研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
テーマ
批判的・否定的知見
2477 件(77 / 100)
オレゴン州ポートランドの公立小学校における屋外活動時間の社会経済的格差
2015Sabine Lefkowitz · · United States (Portland)
この論文は、オレゴン州ポートランドの公立小学校における社会経済的地位(SES)と屋外活動時間の関係を調査した。研究の結果、SESが高い小学校はSESが低い学校よりも屋外で過ごす時間が長いことが判明した。この格差は、貧困度の高い学校の子供たちが抱える既存の不利な状況を増幅させており、屋外活動時間の提供における不公平性を示唆している。
公平性・立ち退き食育コミュニティ健康経済ホームレスの自立支援コミュニティガーデンプログラムのための国内ホームレスの特性と現状に関する研究動向分析
2015이숙미, 김인호 · · South Korea
この研究は、韓国におけるホームレスの自立支援コミュニティガーデンプログラムに関する研究動向を分析しました。ホームレスは高い身体的・精神的障害の有病率を示し、リハビリテーションにはヘルスケアが不可欠です。本抄録は、支援住宅にコミュニティガーデンを設けることで、社会性の向上、職業訓練の機会提供、身体的・精神的健康管理、リハビリテーションのための交流の場など、包括的なサービスを提供できる可能性を示唆しています。
コミュニティ福祉健康ヘルシーキッズ、ヘルシーキューバ
2015Patricia Keane, Alejandro Ortega Hortelano, Jeanette Linville · Journal of Public Health Management and Practice · United States
ニューメキシコ州の三民族が暮らす農村地域における「Healthy Kids, Healthy Cuba (HKHCuba)」プログラムの評価として、12のパートナーがグループモデル構築(GMB)セッションに参加し、システム思考を導入した。このセッションでは、行動の時間経過グラフから27の影響がフィードバックループとして、因果ループ図から5つのサブシステムが特定された。結果として、健康的な食料へのアクセスやコミュニティガーデンへの参加といった戦略関連の影響に加え、文化的誇り、コミュニティ意識、特に若者の社会参加が重要な要素として浮上した。
コミュニティ健康食育ハートサイドのグリーンライド:グランドラピッズの中心部に新鮮な食料とアイデアをもたらす
2015Selina Dorking, Paige Eisen, Joseph J. Godfrey, Regina López, Steven A. Smith · ScholarWorks - GVSU (Grand Valley State University) · United States
米国ミシガン州グランドラピッズのハートサイド地区では、非営利団体Heartside Gleaning Initiative (HGI)が2014年から食料不安問題に取り組んでいる。2015年冬学期には、グランドバレー州立大学の学生チーム「フードファイターズ」がHGIと協力し、食料廃棄、食料不安、コミュニティの持続可能性という課題に取り組んだ。彼らの活動は、食料配布を増やすためのツールとして、Heartside Glean Ride移動式フードカート計画とCSA(地域支援型農業)ボックスのパンフレット作成につながった。
食品ロス福祉コミュニティ食育健康都市農業の探求:ジョージア州アトランタのベルトライン沿いの持続可能な都市農業に関する研究
2015Pai Liu · TigerPrints (Clemson University) · United States (Atlanta)
本研究は、米国における8つの事例研究を、地域性、経験、経済、健康、コミュニティ参加、資源の6つの基準で比較評価することで、都市農業が都市でいかに効果的であるかを探求した。この研究は、都市生活環境を改善するための持続可能な都市農業の新しいモデルを開発することを目的とした。結果は、これら6つの基準がどのように相互作用して「パーマ・アーバンファーム」の統合フレームワークを形成するかを示し、アトランタのベルトライン沿いの設計応用がその一例として提示された。
健康経済気候変動都市農業に関する知見の系統的定量評価と環境管理への貢献
2015Barrientos Gómez, Yuly Anthoula · · Global
都市農業をめぐっては社会・コミュニティ、環境、経済、政治、技術といった様々な評価軸から便益やサービスの範囲を明らかにしようとする研究が蓄積されてきたが、環境管理の観点からの展望や、この分野における学術的取り組みの発展過程、知見がどこで生み出されてきたかについては不確かな部分が残っているとの問題意識のもと、文献レビューを通じて都市農業に関する知見を体系的に評価することを目的とした論文。都市農業に関する300件の研究を対象に、出版物の出所、著者数、出版物の種類、言語、研究の類型と性質、掲載媒体、出版物の発生国、知識領域別の研究目的という項目について定量的なレビューを行った。
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地域支援型農業(CSA)プログラム——理論に基づく健康行動変容介入の新たな場
2015Christopher Wharton, Renée Shaw Hughner, Lexi MacMillan, Claudia Dumitrescu · Ecology of Food and Nutrition · United States
