研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
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子どもとの資産マッピングの実行可能性調査:アレクサンダー・ファーストネーションにおける地域環境が身体活動と食選択に与える影響の把握
2013David DyckFehderau, Nicholas L. Holt, Geoff D.C. Ball, Noreen D. Willows · PubMed · Canada
カナダ・アルバータ州中部のアレクサンダー・ファーストネーションで、保留地に住む先住民の子ども(カナダの子ども全体より肥満率が4.5倍高いと推計される)を対象に、地域資源が身体活動と食選択に及ぼす影響を把握する目的で資産マッピング調査を実施した。参加者は地元保健センター勤務の高校生2名と6年生の子ども7名の便宜的サンプルで、地図・写真・町の見学を用いて活動または食に関わる場所・空間25か所を特定した。学校では朝食・昼食のほか菓子類(チョコレートバー、ポテトチップスなど)を入手し、文化的集会では食事や菓子類、地元商店でも菓子類を入手しており、健康的な食の選択肢は限られていた。町の敷地外で活動できる場所はわずか2か所しか特定されず、若者たちはレジャーセンターの建設、地元商店での健康的な食品の販売、コミュニティガーデンとベリー農園の整備を提言した。
公平性・立ち退きコミュニティ健康福祉都市農村調和の実現における農民の意向の影響分析
2013Cao We · Economic Geography · China
中国・南京市浦口区を、各郷鎮の資源・環境の組み合わせ、開発強度・開発ポテンシャルに応じて、最適化統合区・重点開発区・都市農業区・生態観光区の4つの土地利用機能区に区分した上で、対象地域の201世帯を対象とした質問紙調査データをもとに、BPニューラルネットワークモデルを用いて、地域類型ごとの農民の意向が都市農村調和の実現に及ぼす影響を分析した。その結果、最適化統合区では移転への満足度と社会保険への満足度が、重点開発区では土地規模経営への意向・老後生活への不安・移転への満足度が主な影響要因であった。都市農業区と生態観光区では、老後生活への不安、土地規模経営への意向、移転への満足度が主な影響要因であった。これらから、地域特性と農民の意向の違いに応じて、都市農村調和の実現方式を差異化する必要があるとしている。
都市農村連携政策コミュニティ社会正義と都市の肥満危機——ソーシャルワークへの示唆
2013Melvin Delgado · · Global
この文献は目次のみが示されており、社会正義の枠組み、全米的な肥満危機の実態、健康、健康的な食料へのアクセス不足、運動のための場所・空間の制約、食品産業の慣行、過体重・肥満の測定上の課題を扱う第一部に続き、健康増進、若者を対象とした介入、コミュニティガーデンを用いた介入、コミュニティに根ざした食料イニシアチブ、ソーシャルワークの実践・研究への示唆を扱う第二部から構成される書籍であることが分かる。
コミュニティ健康農業農団協同組合育成のための慶尚南道地域戦略(韓国)
2013권용덕 · 경남정책 Brief · South Korea
韓国・慶尚南道における農業分野の協同組合「農団協同組合」育成のための地域戦略を提言した政策ブリーフ。農村型(生産・加工・林野など)と都市型(週末農場、ベランダ菜園、屋上菜園、学校菜園などの都市農業農団)、共通型(生活用品)に農団を分類した上で、農団協同組合が地域農村社会の経済的持続可能性と自立的発展能力の形成に寄与するとし、教育の拡充、経営原則の徹底、地域内連携の強化に加え、広報・教育、関連法制度の整備、推進体制の整備、事業領域の発掘、段階的な育成を課題として挙げている。
政策コミュニティ経済スタードスハーゲンの市営住宅(スウェーデン)
2013Daniel Zetterberg · · Sweden
スウェーデン・ストックホルムの地下鉄駅上、公園北端に位置する集合住宅・オフィス複合建築の設計案。70〜120平方メートルの住戸を主体とし、住居とオフィスが共用する中央階段室から、洗濯室、ジム、パーティー・会議室などの共用機能へとつながる構成をとる。屋根は建物の庭として機能し、屋上庭園によって公園内での建物の設置面積を小さく抑えることを意図している。1階には小規模事業者向けの区画と駐車場を設けている。
