北・関東・北陸・東海・近畿・中国四国・九州・沖縄)に集計した統計。中小企業者と農林漁業者の連携がどの地域でどれだけ成立しているかを示す。
政策経済2023(令和5)年度食品ロス量推計値の公表について
2025消費者庁 · 消費者庁(農林水産省・環境省と連携) · Japan
消費者庁が2025年6月27日に公表した令和5年度の食品ロス量推計値。総食品ロス量は464万トンで前年度(472万トン)から減少し、内訳は事業系231万トン、家庭系233万トンだった。
食品ロス政策経済生ゴミの分別回収、フランス人のほぼ2人に1人が利用可能に(ADEME調査)
2025Anne Lenormand · Banque des Territoires (Localtis) · France
2024年1月の法的義務化から3年で分別体制が3倍に拡大し、3,210万人(約50%)のフランス人が生ゴミの分別手段(自治体回収・個別/集合コンポストなど)を利用できるようになったと報じる。滑り出しは苦戦したが加速しており、今後さらに2,000万人が新たに対象になる見通し。
コンポスト有機資源循環政策経済ニューヨーク市、生ゴミ分別の取り締まりを一時停止
2025Jacob Wallace · Waste Dive · United States
NYC衛生局は2025年4月1日から生ゴミ分別収集の罰則付き取り締まりを開始し、初週で約2,000件の違反切符を発行したが、市長は同月18日に取り締まりを2025年内は緩和し、常習違反者に限定すると発表した。市は無料の茶色ビン約19万個を配布、さらに6.3万個が購入され、2022〜2024会計年度で有機物の転換量は65%増加していた。
制度・ガバナンスの不全コンポスト政策有機資源循環経済無機肥料 2002-2023年
2025FAO · FAO (FAOSTAT Analytical Brief) · Global
FAOSTAT分析概要によれば、世界の農業用無機肥料使用量は2002年の1億4,200万トンから2023年には1億9,000万トンへと34%増加した。窒素・リン・カリのヘクタール当たり施用量もこの間に上昇し、世界生産量は2002年比40%増の2億800万トンに達した。
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全米概観:資源・廃棄物・リサイクルの実態
2025US Environmental Protection Agency · U.S. Environmental Protection Agency (EPA) · United States
米国の一般廃棄物(MSW)発生量は2018年に2億9,240万トンに達した。埋立率は1960年の94%から2018年には50%に低下する一方、リサイクル・堆肥化率は1960年の約6%から2018年には32.1%(堆肥化2,500万トン・リサイクル6,900万トンを含む)まで上昇した。
有機資源循環コンポスト政策経済No.4147 農業相続人が農地等を相続した場合の納税猶予の特例
2025国税庁 · 国税庁 · Japan
国税庁のタックスアンサーによれば、農業を営んでいた被相続人から一定の相続人が農地等を相続し、自ら農業を継続または特定貸付け等を行う場合、取得した農地等の価額のうち農業投資価格を超える部分に対応する相続税額の納税が猶予される。この納税猶予税額は、特例の適用を受けた農業相続人が死亡した場合等に免除される。特定貸付け等には都市農地の貸借の円滑化に関する法律等に基づく貸付けが含まれる。
政策経済農業者・事業者向け相続税軽減措置の閾値、250万ポンドへ引き上げ
2025Department for Environment, Food & Rural Affairs, HM Treasury, Department for Business and Trade · GOV.UK · United Kingdom
英国政府は2025年12月23日、農業用資産・事業用資産軽減措置(Agricultural and Business Property Reliefs)の100%軽減の適用上限を100万ポンドから250万ポンドへ引き上げると発表した。夫婦・シビルパートナーの合算では最大500万ポンドまで無税で承継でき、既存の基礎控除と組み合わせれば最大565万ポンドの農場を無税で承継できるとしている。施行は2026年4月6日から。政府はこの改正により、2026-27年度に軽減措置の影響を受ける農地の相続件数が375件から185件へほぼ半減すると見込む。
政策経済近郊農業USDA全米農業統計局「2025年農地価値・借地料ハイライト」
2025USDA National Agricultural Statistics Service (NASS) · USDA National Agricultural Statistics Service · United States
USDA NASSの2025年調査によれば、米国の耕作地の平均価値は2025年に1エーカーあたり5,830ドルで前年比4.7%増、2011年比では96%増となった。牧草地の平均価値は1エーカーあたり1,920ドルで前年比90ドル増、2011年比79%増。農地不動産全体(土地と建物)の平均価値は1エーカーあたり4,350ドルで前年比180ドル増。耕作地の借地料は全国平均1エーカーあたり161ドルで前年比1ドル増、うち灌漑耕作地244ドル、非灌漑耕作地147ドル、牧草地は15.50ドルで前年から変化なしだった。
