研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
テーマ
批判的・否定的知見
9074 件(141 / 363)
ナチ期における住宅・集落建設の実践―ブレスラウを事例として
2021Störtkuhl B. · Architectus, No. 3(67), pp. 25–37 · Germany
ワイマール末期の危機策に起源を持つ自力建設のライヒスハイムシュテッテン(国家郷土住宅)が、ナチ住宅政策の中核となり「ドイツの土への再定着」を掲げた過程をブレスラウを通じ分析する。
政策コミュニティ中国・シンガポール・英国・米国における垂直農法(人工光型植物工場)への消費者態度:多手法研究
2021Ares G., Ha B., Jaeger S. R. · Food Research International 150:110811 · Global
4カ国の消費者を対象にオンライン調査とテキストハイライト法で垂直農法への態度を分析。サステナビリティ等の利点と価格・自然さへの懸念を比較し、市場受容の国別差を明らかにする。
経済栽培サービスシステム:モジュール型都市垂直農業の新しいビジネスモデル
2021Martin M., Bustamante M. J. · Frontiers in Sustainable Food Systems 5:787281 · Sweden
モジュール型都市垂直農業向けの「栽培サービスシステム(製品サービスシステム)」という新しいビジネスモデルを提案・分析。製品販売を超えたサービス志向の価値提供による事業機会を検討する。
経済都市菜園に適用される協働ガバナンス構造の質的比較分析
2021Molenveld A., Voorberg W., Van Buuren A., Hagen L. · Public Management Review · Netherlands
オランダの14都市菜園を分析し、市民・公的機関・民間が連携する協働ガバナンスの存続条件を検討。財政的独立・制度化・小規模コア集団が持続性に重要と示す。
政策コミュニティ都市屋上農業の世界的拡大:世界の事例レビュー
2021Appolloni E., Orsini F., Specht K., Thomaier S., Sanyé-Mengual E., Pennisi G., Gianquinto G. · Journal of Cleaner Production 296:126556 · Global
世界各地の屋上農業事例を体系的にレビューし、商業型・社会型など多様な事業形態と都市政策上の位置づけを整理した包括的研究。
経済政策食料安全保障:都市・近郊農業の役割。タンザニア・ダルエスサラーム市の事例
2021Malekela A. A., Nyomora A. M. S. · International Journal of Biosciences (INNSPUB) 18(6):204-214 · Tanzania
ダルエスサラームで都市・近郊農業の食料安全保障への寄与を調査。作物生産に従事する農家の84%が食料と所得の獲得を主目的とし、UPAが食料安全保障に正の貢献をすると示す。
福祉経済食料政策協議会と健康的な食料アクセスを支える政策の関連:コミュニティ政策支援の全国調査
2021Lange S. J., Calancie L., Onufrak S. J., Reddy K. T., Palmer A., Warnock A. L. · Nutrients 13(2):683 · United States
全国調査により、食料政策協議会の存在が健康的な食料アクセスを支える地方政策(食料不安層への支援を含む)と関連することを示し、食システムガバナンスにおける役割を裏付ける。
政策福祉健康学校菜園・調理・栄養教育介入は野菜摂取を増やしたがBMIは低下させず:テキサス・スプラウツ クラスターランダム化比較試験
2021Davis J. N., Pérez A., Asigbee F. M., Landry M. J., Vandyousefi S., Ghaddar R., Hoover A., Jeans M., Nikah K., Fischer B., Pont S. J., Richards D., Hoelscher D. M., Van Den Berg A. E. · International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity 18:18 · United States
16小学校のクラスターRCT。1年間の菜園・調理・栄養教育で児童の野菜摂取量は有意に増加したが、BMIや肥満指標の有意な低下は認められなかった。