コミュニティ米国コミュニティガーデンのエコ植生構成とその示唆——カリフォルニア州の事例
2013Liangtao Li, Weller Lorraine, Yuanyuan Tao, Zhenrong Yu, Li, Liangtao, Weller, Lorraine, Tao, Yuanyuan, Yu, Zhenrong · · United States (California)
米国ロサンゼルスのコミュニティガーデン14か所を対象に、フィールド調査によって都市植生の多様性・分布パターンが栽培者の民族的背景や造成方式とどう関連するかを調べた研究。合計439種の植物が確認され、コミュニティガーデンが都市生態系の重要な種プールとして機能し、在来の分類群資源を豊富に維持していること、栽培される植物の主な機能は食用植物であり、民族の伝統文化や地域の在来文化の保護に大きな役割を果たしていること、植生の景観構造・機能が民族的背景や造成方式に左右されることを示した。中国の都市緑地計画・余暇農業への示唆として論じられている。
コミュニティ生物多様性論文は毎週増えています
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都市計画のための新しい自由空間——ハンブルクの事例
2013Michael Koch, Martin Köhler · · Germany
ドイツで、住宅需要に応える都市再密集化の議論や、市民・企業・都市の新たなパートナーシップの模索を背景に、公式に把握された緑地・空地とは別の「新しい自由空間」——交通結節点、鉄道盛土、産業跡地、駐車場、道路空間、歩道、私有庭園、校庭、企業緑地、荷捌きゾーン、中庭、瓦礫置き場、埠頭、市民農園、堤防、放水路、雨水調整池、橋梁、住宅間隔地、車庫進入路など——に注目した論考。これらは都市ガーデニングや都市探索、パルクールといった新しい潮流の舞台であり、ハンブルクを対象に全4巻で、都心部や若い都市層に限らず都市住民全体への自由空間供給に対するその実際・潜在的な貢献を検討している。
コミュニティDIY・自作政策都市農業と食——公共政策と地域の取り組みのはざまで
2013Sylvie Lardon, Salma Loudiyi · OpenEdition (OpenEdition) · France
2050年に向けた都市成長予測が都市の食料安全保障や食料主権、ますます脆弱化する地域の食料システムの持続可能性への懸念を高めている21世紀半ばの人口動態的課題を背景とした、フランスの論考。変化を捉え新たな行動様式を編み出す能力を問うているが、入手できた要旨はここで途切れており、それ以上の詳細は示されていない。
政策コミュニティ食料主権・社会正義食料バリューチェーンに応用されたGLOCAL方法論
2013Julián Briz Escribano, Isabel de Felipe Boente · · Global
食料供給と食料安全保障への関心の高まりを背景に、ボリビアの南米農村開発機構(IPDRS)、サンアンドレス大学大学院(CIDES-UMSA)、国境なき農学者獣医師団(AVSF)ボリビアが共同で開催した、商業化・食料バリューチェーンと都市農業のための会議を紹介する記事。招待講演者フリアン・ブリス・エスクリバーノとイサベル・デ・フェリペ(マドリード工科大学)は、60か国80人の著者による食料バリューチェーンの方法論・事例研究をまとめた書籍3冊をすでに刊行している。
コミュニティ経済食料主権・社会正義コミュニティガーデンの効果測定項目の分類に関する研究
2013Jae Yeon Kim, Yun Soo Kim, Yuen Sook Lee · KIEAE Journal · South Korea
韓国で急速な都市化・工業化に伴う環境問題(気候変動、緑地不足)や社会問題(近隣関係の希薄化)への対応策のひとつとして注目されるコミュニティガーデンについて、その効果を測定する評価項目を体系的に洗い出した研究。国内外の文献レビューと国内事例研究による内容検証を通じ、計39の評価項目を特定し、これらを「生態環境効果」「生産・経済効果」「物理的効果」「心理的効果」「社会的効果」の5大カテゴリー・12類型に分類した。
コミュニティ環境正義のための緑地での園芸——食料安全保障・レジャー・社会関係資本
2013Rob Porter, Heather McIlvaine-Newsad · Leisure/Loisir ·