経済政策近郊農業全国の地価動向は全用途平均で4年連続上昇~令和7年地価公示~
2025国土交通省 · 国土交通省 · Japan
国土交通省が令和7年(2025年)3月18日に公表したプレスリリース。全国26,000地点を対象に実施した令和7年地価公示の結果、全国平均で全用途・住宅地・商業地のいずれも4年連続で上昇し、上昇幅も拡大した。三大都市圏では東京圏・大阪圏で上昇幅の拡大が継続する一方、名古屋圏はやや縮小。地方圏は4年連続上昇したが、地方四市(札幌・仙台・広島・福岡)では上昇幅がやや縮小した。
政策経済都市農村連携令和7年(2025年)地価公示の概要
2025石井健太朗 · 大和不動産鑑定株式会社(DREA REPORT) · Japan
大和不動産鑑定株式会社リサーチ&マーケティング部の石井健太朗氏が2025年4月にまとめた、令和7年地価公示(2025年1月1日時点)の解説レポート。国土交通省の公示データを基に、全国・全用途平均の変動率が2021年以降4年連続で拡大していること(2025年は+2.1%)、住宅地は堅調な需要、商業地は店舗・ホテル需要を背景に上昇が続いていることを示す。住宅地の上昇率1位は北海道富良野市、商業地1位は北海道千歳市(半導体メーカー進出地域)。県庁所在地では住宅地の上昇率1位が那覇市(+5.9%)、商業地1位が佐賀市(+9.0%)だった。
政策経済都市農村連携農業における災害リスク削減(FAO)
2025Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) · Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) · Global
FAOによれば、災害は近年40.3億人に影響を及ぼし、これは過去20年間平均比124%増となる。直接的経済損失は約3兆米ドルに達し、1980〜1999年比で182%増加した。気候関連災害は世界の直接経済損失の91%を占め、36億人に影響を与えた。2008〜2018年の後発開発途上国・低中所得国では、農業が中規模〜大規模災害による全体的影響の26%を吸収した。世界で25億人が生計を農業に依存しており、FAOは仙台防災枠組・パリ協定・SDGsの一貫した実施を通じた災害リスク削減を推進している。
政策気候変動経済食料主権・社会正義ヨーロッパにおける水源・経済セクター別取水量
2025European Environment Agency · European Environment Agency (EEA) · Europe
EEAの指標によると、2020〜2023年のEUの取水は発電冷却33%、農業(灌漑中心)31%、公共給水21%、製造業14%の構成で、EU27全体の淡水取水量は2000年代の2,240億m³から1,926億m³へ14%減少した。一方で農業セクターの地下水取水は110億m³から165億m³へ52%増加している。
気候変動経済政策水と気候の影響 — ヨーロッパの環境2025
2025European Environment Agency · European Environment Agency (EEA) · Europe
EEAの2025年版環境概況の briefing は、水ストレスが毎年ヨーロッパの土地面積の約30%・人口の34%に及ぶこと、2000〜2022年にEUの取水量が19%減少したことを示す。一方で1980〜2023年の洪水による経済損失は年平均65億ユーロ、1980〜2022年の洪水による直接死者は5,582人に上ると報告している。
気候変動政策経済EUで水は不足しているのか?
2025Eurostat · Eurostat · Europe
世界水の日にあわせたユーロスタットの記事は、2022年のEU全体の水利用指数プラス(WEI+)が5.8%で統計開始以来の最高値、2000年比+0.9ポイントだったと報告する。国別ではキプロスが71.0%と持続不可能な水準、マルタが34.1%で、20%超は水不足、40%超は深刻な水不足の目安とされる。
気候変動政策経済「30by30」食料自給目標に関する国会質問への文書回答
2025Ministry of Sustainability and the Environment, Singapore · Ministry of Sustainability and the Environment, Singapore · Singapore
2025年9月26日、グレース・フー大臣は「30by30」目標の進捗に関する国会質問に対し、国内消費に占める国産食品の割合は現在10%未満にとどまると回答した。同目標はコロナ禍以前に策定された「野心的な」目標であるとしつつ、鶏卵は30%超、もやしは50%超が国産で賄われていると具体例を挙げ、代替タンパク産業は高い電力コストと消費者受容の不足という課題に直面していると述べた。
効果は限定的食料主権・社会正義政策経済垂直農業企業Plenty、約10億ドルを調達後に破産申請
2025TechCrunch · TechCrunch · United States