健康食育家庭菜園は食事多様性を改善する:タンザニア女性を対象としたクラスターランダム化比較試験
2021Blakstad M. M., Mosha D., Bellows A. L., Canavan C. R., Chen J. T., Mlalama K., Kinabo J., Noor R. A., Madzorera I., Sando M. M., Spiegelman D., Masanja H., Fawzi W. W. · Maternal & Child Nutrition 17(2):e13096 · Tanzania
タンザニアの女性1,006名を対象としたクラスターRCT。家庭菜園介入は1年後に食事の多様性と世帯の食料安全保障を改善した。
福祉健康団地内のコミュニティスペースが地域の繋がりに与える影響に関する研究
2021千葉 舞優, 西村 亮彦 · 景観・デザイン研究講演集 No.17 · Japan
小田急電鉄が再生したホシノタニ団地を事例に、貸し農園「ハタムスビ」・喫茶ランドリー・子育て支援施設などコミュニティスペースの計画運営と利用実態を調査。施設間の往来を通じて周辺地域を含む小規模な交流が生まれるプロセスを明らかにした。
コミュニティ政策健康農地保全等にかかる検討報告書(世田谷区)
2021世田谷区 · 世田谷区 検討報告書 · Japan
生産緑地2022年問題を踏まえ世田谷区が都市農業振興・農地保全PTでまとめた検討報告。買取り保全、農福連携、区民農園、コミュニティ型農園(タマリバタケ)など公的支援による都市農地活用の現状と方向性を示す。
政策コミュニティ福祉食育都市-農村流域圏の世界地図が示すサービスアクセスの不均等
2021Cattaneo, A., Nelson, A., McMenomy, T. · PNAS (Proceedings of the National Academy of Sciences) 118(2) · Global
URCA(Urban-Rural Catchment Areas)タイポロジーの原著。7つの都市規模×3つの移動時間帯=30類型で都市-農村連続体を世界規模でマッピングし、サービスアクセスの不均等を実証した。
政策経済都市-農村連続体に沿った経済社会発展:政策に資する新たな視座
2021Cattaneo A., Adukia A., Brown D.L., Christiaensen L., Evans D.K., Haakenstad A.M., McMenomy T., Partridge M., Vaz S., Weiss D.J. · World Development / World Bank Policy Research Working Paper 9756 · Global
世界人口の25%が中小都市の近郊(peri-urban)に居住する。大都市近傍居住と貧困は強く負相関し、中規模都市の周縁部では「peri-urban penalty」が発生。URCAを政策分析の主要枠組みとして体系化した。
政策経済都市圏食料システム:COVID-19等のショックへのレジリエンス構築
2021FAO, RUAF · FAO / RUAF · Global
CRFS(City Region Food Systems)アプローチを用いた都市農村食料接続のCOVID-19耐性強化の事例集。食料流通・廃棄・食料安全保障・農家生計の相互連結を実証する。
政策日本のテイケイ運動の再活性化:多様な経済の世代間移行を理解する
2021Kondo C. · Journal of Agriculture, Food Systems, and Community Development, 10(4):103-121 · Japan
関西地域の2つのテイケイグループの世代交代を事例研究。後継世代への移行によりグループが「多様な経済(diverse economies)」として再活性化するプロセスを分析する。
コミュニティ都市農業の環境負荷と資源利用:系統的レビューとメタ分析
2021Dorr, E., Goldstein, B., Horvath, A., Aubry, C., Gabrielle, B. · Environmental Research Letters 16, 093002 · Global
都市農業の環境負荷と資源利用の系統的レビュー+メタ分析(53研究)。農業形態・規模・技術によって環境効果が大きく異なることを定量的に示し、農村農業との比較でLCAを評価する。
生物多様性都市農業——都市レジリエンスとグローバルサステナビリティへの必要な経路か?