環境正義の枠組みのもと、ある農村コミュニティガーデンの成立と成長を食料安全保障・レジャー・社会関係資本の観点から検証したエスノグラフィー研究。低所得層、障害を持つ人々、高齢者を含む住民が地域のリーダーの支援を得て、食料コストや商業的栽培手法への懸念から健全な農産物を育てるために集まった。参加者は主に食料安全保障を動機として庭活動に参加したが、やがて社会交流や新しい人との出会いといったレジャーの便益にも気づき、庭を後押しした外部の社会的ネットワークは、園芸知識の向上や協力能力の共有といった内部の社会関係資本の創出にもつながった。
コミュニティ福祉食料主権・社会正義広州市における低炭素型都市農業発展に関するSWOT分析
2013Qin Zhon · Shengtai kexue · China
中国広州市における低炭素型農業の発展を、必要性・強み・弱み・機会・脅威の観点からSWOT分析手法で検討した研究。都市農業構造の継続的な最適化、農業の産業化運営の強化、農業科学技術のイノベーションと応用の加速、農業基盤の強化、新技術普及システムの成果などを踏まえ、技術革新能力の向上、新・高度農業技術成果の実証・産業化の推進、社会化サービス体制の継続的改善を通じて近代的な低炭素型都市農業を発展させることが戦略的な方向性として提示されている。
政策コミュニティ気候変動ダルエスサラームとコペンハーゲンにおける持続可能な都市農業推進における地方自治体の役割
2013Afton Halloran, Jakob Magid · Geografisk Tidsskrift-Danish Journal of Geography · Global
タンザニア・ダルエスサラームとデンマーク・コペンハーゲンの2都市を事例に、参加型アクションリサーチを用いて、都市農業をめぐるステークホルダーの相互作用、既存の都市農業を維持するうえでの障壁、今後の取り組みの障壁を検討した比較研究。都市農業は多くの場合、都市政策から取りこぼされ、包括的・制度化された規制手段が乏しいという課題を抱えており、自治体による承認と制度的支援が関連する取り組みの持続可能性を高める重要な要素であること、地方・中央政府がマルチステークホルダープロセスの促進、政策開発、土地の保全・配分を通じて都市農業の正当化・制度化に役割を果たすことが示された。
政策コミュニティ勝利のために掘れ!——緊縮のエコロジー、持続可能性、そして新たな歴史的主体性
2013Rebecca Bramall · Palgrave Macmillan UK eBooks · United Kingdom
2007年夏、インペリアル・ウォー・ミュージアム・ロンドンがロイヤル・パークスと共同でセント・ジェームズ・パークに「勝利の菜園」を設けたアロットメント・プロジェクトを起点に、第二次世界大戦期の「Dig for Victory」キャンペーンと現代の持続可能性・緊縮財政をめぐる言説との接続を論じる論考(英国)。都市農業プロジェクトに焦点を当て、緊縮の言説が英国の消費者による農業システムの理解や、消費する主体の構成にどう作用しうるかを考察する。
コミュニティ食料主権・社会正義気候変動エルドレット(ケニア)の都市農業におけるジェンダー別労働分担——生計への影響
2013Romborah Simiyu, Dick Foeken · Gender Place & Culture · Kenya
ケニア・エルドレットの都市部での作物栽培を対象に、男女の労働分担を分析した。分担は男女らしさの社会的構築、権利や農業知識のジェンダー差、世帯内の力関係によって規定され、栽培する作物の種類、担当する農作業、活動の空間的分離に表れていた。伝統的なジェンダー境界は挑戦を受け再編されつつある一方、生計面では女性の労働がより直接的に世帯の食料安全保障に寄与していた。男性の自給農業への関与も増えつつあり、生産性向上と食料安全保障強化の可能性を示していた。
コミュニティ食料主権・社会正義コミュニティに根ざした食料システムの構築——米国中部イリノイ州における緑の経済開発
2013Tim Glaza · ISU Red - Research and eData (Illinois State University) · United States
