研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
11393 件(76 / 456)
ダッカにおける都市緑化:GISとMCDM手法を用いた屋上農業適地評価
2024Sultana N., Sharifi A., Haque M.N., Aghaloo K. · Journal of Environmental Management · Bangladesh (Dhaka)
ダッカ市においてGISとMCDM(多基準意思決定)手法を組み合わせ、建物の築年数、高さ、屋上面積、日照、水利用可能性など7基準で屋上農業の適地評価を実施した。市面積の約9%が「高適地」、68%が「適地」と分類された。本研究は都市農業の空間計画に向けた政策立案に貢献する。
政策経済居住建築環境における参加型プロセスを通じた都市農業の共創:フィンランドからの知見
2024Johansson J., Roitto M., Steiner B., Alakukku L. · Cleaner and Responsible Consumption (Elsevier) · Finland
本研究は、フィンランドの住宅会社と連携した居住地区における都市農業の共創プロセスの適合性、便益、障壁を評価した。フィンランドでは都市農業への関心が都市再生、コミュニティ形成、食の価値への認識向上によって高まっており、行政も関与を強めている。柔軟なモジュール式計画と主要な現地関係者の参加可能性が、共創の成功に重要であることが示された。
コミュニティ政策食育コミュニティ菜園を通じた脆弱な都市住民の社会的包摂の実現:ジンバブエ・ブラワヨ市の事例
2024Chari F., Ngcamu B.S. · Local Environment · Zimbabwe (Bulawayo)
ジンバブエ第二の都市ブラワヨ市において、コミュニティ菜園が脆弱な都市住民の社会的包摂にどの程度貢献しているかを、菜園農家への調査を通じて検証した研究。菜園への参加が社会的ネットワーク、食料安全保障、生計向上を通じて周縁化されたグループの社会的統合を促進することが明らかになった。Taylor & Francis誌『Local Environment』に2024年8月にオンライン掲載された。
コミュニティ福祉健康政策都市食料システムの気候脆弱性と制度的対応の評価:ジンバブエ・ブラワヨ市の事例
2024Maphosa M., Moyo P. · Frontiers in Sustainable Cities · Zimbabwe (Bulawayo)
ジンバブエのブラワヨ市における都市食料システムの気候脆弱性と、それに対する制度的対応を評価した研究。2007年制定の都市農業政策が気候変動への配慮を欠いており、延長サービスが29区全体でわずか2名しか配置されていないなど深刻な実施上のギャップが明らかになった。NGOによる点滴灌漑や水耕栽培の普及、および国家プログラムによる都市農家50万人への保全農業普及が肯定的な動向として確認された。
政策食育コミュニティ経済主要都市における送粉者依存型作物の都市農業ポテンシャルの世界的評価
2024Rahimi E., Jung C. · Urban Agriculture & Regional Food Systems · Global (major cities)
世界中の主要都市における送粉者依存型作物の都市農業ポテンシャル評価。生物多様性と食料セキュリティへの貢献を分析。
送粉者・ミツバチ生物多様性都市化と農村変革の文脈における食料安全保障と栄養を達成するための都市・近郊食料システムの強化
2024Food and Agriculture Organization (FAO), High Level Panel of Experts on Food Security and Nutrition (HLPE-FSN) · FAO Committee on World Food Security (CFS) · Global
2024年6月~7月にFAOが公表した政策報告書。世界人口の約80%が都市・近郊地域に居住し、食料不安な人口の75%以上が都市地域に集中していることを指摘。都市・近郊食料システムの再編成、栄養改善、環境持続可能性、市民の主体性向上に向けた政策提言。
政策サブサハラアフリカにおける都市農業システムと食料安全保障:現状と課題の分析
2024· Urban Agriculture & Regional Food Systems, Wiley Online Library · Sub-Saharan Africa
2024年発行。サブサハラアフリカにおける都市農業システムの現状と課題を分析。都市部での食料安全保障向上における農業の役割、官民連携の必要性、インフォーマルセクターの位置づけなどを検討。アフリカ都市部での食料不安解決に向けた展望。
政策都市コミュニティガーデンの価値防衛
2024Anja Egerer · People and Nature · Global
都市コミュニティガーデンが市民参加・自然保全・生物多様性保護に果たす役割に関する研究。ガーデニング活動参加者が自然体験を通じて生物多様性保全に参加する可能性を論じる。
コミュニティ生物多様性送粉者・ミツバチ都市農業が都市景観のレジリエンスに寄与する役割
2024Ghahremani et al. · Urban Agriculture & Regional Food Systems · Global
都市農業がコミュニティのレジリエンス構築に貢献する機制に関する2024年研究。気候変動適応、食糧安全保障向上、コミュニティの社会的結束力向上の3つの次元から分析。
サブサハラ・アフリカにおける都市農業システムと食糧安全保障:現況と課題の分析
2024Kiribou et al. · Urban Agriculture & Regional Food Systems · Africa
2024年の研究。サブサハラ・アフリカの都市農業システムが食糧安全保障、所得生成、雇用創出に果たす役割を分析。環境・経済・社会面での便益を論じる。
経済都市垂直農業:食糧安全保障と社会的インパクトのためのイノベーション?
