研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
9074 件(142 / 363)
エンリッチド・ガーデンは認知症を有する介護施設入所者の認知機能と自立を改善する:パイロット比較試験
2021Bourdon E., Belmin J. · Alzheimer's Research & Therapy, 13:116 · France
フランスの介護施設4カ所で、通常の感覚庭園に活動を誘発する仕掛けを加えた「エンリッチド・ガーデン」の効果を検証した多施設パイロット比較試験。認知症のある入所者120名を対象に、エンリッチド・ガーデンの利用が通常の庭園利用や庭園なしと比べて認知機能と移動能力を改善することを示した。菜園・庭園を高齢者ケアの環境設計に活かす具体的な手がかりを提供する。
高齢者福祉健康小規模都市農業:デトロイトにおける自宅およびコミュニティガーデンでの農作物栽培の推進要因
2021Carola Grebitus · PLOS ONE · United States (Detroit)
本研究は、米国ミシガン州デトロイトの住民420名を対象としたオンライン調査を用い、自宅およびコミュニティガーデンで農作物を栽培する行動的・社会人口学的な推進要因を分析した。信頼・態度・知識が自宅での栽培に影響し、関与度や性格がコミュニティガーデンの推進要因となること、世帯規模が自宅栽培に、性別・年齢・所得がコミュニティガーデンに影響することを見出した。都市計画や栄養教育を通じて小規模都市農業を促進するための示唆を提供している。
コミュニティDIY・自作食育都市農業の戦略的配置:空間最適化アプローチ
2021Bhuwan Thapa, Aniruddha Banerjee, Jeffrey Wilson, Samantha Hamlin · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (Indianapolis)
インディアナ州インディアナポリス市を対象に、コミュニティガーデンなどの都市農業の新規立地を特定する空間最適化モデル(p-median最適化)を開発した研究。食料アクセスと肥満有病率で各ブロックグループを重み付けした結果、最適化された立地は住民の平均移動距離の点でランダムに選んだ立地より52%効率的であったが、3つの政策シナリオ間で有意差はなかった。
政策健康コミュニティ「食のアパルトヘイト」を超えて:コネチカット州ニューヘイブンにおける市民社会と飢餓の政治化
2021Mary P. Corcoran · Urban Agriculture & Regional Food Systems · United States (New Haven)
本稿はコネチカット州ニューヘイブンで2018年秋に実施した28件の詳細インタビューと参与観察に基づき、都市農業・食料政策分野における食の正義をめぐる草の根の活動を検討している。草の根の市民社会団体が飢餓対策の課題設定を主導する一方、その活動は慈善・助成金への依存と財政的に脆弱な自治体によって構造的に制約されること、また飢餓の「脱政治化」と「再政治化」の間に緊張が存在し、それがCOVID-19と2020年のBLM運動によって一層鮮明になったことを指摘している。
政策コミュニティ農村的な州における都市生産者のニーズの探求:質的ニーズ評価
2021Catherine Sanders, Casandra Cox, Leslie Edgar, Donna Graham, Amanda Philyaw Perez · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States (Arkansas)
本研究は、アーカンソー州北西部・中部の都市農家16名に詳細な聞き取り調査を行い、彼らのニーズおよびアーカンソー大学協同普及サービスとの関わりを評価した質的研究である。ニーズは経営規模・営農年数・理念により多様だったが、市場価格、協同組合、適切な機材へのアクセスといった共通のニーズがあり、参加者は普及サービスを肯定的に捉えつつも、小規模・持続可能な農業に特化した資源が不足していると指摘した。
経済コミュニティ政策都市農業:自治体ステークホルダーの視点と情報ニーズ
2021Catherine G. Campbell, Shelli D. Rampold · Renewable Agriculture and Food Systems · United States (Florida)
フロリダ大学IFAS普及部が実施した自治体ステークホルダーへの州全体調査を通じて、都市農業に対する態度、主観的知識、便益と障壁の認識、教育ニーズを評価した研究。回答者は肯定的な態度と中程度の知識を示し、都市農業に関する基礎知識の不足がその推進の障害になっているという仮説を支持する結果が得られたとしている。
政策費用補助型地域支援農業(CO-CSA)プログラムのモデル
2021Marilyn Sitaker, Mackenzie McCall, Weiwei Wang, Mia Vaccaro, Jane Kolodinsky, Alice Ammerman, Stephanie Jilcott Pitts, Karla Hanson, Diane Smith, Rebecca Seguin-Fowler · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development · United States
本研究は定性的手法を用いて、米国の確立された5つの非営利の費用補助型地域支援農業(CO-CSA)プログラムの組織モデルとベストプラクティスを記述した。これらは低所得世帯の新鮮な農産物へのアクセスを高めつつ、CSA農場の事業拡大を支援することを目的としている。運営形態には、加盟農場への直接補助、集荷・梱包・配送業者としての機能、自前のインキュベーターやフードハブからの調達などがあり、政府助成金・寄付・資金調達によって支えられ、専任スタッフと地域パートナーとの関係が主要な成功要因として特定された。
経済福祉コミュニティエビデンスに基づく食料計画のための都市農業の評価:中国・成都市のケーススタディ
2021· Sustainability · China (Chengdu)
成都市を対象に、都市農業が地域の食料計画にどう貢献しうるかを評価した研究。2019年時点で主食の自給率は83.82%にとどまり、食料安全保障上の潜在的リスクが示唆された。