地域に根ざした中小規模の果物・野菜生産者にとって、地元産食品への高い需要に応えることは課題であり続けてきた。こうした生産者は主にファーマーズスタンド、ファーマーズマーケット、地域支援型農業(CSA)を通じてこの需要に応えてきたが、ファーマーズマーケットとCSA加入数の大幅な増加にもかかわらず、地域に根ざした食品を求める卸売・小売・機関購入者との間にはギャップが残っている。地域フードハブはこのギャップを埋めうる要素とされる。Edible Economy Projectはハートランド・コミュニティ・カレッジと連携し、イリノイ州中部で地域フードハブ・ネットワークプロジェクトに取り組み、より効率的で活力のある地域食料システムの構築を目指している。USDAの定義によれば、地域フードハブとは「地元・地域の生産者から調達した産地明示の食品製品の集約・流通・マーケティングを積極的に管理し、卸売・小売・機関の需要に応える能力を強化する事業体または組織」である。フードハブを通じて、購入者と生産者はより効果的につながり、効率的に取引を行えるようになるとされる。本稿は、地域に根ざした食料システムをより広い「グリーンエコノミー」の文脈に位置づけ、多様な利害関係者を持つコミュニティがどのようにフードハブを構築しうるかを事例研究として説明している。
CSA・提携コミュニティ経済政策カリフォルニア州サンタクララ郡における学校菜園整備の社会経済的格差
2013Iris T. Stewart, Elizabeth K. Purner, Patricia D. Guzm ́n · Children Youth and Environments · United States (California)
カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリア南部に位置し、所得格差が大きく民族的に多様なサンタクララ郡(SCC)を対象に、学校菜園の有無・利用と、学校周辺地域の社会経済的・民族的構成との関連を、アンケート調査と地理情報システム(GIS)を用いて検証した研究。統計分析の結果、SCCでは経済的に豊かで民族的多様性の低い地域の学校ほど学校菜園を有する傾向が高いことが示され、学校菜園の整備が地域間で公平に行き渡っていないことが明らかになった。学校菜園は菜園コーディネーター、栽培スペース、少額の予算、学校コミュニティの支援があれば比較的少ない資源で維持できるが、こうした資源の確保自体が一部の学校にとって大きな障壁となりうる。SCCの学校には自然探索に適した自然遊び場が一般に見られなかったことから、学校菜園が子どもと自然界とのつながりを回復する役割を担いうるとしている。
公平性・立ち退き食育コミュニティ福祉学校菜園・コミュニティガーデンのための食品安全
2013Renee Raiden Boyer, Ben Chapman · VTechWorks (Virginia Tech) · United States
学校菜園およびコミュニティガーデンにおける食品安全のための推奨される農業実践をまとめた実用資料。食品安全、用地選定、農薬・肥料、手洗い、水と灌漑、堆肥化、菜園設計と動物対策、衛生と道具管理、コミュニティガーデンのレイアウト例、FAQ、用語集といった項目を扱っている。
食育コミュニティ健康政策都市の中の農業、都市のための農業——農業と農業者の新たな姿へ(イル=ド=フランスおよびフランスの事例)
2013Monique Poulot · Bulletin de l Association de géographes français · France
フランス・イル=ド=フランス地方をはじめとするフランス国内の事例を対象に、都市農業・周辺農業のあり方を論じる。かつて周辺的で衰退するとみなされていた都市農業・周辺農業は、持続可能な都市づくりと持続可能な農業の双方にとっての課題となったと位置づけ、多くの脱炭素都市構想が、コンパクトな市街地の集積と、都市機能ごとに区分された景観の断片群からなる都市像を描いていると指摘する。
コミュニティ政策都市農業プロジェクト向け小規模コンポスト化装置の再設計と最適化
2013Jimmy Álvarez Díaz, Christian Gómez, Fabián Andrés Monsalve Herrera, Monika Cristina Echavarria Pedraza · ELEMENTOS · Colombia (Bogotá)
コロンビア・ボゴタ植物園(JBB)の都市農業プロジェクトの一環として、小規模密閉式コンポスト化装置の再設計と最適化を実施した。既存プロトタイプの寸法や有機物の取り扱い方法を分析して製品品質と改善点を診断する段階、再設計した装置を製作する段階、効率を実証・検証する段階の3段階で研究を進めた。酸素、pH、湿度、温度という好気性コンポスト化過程を制御する要因を常に考慮し、装置のサイズ、換気方式、断熱性、撹拌のしやすさなどを改良して小規模でのコンポスト化効率の向上を図った。