2025年3月24日、垂直農業企業Plentyが破産保護を申請したとTechCrunchが報じた。2014年の設立以来約10億ドルを調達し、2022年1月のシリーズEラウンドでは評価額19億ドルに達していたが、SoftBank・Walmart・Bezos Expeditionsなどの出資にもかかわらず経営破綻した。破産後は2,070万ドルのDIP融資を確保し、バージニア州のイチゴ農場とワイオミング州の植物科学研究開発センターの運営は継続する。
経済デジタル農業都市農村連携鉱物資源概要2025:リン鉱石
2025U.S. Geological Survey (USGS) · U.S. Geological Survey (USGS) · Global
USGSの年次鉱物資源概要2025年版のリン鉱石項目。2024年の米国生産量は市販製品換算2,000万トン(価値20億ドル)、輸入依存度は消費量の13%で、輸入元は2020〜2023年でペルー98%・モロッコ2%。世界の鉱山生産量は2024年推計2億4,000万トン(中国・モロッコ・米国・ロシアの順)、世界埋蔵量は7,400万トン(千トン単位表記、実質740億トン)、うちモロッコが5,000万トン(千トン単位、実質500億トン)と突出する。肥料中P2O5の世界消費量は2024年に4,750万トン、2028年には5,180万トンへ増加見込みとされる。
経済政策有機資源循環資金提供者への提言(「小さいことの力」プロジェクト)
2025NCVO · National Council for Voluntary Organisations (NCVO) · United Kingdom
英国のボランタリー団体全国協議会(NCVO)が2025年4月30日に公表した、小規模チャリティに関する「小さいことの力」プロジェクトの提言。資金提供者に対し、複数年にわたる中核経費(コアファンディング)を増やすこと、IVARの原則に沿って申請手続きを簡素化すること、組織基盤の強化を支える取り組みを行うこと、資金配分の公平性を確保すること、セクター全体の協働を促すことの5点を求めている。助成期間については、12か月から少なくとも24〜36か月へ、できれば5年以上へ延ばすべきだとしている。
政策経済コミュニティメデジン・コムーナ13の37のテラスで高品質なレタス、バジル、ヨーロピアン・コゴージョを栽培
2025Heidi Tamayo Ortiz · El Colombiano · Colombia
メデジン・コムーナ13の37テラスで、レタス、バジル、アセルガ、ケール、ヨーロピアン・コゴージョなどを栽培する屋上菜園の取り組みを紹介する記事。2021年に5テラスの試験導入として始まり、サン・ハビエル地区ではフンダシオン・エクシトの支援を受けた12テラスを含め、25人以上の女性家長を中心に25世帯が参加している。収穫物はレストランやエクシトのラウレレス店舗で販売され、労働時間は1日4時間以内に抑えられている。取り組みはボゴタ(シウダー・ボリバル)やカリ(シロエ)にも広がっている。
DIY・自作コミュニティ経済法律が学校給食における家族農業産品の増加を規定
2025Agência Senado · Agência Senado (Senado Federal) · Brazil
ブラジル上院ニュースによる記事。2025年9月30日に制裁され10月1日付官報で公布された法律15.226/2025号が、学校給食(merenda escolar)における家族農業産品の調達比率を、従来の最低30%から最低45%へ引き上げたことを報じる。優先購入対象として農地改革入植地、先住民・キロンボ系伝統コミュニティ、女性の正規・非正規グループを挙げ、賞味期限が製造から消費期限までの半分以上残っていることを条件とする規定(家族農業産品を除く)も含む。同法はルイジアンナ・リンス下院議員(PT-CE)提出のPL 2.205/2022を起源とし、上院ではダニエラ・リベイロ議員(PP-PB)が報告を担当した。
政策食料主権・社会正義経済高齢化社会における家庭の食品ロスと関連する気候変動影響の抑制
2024Shigetomi Y., Ishigami A., Long Y., Chapman A. · Nature Communications, 15:8987 · Japan
日本の家庭における一人当たり食品ロスは世帯主の年齢が上がるほど増加し、70代以上では20代以下の約3倍に達することを実証。高齢化が進む社会では食品ロス由来の温室効果ガスも世代によって大きく異なり、年齢層に応じた食品ロス削減策の必要性を提示した。
食品ロス有機資源循環政策経済農福連携等推進ビジョン(2024改訂版)
2024· 農福連携等推進会議(内閣官房) · Japan
2019年策定・2024年改訂の政府方針。農業と福祉が連携し、障害者等が農業分野で活躍することで自信や生きがいを持って社会参画する「農福連携」を国家戦略として推進する。普及啓発、人材育成、施設整備支援、ノウフク認証等のマーケット拡大などの施策を示す。
福祉政策健康コミュニティ経済民間企業が参入するコミュニティガーデンの可能性と運営課題
2024· 都市計画報告集 23巻3号 pp.429- · Japan
民間企業が運営・参入するコミュニティガーデンの可能性と運営上の課題を分析した報告。団地や住宅地での企業連携型の市民菜園・ガーデンの持続可能な運営モデルと地域コミュニティ形成への寄与を論じる。
コミュニティ経済政策