研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
8239 件(206 / 330)
食べられるランドスケープから活力あるコミュニティへ:上海のクローバー・ネイチャースクール・コミュニティガーデン
2017· Landscape Architecture Frontiers · China (Shanghai)
上海のクローバー・ネイチャースクールが手がけたコミュニティガーデンの事例を紹介し、都市パーマカルチャーの理念のもとで住民参加とコミュニティ形成を促す取り組みを論じる。
コミュニティ食育市民農園とコミュニティガーデンの生態系サービス:ドイツ・ライプツィヒの事例研究
2017Cabral I., Keim J., Engelmann R., Kraemer R., Siebert J., Bonn A. · Urban Forestry & Urban Greening · Germany (Leipzig)
ライプツィヒの市民農園30区画と隣接するコミュニティガーデンを対象に、気候・水の調整や生物の生息地提供といった生態系サービスを評価した。管理強度が中程度の区画で植物種の豊かさが最も高かった。
生物多様性コミュニティIoTを用いたポータブルなアクアポニクスシステム
2017· Proceedings of the Second International Conference on Internet of Things, Data and Cloud Computing · Global
時間や空間の制約で自家栽培が難しい都市住民を対象に、給水・照明の遠隔制御やカメラによる映像更新などを備えた、スマートで持ち運び可能な屋内アクアポニクスシステムを提案した。
DIY・自作都市域における食料生産のための屋根雨水集水ポテンシャルの探索
2017· Agriculture · Rome, Italy
ローマ市内2,631の果樹・野菜菜園を対象に、建物屋根からの雨水集水で灌漑を賄える可能性を試算。灌漑効率シナリオにより19〜33%の菜園が水的に自給可能と推定した。
DIY・自作コミュニティリビングウォールでの食料生産:パイロット研究
2017Nagle L., Echols S., Tamminga K. · Journal of Green Building · United States (Pennsylvania)
2015年夏、米ペンシルベニア州で7.5m²の屋外リビングウォールに食用作物を植え、生産性を観測。日射・水使用量・土壌水分も測定し、壁面での食料生産の性能を評価した。
DIY・自作コミュニティLA Sprouts:ランダム化比較による栄養・料理・ガーデニングプログラムがヒスパニック/ラテン系青少年の肥満と代謝リスクを軽減
2017Gatto · Pediatric Obesity · USA (Los Angeles)
ロサンゼルスの地域菜園で実施した12週間の栄養・料理・ガーデニング後放課後プログラムのRCT。ヒスパニック/ラテン系青少年の肥満と代謝リスクの軽減効果を検討した。
食育健康英国における学習障害のある人々のウェルビーイングの場としてのケアファーム
2017Rotheram S., McGarrol S., Watkins F. · Health & Place · United Kingdom
英国のケアファームを利用する学習障害のある18名に質的インタビューを行い、ケアファームがどのように健康とウェルビーイングに寄与するかを本人の視点から検討。ケアファームが「ウェルビーイングの場」となりうることを示した。
福祉健康スコットランド・エディンバラのコミュニティガーデン参加者の動機と経験
2017· Regional Studies, Regional Science · United Kingdom (Edinburgh, Scotland)
スコットランド・エディンバラのコミュニティガーデン参加者を対象に、参加の動機と実際の経験を調査した研究。
コミュニティ健康福祉グリーンケアファームで暮らす認知症の人のケアの質と生活の質:横断研究
2017· BMC Geriatrics · Netherlands
オランダ南部の非営利施設で、認知症の入居者115名を対象に、グリーンケアファーム・小規模生活施設・従来型ナーシングホームでケアの質と生活の質を比較した横断研究。
高齢者福祉健康米国北東部における地域農業の都市持続可能性への寄与
2017Goldstein B. · Environmental Science & Technology · Northeast United States