2024· Philosophical Transactions of the Royal Society B · Global
2024年の総説。151件の査読論文(300件以上をスクリーニング)を対象とした垂直農業の食糧安全保障・社会的インパクト評価。技術導入と社会企業モデルの組み合わせを検討。
経済アクセスから主権へ:米国における都市農業のための自治体の土地アクセス政策のスコーピングレビュー
2024Raychel E. Santo, Sara N. Lupolt, Katherine M. Uhde, Robert C. Bennaton, Keeve E. Nachman · Elem Sci Anth · United States
本スコーピングレビューは、米国で人口の多い上位40都市を対象に、都市農業のための土地アクセスの仕組みの有無と特徴を比較している。75%の都市が少なくとも一つの仕組みを用いていたが複数の選択肢を提供していたのは20%にとどまり、アドプト・ア・ロット制度や市営農園などの一時利用型の仕組みが、長期リースや土地信託などの安定的な保有を可能にする仕組みより一般的であった。45%の都市が公平性に配慮して設計し、補助付きの水利用・保険・土壌検査・資金といった補完的支援を提供していたのは4分の1未満であった。
政策コミュニティ全米のコミュニティガーデン土壌における微量金属汚染
2024Maeve Malone, Kabindra M. Shakya · Sustainability · United States
本論文は、全米のコミュニティガーデン土壌における鉛・ヒ素・カドミウムなどの重金属汚染の現状をレビューし、園芸参加者が吸入や摂取などの経路で曝露されうると指摘する。汚染のホットスポットは、マイノリティ人口が多く低所得の都市地域でより高いとされる。バイオ炭や堆肥の施用、レイズドベッドの活用、自然なpHの維持といった緩和策を整理している。
健康コミュニティコンポスト米国南西部砂漠地域における持続可能な都市農業のためのガラス温室と植物工場のエネルギー効率
2024Md Azad, Nazim Gruda, Most Naznin · Horticulturae · United States (Desert Southwest)
本レビューは、米国南西部の砂漠地域において、ガラス温室と建物一体型植物工場という環境制御型農業が、エネルギー・水利用効率の観点からいかに持続可能となりうるかを評価している。制御ガラス温室では運用エネルギーコストの約50%が冷却に、建物一体型植物工場では25〜30%が人工照明に充てられると報告する。エアロポニックスを用いた建物一体型植物工場が水・エネルギー効率で優れ、太陽光発電の統合がエネルギーコストを大幅に削減しうるとしている。
経済人種的公正とUSDAの都市農業助成プログラムおよび都市オフィス
2024Kristin Reynolds, Cédric Gottfried, Tamarra Thomas · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States
本政策ブリーフは、2018年農業法で設立されたUSDA都市農業・革新的生産局(OUAIP)の展開を、人種的公正の視点から検討した研究の知見を報告している。全国調査、ニューヨーク市とアトランタでのインタビュー、GISマッピング、政策文書のレビューを用い、USDAの差別の歴史の文脈にこの制度を位置づけ、社会的に不利な立場の都市農家の関与に向けた政策提言を行っている。
政策コミュニティ経済メリーランド州ボルチモアの都市農業:現行の灌漑手法と雨水利用の記録
2024Abriana Segal, Niya Khanjar, Julie Yang, Kelsey Brooks, Marcus Williams, Neith Little, Andrew Lazar, Rachel E. Rosenberg Goldstein · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (Baltimore)
本研究は、メリーランド州ボルチモアの都市農園やコミュニティガーデンを対象に調査を行い、灌漑手法・水源・雨水利用への関心を記録した。多くの施設が水の利用可能性を懸念していたが全施設が市の水道にアクセスでき、27%がすでに雨水を利用し54%が関心を示していた。著者らは、雨水利用・食品安全・教育プログラムの提供がこの水源の安全な利用を促進しうると示唆している。
コミュニティDIY・自作食育都市農業のスケーラビリティ
2024Kristin Jones · Enquiry The ARCC Journal for Architectural Research · United States (Chicago)
本研究は、小規模農業を社会的エンパワーメントとみなすアルフレッド・コールドウェルの20世紀半ばの構想を出発点に、シカゴで実践される3つの異なる都市農業のアプローチ(露地の高床栽培、アクアポニクス、水耕栽培、パーマカルチャーを、非営利団体・地域グループ・民間起業家にわたって)を取り上げ、そのスケーラビリティと社会・環境への広範な影響を評価する。スケールアップの多くの機会を特定し、レジリエントな都市の中で都市農業を成長させるには多面的・多層的な枠組みが必要だと結論づけている。
経済コミュニティ政策都市環境における持続可能な農業の効果は連邦投資の根拠となる[政策ブリーフ]
2024Hagan Capnerhurst, Hannah Quigley, Jake Hawes · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States