政策経済北京の都市農業における従来型小規模経営と革新的大規模農業の炭素フットプリント比較分析
2021· PeerJ · China (Beijing)
北京の都市農業を対象に、従来型の小規模経営と革新的な大規模農業の炭素フットプリントを比較分析した研究。
経済有機資源循環中国・南京における都市インフォーマル食料システムの空間計画的側面の探究
2021· Urban Agriculture & Regional Food Systems · China (Nanjing)
南京・秦淮区を対象に、インフォーマルな食料生産・流通を空間計画に組み込む視点から都市食料システムを分析した研究。
政策コミュニティ中国・南京における都市食料安全保障のための総合的食料システム計画
2021· Land · China (Nanjing)
南京を対象に、都市の食料安全保障を確保するための総合的な食料システム計画を論じた研究。近郊での施設野菜生産の拡大などが取り上げられている。
政策経済中国南西部の都市菜園における潜在的有害元素の汚染レベル評価
2021· Scientific Reports · China
中国南西部の都市菜園の土壌・野菜における潜在的有害元素(重金属など)の汚染レベルを評価した研究。葉菜類でカドミウムや鉛が相対的に高い傾向を報告する。
健康COVID-19パンデミック下のコミュニティガーデニングの影響に関する参加型アクションリサーチ:上海の種まき計画の検証
2021· International Journal of Environmental Research and Public Health · China (Shanghai)
COVID-19パンデミック下の上海で実施された「種まき計画」を対象に、コミュニティガーデニングの影響を参加型アクションリサーチで調査。参加者は非参加者よりメンタルヘルスが良好であったと報告する。
健康コミュニティアーバンガーデニングは身体化された都市の人と食のつながりを育むか?ドイツの都市菜園の事例研究
2021· Sustainability Science · Germany (Munich)
ミュンヘンの都市菜園を対象に、園芸が人と食のつながりや環境配慮的行動を育む役割を検討したケーススタディ。
健康食育コミュニティミュンヘン市内では高いミツバチ密度が花上の野生ハナバチの個体数を減少させる
2021Renner S., Graf M., Hentschel Z., Krause H., Fleischmann A. · Oecologia · Germany (Munich)
ミュンヘンの都市庭園で29種の植物を対象に訪花を観察し、ミツバチの密度が高まると野生ハナバチからミツバチへの訪花のシフトが有意に増加することを示した。
送粉者・ミツバチ生物多様性都市アクアポニクスの大規模化と食料・水・エネルギー・ネクサスの因果関係:ベルリン事例研究
2021· Water · Germany (Berlin)
都市アクアポニクスを大規模化した場合の食料・水・エネルギー・ネクサスへの因果関係を、ベルリンを事例に分析した研究。
経済有機資源循環都市農業向け低コストスマート屋内温室
2021· Computational Science and Its Applications – ICCSA 2021 (LNCS) · Global
最小限の人手でハーブや野菜を育てる、ウェブアプリで監視する低コストのスマート屋内温室の設計を提示する。屋内マイクロ気候園芸のためのIoTベース監視システムを基盤とする。
DIY・自作経済スマートコンポストビンにおけるEM-1を用いたボカシ堆肥化プロセスの最適化
2021· Sensors · Global
家庭有機廃棄物から良質なボカシ堆肥を作るため、EM-1量を変えたふすまでバナナ皮を14日間発酵させ、温度・湿度・含水率をセンサーで記録するスマートコンポストビンで最適化した。
DIY・自作コンポスト地中海式温室内のロートンネル:気温・地温・湿度への影響
2021· Agronomy · Mediterranean
温室内に設置した簡易なロートンネルが、内部の気温・地温・湿度の微気象をどう変えるかを測定した研究。低コストな季節延長・保温構造の効果を定量的に検討する。
DIY・自作植物工場向けLED自動照明システムの設計と実装
2021· IEEE Photonics Journal · Global
植物工場向けに、自動調光と多色混光(七段階)を行うLED照明システムを自作・設計・実装した研究。作物特性に応じて光強度と光色を調整して収量向上を狙う。
DIY・自作経済アフリカの食料安全保障改善のためのアクアポニクス:レビュー
2021· Frontiers in Sustainable Food Systems · Africa
アフリカにおける食料安全保障の改善手段としてのアクアポニクスをレビューし、ナイジェリア・ラゴスの小規模実証(SANFU)などの事例を取り上げる。
DIY・自作コミュニティ南アフリカにおける小規模・低コストアクアポニクスシステムの経済性
2021· Journal of Applied Aquaculture · South Africa
南アフリカで小規模・低コストのアクアポニクスシステムの経済的実現可能性を分析し、魚と作物の収益比率が採算性に与える影響を検討した。
DIY・自作経済持続可能な都市農業のためのウィッキングベッドにおける再生水の信頼性評価
2021· Earth · Australia
高収量と高い水利用効率をもたらす簡易なウィッキングベッドにおいて、再生水を用いた場合の信頼性を評価した研究。
DIY・自作健康ダッカ市の未利用建物壁面での垂直栽培レタスの生育・収量・経済性の評価
2021· Frontiers in Sustainable Cities · Bangladesh (Dhaka)
ダッカ市の建物壁面を用いた垂直栽培でレタスの生育・収量・経済性を評価。有機培地で育てた緑葉品種が草丈・葉面積・生重・収量で他区より有意に優れた。
DIY・自作経済再生PETボトルを丸ごと使った室内試作と廃材による緑化屋根:新たなグリーン代替案
2021· Applied Sciences · Global
低所得者向けに自作(セルフビルド)と広く入手可能な廃材の再利用を可能にする試作室を提案。PETボトルや廃材で構成した緑化屋根を含み、充填材別のボトルや連結ブロックの力学試験を実施した。
DIY・自作有機資源循環