コンポストコミュニティ統合を耕す——医療系大学キャンパスにおける都市農業(MUSCアーバンファーム)
2013Susan L. Johnson · Planning for higher education · United States
米国のメディカル・ユニバーシティ・オブ・サウスカロライナ(MUSC)に設置された都市農園を事例に、医療系大学キャンパスにおける都市農業の役割を論じた。慢性疾患・肥満の増加を背景に、コミュニティガーデンが栄養状態の改善、身体活動・地域参加・治安・地域経済力の向上、環境面での便益をもたらすと述べ、Zickら(2013年)の米国公衆衛生学会誌掲載研究を引用し、コミュニティガーデニングへの参加者は非参加者に比べ有意に低い体格指数(BMI)を示したとする既存知見を紹介した。MUSCの都市農園は、学生・教員・職員・地域住民が食と健康のつながりを探究する生きた教室として位置づけられている。
食育健康コミュニティオランジェジヒト・シティ・ファーム——ボウリング場から成長するグリーンへ
2013Carol Posthumus · SABI Magazine - Tydskrif · South Africa
南アフリカ・ケープタウン近郊にあるオランジェジヒト・シティ・ファームの沿革を紹介する記事。1700年代、同地にあった農園オランジェ・ジフトは貿易航路の船舶向けに新鮮な果物・野菜を供給していた。1950年代に跡地にボウリング場(芝生の球戯場)が建設されたが、やがて使われなくなり荒廃した。その跡地が現在、地元産の食と地域コミュニティを掲げる非営利の近隣プロジェクト、オランジェジヒト・シティ・ファームとして再生されている。
コミュニティ都市農業、価格変動、干ばつ、そして途上国の食料安全保障
2013Sylvester Jatta · Munich Personal RePEc Archive (Ludwig Maximilian University of Munich) · Global
15の開発途上国・移行国について比較可能な全国代表世帯調査データを統合した新たなデータセットを用い、都市農業が都市貧困層・食料不安層にとって持つ重要性を国際比較の観点から分析した論文。都市農業が都市の貧困や食料不安の削減に大きな役割を果たす可能性は過大評価すべきではなく、所得や農業生産全体に占める割合はしばしば非常に限定的であることが示された。他方でその役割を安易に軽視すべきでもなく、特にアフリカの多くの地域では、都市農業が都市貧困層の所得のかなりの部分を占め、これを重要な生計手段とする世帯にとっては大きな意味を持つことも確認された。都市農業への従事と食事の妥当性指標との間には、統計的に比較的一貫した関連が見られた。
コミュニティ食料主権・社会正義経済福祉都市で"野生"の食料を集める:都市生態系の計画・管理における採集の役割の再考
2013Rebecca J. McLain, Patrick T. Hurley, Marla R. Emery, Melissa R. Poe · Local Environment · United States
米国のボルチモア、ニューヨーク、フィラデルフィア、シアトルを対象に、都市政治生態学と人間-植物地理学の枠組みを用いて都市部での野生食料の採集(フォレージング)を分析した。多様な都市住民の間で採集は活発に行われている一方、規制・計画実務・保全実践者の態度においては都市景観にそぐわない行為として位置づけられ、抑制の対象とされていることが明らかになった。
食料主権・社会正義生物多様性コミュニティ庭師ではなく農民として
2013Adriana Allen, Alexandre Apsan Frediani · City · Ghana
ガーナ・グレーターアクラ首都圏(GAMA)のアクラ-アシャイマン回廊を対象に、開発計画ユニット(DPU)と国際水管理研究所(IWMI)、ピープルズ・ダイアログ、ガーナ都市貧困者連盟による4年間の共同研究に基づき、急速に変化する複数の土地保有制度の下で働く男女の農民の軌跡を分析した。都市農業を、単なる園芸や美化・自給・セラピー的行為としてではなく、疎外された集団が都市における日常的な社会性と政治的発言の場を積極的に主張する実践として解釈できると論じている。
食料主権・社会正義コミュニティ政策