本政策ブリーフは、資金不足、不安定な土地保有、環境汚染といった米国都市の都市農業が直面する課題を検討し、支援機構として新設された米国農務省(USDA)の「都市農業・革新的生産局」を紹介する。年次予算プロセスに左右されない一貫した恒久的な連邦資金の確保を求め、それによってより的確な技術支援、助成制度の改革、データ収集の拡充が可能になると論じている。
政策経済コミュニティガーデンを通じた親族的つながりの育成とフードソブリンティの対峙
2024Max Sano · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States (Santa Clara Valley)
カリフォルニア州サンタクララ・バレーでの人類学的な地域密着型研究に基づくガブリエル・R・ヴァレの著書『Gardening on the Margins』の書評。生活の必要性からだけでなく「ケアの倫理」を通じてコミュニティガーデニングに関わるラ・メサ・ベルデ(La Mesa Verde)のコミュニティに注目している。
コミュニティ政策都市の利用者向け土壌情報:ひとつの提言
2024Hannah M. Ohm, Thomas M. DeSutter, Christina L. Hargiss, Keith A. Anderson, Nathan E. Derby, Beverly Alvarez‐Torres · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States
この提言論文は、米国全土で都市農業への関心が高まり全国規模の土壌情報も存在する一方、都市住民は自分の地域の土壌について詳細な情報を得にくいと論じている。全米天然資源保全局(NRCS)などの機関が既存の土壌調査プログラム(WebSoilSurveyなど)を拡充し、微量元素の検査と解釈によって都市土壌が食料品質に及ぼすリスクの理解を高められると提案する。著者らは、地方・州・連邦の各機関が都市の栽培者の土壌科学的ニーズを支援する機会があることを強調している。
政策健康コミュニティ低所得のコミュニティ住民にとっての菜園へのアクセスと障壁
2024Cherish Duerst, Robert Williams, Jose Lopez, Douglas LaVergne · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States (Minnesota)
本研究は、ミネソタ州北部ベミジ地域のフードパントリー利用者を対象に、住宅・容器・コミュニティなど多様な形態の菜園づくりへのアクセスと障壁を調査した。回答者の91%が菜園づくりを望み85%が過去に経験していたにもかかわらず、現在活動しているのは31%にとどまり、意欲がありながら実践できない具体的な障壁と、地域の政策立案者が対処しうる解決策が示された。
福祉コミュニティ政策都市菜園における有機堆肥肥料に関連した土壌微生物活性のプロファイル
2024Carolyn A. Zeiner, Maria N. Kisch, Ethan D. Lynch, Paliza Shrestha, Gaston E. Small · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (Minnesota)
本研究は、ミネソタ州の都市農業システムにおいて、微生物量・土壌呼吸・細胞外酵素活性・作物収量を測定し、有機堆肥(家畜由来または都市由来)を用いた土壌微生物活性のプロファイルを特徴づけた。家畜堆肥の高施用は基礎呼吸を6〜10倍高め、微生物の生化学的機能がピーマン収量の変動の50%を説明した一方、微生物群集のサイズ単独では収量の予測が不十分であり、「多ければよい」とは限らないことを示した。
コンポスト有機資源循環コミュニティガーデンの管理と都市景観の勾配に沿った寄主-寄生者ネットワークの変化
2024Azucena Lucatero, Noah R. Smith, Peter Bichier, Heidi Liere, Stacy M. Philpott · Ecosphere · United States (California)
本研究は生態学的ネットワークを用いて、カリフォルニア州中央海岸の22の都市コミュニティガーデンにおける植食性昆虫と寄生者の相互作用を定量化し、寄主の個体数・寄生率・ネットワーク構造を地域の管理手法や周辺の景観構成と関連づけて分析した。地域の管理と景観構成の両方が寄生率に影響したが、寄主の個体数とネットワーク構造には地域要因のみが影響しており、地域の庭園管理の判断が寄主-寄生者ネットワーク構造を変化させ、生物的害虫防除の成果は寄主種によって異なる可能性が示された。
生物多様性コミュニティ都市農業を捉え直す:公共の利益のための空き地
2024Melody Ng · Critical Planning · United States (California)
本エッセイは歴史的-構造的分析を用いて、米国の自治体による土地利用政策と都市農業の歴史が、カリフォルニア州の都市農業インセンティブゾーン(UAIZ)の政策設計、そしてコミュニティの食料生産者の土地アクセスと保有の安定を高められなかったことにどう影響したかを検討する。UAIZは都市の危機管理に用いられてきた区画転用プログラムの長い歴史の末端に位置づけられると論じ、土地を占有するだけでなく自らのコミュニティに資する形で管理する権利という「土地の公正」を軸に都市農業を捉え直すことを求めている。
政策コミュニティ都市・農村統合が食料安全保障に及ぼす影響:中国の省別パネルデータによる検証
2024· Sustainability · China
中国の省別パネルデータを用いて、都市・農村統合の進展が食料安全保障に与える影響を分析した研究。
政策経済