米国北東部を対象とした分析で、都市・地域農業が都市の持続可能性(炭素・土地・水)に与える環境的便益は小さいと結論づけた。排出・土地利用の大半を占める畜産を代替できないことが一因である。
政策経済ブラジル・サンパウロの都市菜園で栽培された野菜における多環芳香族炭化水素(PAHs)含有量に対する大気汚染と土壌汚染の影響
2017· Frontiers in Environmental Science · Brazil (Sao Paulo)
サンパウロの都市菜園で栽培された野菜から発がん性のある多環芳香族炭化水素(PAHs)が検出され、大気汚染と土壌汚染が都市産野菜へのPAH蓄積の要因であることを示した。
健康道路への近接性が韓国の都市農業土壌および作物中の重金属濃度に及ぼす影響
2017Kim H., Kim K., Kim W. · Archives of Environmental Contamination and Toxicology · South Korea
交通量の多い道路近くの都市農業土壌ではニッケル・クロム濃度が上昇し、道路際で採取した白菜の未洗浄葉では交通由来粒子の付着により重金属濃度が高かった。
健康都市農業は財政的に持続可能か?——米フィラデルフィアの小規模マーケット農園に関する探索的研究
2017Hunold C., Sorunmu Y., Lindy R., Spatari S., Gurian P. L. · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · Philadelphia, USA
フィラデルフィアの小規模都市マーケット農園を調べ、販売収入だけでは経営が成り立たず、助成金・寄付やボランティア労働に依存していることを示した。都市農業の財政的自立は現状きわめて難しいと結論づけている。
経済有機マーケットガーデンにおける「小さいことは美しい」——MERLINによるフランスのマイクロファームの経済的成立性の検討
2017· Agricultural Systems · France
確率モデルMERLINでフランスの有機マイクロファーム18シナリオを試算。一部は経済的に成立し得るが、存続に届かないリスクは無視できないと結論し、微小規模有機農園の採算の不確実性を指摘した。
経済災害後の都市農業による食料と栄養:東京・練馬区の自給率分析
2017Sioen G., Sekiyama M., Terada T., Yokohari M. · International Journal of Environmental Research and Public Health · Tokyo, Japan
東京・練馬区の都市農地の野菜生産を試算したところ、重量ベースの自給率は6.18%、栄養ベースの総合自給率は平均2.86%にとどまった。都市農業が地域の食料・栄養自給に占める割合はごくわずかであることを定量的に示した。
政策福祉ポスト工業都市における土地闘争を問い直す
2017Safransky S. · Antipode · Detroit, USA
デトロイトの緑化・都市農業を含む土地再編を、財政緊縮と人種化された収奪の文脈で批判的に検討する。「空き地」の緑地・農地化が、既存の低所得・黒人コミュニティの主権と土地への権利を脅かすと論じる。
政策コミュニティフードジャスティスの人種プロジェクト:ベイエリアからニューヨークまで、人種的新自由主義と闘う
2017Sbicca J., Myers J. S. · Environmental Sociology · USA
オークランドとニューヨークの2つのフードジャスティス団体を事例に、都市の食運動を「人種的新自由主義」の文脈で分析する。都市農業・食の運動が人種・階級の不平等や大量投獄の構造と不可分であることを示し、脱人種化を装う枠組みを批判する。
コミュニティ政策包摂と排除を超えて:責任の空間としてのコミュニティガーデン
2017· Annals of the American Association of Geographers · Singapore
シンガポールのコミュニティガーデンを事例に、「責任化(responsibilization)」が必然的に包摂と排除の実践を生み出すと論じる。コミュニティガーデンが誰にどのような責任を課すかを問うことで、その排他性を批判的に検討する。
コミュニティ政策デトロイトにおける都市農業の合法化:衰退を計画するという論争的手法
2017Paddeu Flaminia · Town Planning Review · USA (Detroit)