2021Langemeyer J., Madrid-López C., Mendoza Beltran A., Villalba Méndez G. · Landscape and Urban Planning 210, 104055 · Global
都市農業が都市レジリエンス・グローバルサステナビリティへの「必要な経路」であるかを批判的に論じる。食料・水・エネルギー・生態系サービス・社会統合の5次元で貢献と限界を評価する。
生物多様性食料安全保障と気候変動緩和・適応の手段としての都市・近郊農業:メストレの事例
2021Lucertini G., Di Giustino G. · Sustainability (MDPI) 13(11), 5999 · Italy
イタリア・メストレ(ベニス近郊)の近郊農業を事例に、食料安全保障と気候変動の適応・緩和の両立を分析。炭素隔離・都市ヒートアイランド緩和・地域食料自給の接続効果を定量評価する。
都市が成長するとき農家は何をするか:グローバルサウスの急速な都市成長下の都市・近郊農業の系統的レビュー
2021Follmann, A., Willkomm, M., Dannenberg, P. · Landscape and Urban Planning 215, 104186 · Global
アフリカ・アジア・ラテンアメリカ83都市・92論文のメタ分析。急速な都市化に直面するグローバルサウスの近郊農業が「農地転用・周縁化」と「食料需要増による拡張・集約化」の双方の圧力を受けることを示す。
経済南アフリカ経済中枢の近郊地域における気候賢明型農業の導入は規模拡大を要する
2021Chitakira, M., Ngcobo, N. · Frontiers in Sustainable Food Systems · South Africa
南アフリカ・ハウテン州ツワネ大都市圏の近郊零細農家を対象に(n=36の混合研究)、気候変動への体験的認識は高い一方で「気候賢明型農業(CSA)」概念の認知は低い知識-実践ギャップを実証。CSA普及の規模拡大を提言する。
政策新自由主義的都市開発への抵抗闘争としてのヘリニコン・コミュニティ・ガーデン:危機後のアテネにおける空間的自治と都市への権利
2021Apostolopoulou E., Kotsila P. · Urban Geography, 43(2), 293–319 · Greece (Athens)
本研究はアテネの旧国際空港跡地に形成されたゲリラ・ガーデン「ヘリニコン自治菜園」を事例に、コミュニティ・ガーデニングが新自由主義的都市開発への抵抗の媒体となるプロセスを分析した。空間的自治(autogestion)と都市への権利という概念を用いて、危機後のアテネにおける都市コモンズの政治的可能性を論じている。
コミュニティ政策福祉経済アグロエコロジー的社会自然の組み立て——アルゼンチン・ロサリオにおける都市・都市近郊農業の政治生態学分析
2021Hammelman C., Shoffner E., Cruzat M., Lee S. · Agriculture and Human Values · Argentina (Rosario)
政府・市民社会・農業生産者30名へのインタビューに基づき、ロサリオの都市・近郊農業プログラムにおける権力関係を政治生態学の視点から分析した。アセンブラージュ概念を用いて、制度化されたアグロエコロジーが都市土地への圧力や経済的周縁化の文脈でいかに価値ある「社会自然」を構築するかを明らかにした。土地保全と小農の権利をめぐる政治的闘争が食料システムの形成に深く関与していることが示された。
コミュニティ政策経済ペルー・リマにおける野菜の短い価値連鎖
2021Rendón Schneir E. · e-Agronegocios, Vol. 7, No. 2 · Peru (Lima)
コロナ禍を背景に、リマ市における野菜の短い価値連鎖(SVC)の実態と食料自給への貢献を分析した。仲介業者を排除することで生産者の収入が向上し、都市の食料安全保障が強化されることを示している。農村・都市間の連携を通じた持続可能な流通モデルの可能性を検討した。
経済コミュニティ政策西ジャワ州における都市化レベルがホームガーデン(プカランガン)植生の構造と機能に及ぼす影響
2021Ali M.S., Arifin H.S., Nurhayati N. · Biodiversitas Journal of Biological Diversity · Indonesia (West Java)
西ジャワ州の複数地点において都市化レベルと伝統的ホームガーデン(プカランガン)の植生構造・機能の関係を調査した。都市化の進展がホームガーデンの平均面積を縮小させ、植生の多様性と豊かさを低下させていることが確認された。都市化はインドネシアの伝統的なプカランガン文化の生態的価値を著しく損なうリスクがあることが示された。
生物多様性コミュニティ固定種・在来種ケニア・カメルーン・南アフリカにおけるコミュニティ食料生産の取り組みが与える影響:系統的スコーピングレビュー
2021Hutton G.B., Brugulat-Panés A., Bhagtani D., Maadjhou Mba C., Birch J.M., Shih H., Okop K., Muti M., Wadende P., Tatah L., Mogo E., Guariguata L., Unwin N. · Journal of Global Health Reports · Cameroon
ケニア、カメルーン、南アフリカにおけるコミュニティ食料生産の取り組み(CFPI)の影響を体系的に検討したスコーピングレビューで、4,828件の論文から118件を選定した。カメルーン関連研究(全体の約8.5%、10件)では経済的影響が最も多く調査されており(70%)、健康・社会的影響の研究は少ない。理論的枠組みを明示した研究が皆無である点が課題として指摘されている。
コミュニティ健康経済食育