都市農業を合法化した2012年のデトロイト・ゾーニング条例を分析し、論争的な「衰退の計画」として機能したと論じる。改革が政治的妥協に規定され、土地保有や公平性の問題が未解決のまま住民への実益が限られたことを示す。
政策コミュニティ空き地の芽吹き? 危機後アイルランドの都市農業と緊縮財政
2017Mary P. Corcoran, Patricia C. Kettle, Cian O'Callaghan · ACME: An International Journal for Critical Geographies · Ireland (Dublin)
危機後ダブリンの緊縮ガバナンスが、空き地の都市農業を開発ブーム間の安価な『つなぎ』として扱い、開発再開までの一時利用に留めた実態を示す。緊縮下で都市農業が道具化され、不安定化した。
政策経済コミュニティ移動する都市農業・パリ:新自由主義都市における一時的ガーデニングの経路
2017Kaduna-Eve Demailly, Ségolène Darly · ACME: An International Journal for Critical Geographies · France (Paris)
パリの一時的な占有許可(licence to occupy)モデルが極端な不安定性を生む実態を示す。ガーデンは建設予定地に置かれ、許可撤回時に移設を強いられる『遊牧的』園芸となり、暫定利用政策の構造的不安定性を露呈する。
政策コミュニティ「農業を認めることは都市を諦めること」:デトロイトの都市農業向け空き地処分をめぐる政治的不安
2017· Journal of Urban Affairs · USA (Detroit)
デトロイトで都市農業向けに市有空き地を処分する政策(Hantzの大規模計画を含む)をめぐる政治的論争を分析。コミュニティ便益より投機的な土地収奪や都市の『放棄』への不安を煽った実態を示す。
政策コミュニティカンボジアの都市・近郊における家族単位の養豚:特徴・飼養管理・便益と制約の認識
2017Gunilla Ström, Agnes Andersson Djurfeldt, Sofia Boqvist, Ann Albihn, Sorn Sokerya, Sokun San, Holl Davun, Ulf Magnusson · PLOS ONE · Cambodia (Phnom Penh)
カンボジア・プノンペンの都市部および近郊で豚を飼う204世帯(当初特定した267世帯のうち)を対象に、2014年11〜12月と2015年2月に構造化質問紙で行った横断調査。飼養規模は1世帯5〜15頭が典型で、全世帯が販売を目的としており、60%超が養豚収入を「世帯の主要な収入源の一つ」と回答した。一方で制約として、出荷豚の価格が安いこと(54%)、飼料が高いこと(53%)、疾病の発生(50%)が挙がり、社会経済的地位の低い世帯ほど疾病問題を有意に多く経験していた(P=0.025)。都市の家畜飼養について国際的に懸念される食品安全・人獣共通感染症のリスクを挙げた世帯は1つもなかった点も報告されている。
経済有機資源循環体験農園運営における民間企業の補助実態
2017三橋友美, 寺田徹, 横張真 · ランドスケープ研究 · Japan
日本の農業体験農園62か所を調べ、民間企業の関与の度合いによって運営形態を3類型に分類した2017年の研究(ランドスケープ研究80巻5号647-650頁)。企業が主に農園を管理し利用者を補助する型が48か所、企業が運営を主導し利用者の活動を管理する型が4か所、農家が運営を主導し企業が補助にとどまる型が10か所だった。企業の補助によって体験農園を開設できる農家が増える一方、関与の強さは農園の物理的・社会的条件によって異なる。著者は、農家主導・企業補助という第3の型がこれまで記述されておらず、自立的な担い手を育てる形態として意味を持つ可能性を指摘している。収支や継続率は扱っていない。
経済コミュニティ米国のレガシー都市を緑化する:空き地の再生戦略としての都市農業
2017Fanny Carlet, Joseph Schilling, Megan Heckert · Agroecology and Sustainable Food Systems · United States
本稿は、縮小する米国の都市を再生するための戦略としての都市農業に関する研究と実践の現状を調査している。空き地を食料生産に転用することが、都市の荒廃と食料不安にどのように対処できるかを検証する。本研究は主要な知見を強調し、公務員や実務家がこの研究を活用して空き地対策としての都市農業を強化するための考察を提供する。
コミュニティ政策経済食料主権・社会正義