米国で実施された研究で、地域支援型農業(CSA)への参加動機、会員としての経験、食生活に関連する結果を把握するため一連のフォーカスグループを行った。計画的行動理論(TPB)を枠組みとして結果を分類したところ、得られたデータはCSA参加が健全な食生活・行動を促す介入手法となりうることを示唆した。参加人数や具体的な地域は明示されていない。
CSA・提携健康コミュニティ農村・都市連続体における農業——CGIARの研究的視座
2015Pay Drechsel, Keraita, Bernard N. · CGSPace A Repository of Agricultural Research Outputs (Consultative Group for International Agricultural Research) · Global
世界の都市化を背景に、都市と農村の境界域における食料・水資源の課題をCGIAR(国際農業研究協議グループ)の研究者視点から論じた文書。低所得国では都市への資源供給に加え、廃棄物管理・衛生への投資が人口増加のペースに追いつかず、都市からの「還流」処理が追いついていないと指摘する。汚染された水が都市への食料供給のため灌漑に使われている場合、食料安全保障の中で食品安全性が重大な課題になるとしている。資源競合と汚染の影響を最も強く受けるのは、しばしばインフォーマルセクターによって担われる都市・周辺部農業システムであると明記している。CGIARの「水・土地・生態系」研究プログラム(WLE)が、農業と衛生の接点でこの課題と機会の両方に取り組んでいるとする。
環境負荷のトレードオフ政策近郊農業健康気候変動健康的な都市ガーデニング
2015Dieneke Schram-Bijkerk, Dirven-van Breemen L, P Otte · Rivm (National Institute for Public Health and the Environment) · Europe
オランダの国立公衆衛生環境研究所(RIVM)による文献調査に基づき、都市住民が空き地を利用して近隣住民とともに野菜を育てる非営利の「近隣菜園」の健康・生活環境への効果を検討した報告。菜園作業により運動量が増え、自家栽培の野菜・果物の摂取が増えること、ストレスの軽減や近隣での社会的接触の増加を示す兆候があることを挙げている。ただし土壌・大気汚染によるリスクを最小限に抑えることの重要性も指摘している。文献調査は健康影響ごとに測定可能な指標を示し、国際比較を可能にするため一貫した測定方法を用いることを推奨している。知見は複数の欧州諸国における菜園研究にも活用されている。
コミュニティ健康空き地が都市農園になるとき——オハイオにおける都市農業の認識された・実際の食品安全懸念の特徴づけ
2015Michelle L. Kaiser, Michele L. Williams, Nicholas T. Basta, Michelle D. Hand, Sarah Huber · Journal of Food Protection · 米国・オハイオ
低所得地区の住民フォーカスグループ(67人)と6地点の土壌分析で、空き地菜園への関心と土壌汚染への懸念を調べた。土壌には鉛・亜鉛・カドミウム・銅が検出され、塗料由来が主因と推定。ヒ素・クロムや懸念水準のPAHは低かったが、食用栽培には鉛・カドミウムのバイオアベイラビリティ低減管理が必要とされた。長期耕作地では汚染希釈・分解の可能性も示唆。空き地転用農園では土壌リスクの評価と管理が不可欠であることを示す批判的知見。
汚染・食品安全健康コミュニティ政策農村地域の学校給食責任者による任意の学校給食改革プログラムに対する認識——米国中西部の事例
2015Natoshia M. Askelson, Disa Lubker Cornish, Elizabeth H. Golembiewski · Journal of Agriculture Food Systems and Community Development · United States
米国中西部の中規模州における農村地域の学校給食責任者を対象とした混合研究法の調査は、半構造化電話インタビュー(n=67)とオンライン調査(n=57)を用いて、ファーム・トゥ・スクールや学校菜園プログラムなど任意の学校給食改革プログラムに対する認識を検証した。給食責任者はこれらのプログラムの経験が乏しく、実施は非常に困難だと感じており、その主な障壁として職員数の少なさ、プログラムの仕組みに関する具体的な知識の不足、地元の生産者やシェフへのアクセスの乏しさを挙げた。
コミュニティ食育健康都市農業システムの灌漑用水路における有機リン系・有機塩素系農薬のホテイアオイ(Eichhornia crassipes)への生物濃縮
2015B.M. Mercado-Borrayo, Silke Cram Heydrich, Irma Rosas‐Pérez, Manuel Hernández Quiroz, Claudia Ponce De León Hill · International Journal of Phytoremediation · Mexico
メキシコシティ都市圏にある湿地――農作物や花卉の主要な供給地であり水路が有機塩素系(OC)・有機リン系(OP)農薬の高濃度で汚染されている――で、害草とされる一方フィトレメディエーション能力が指摘されるホテイアオイの生体内での農薬蓄積を調べた。有機塩素系農薬の生物濃縮の差はオクタノール・水分配係数(log Kow)で概ね説明できたが有機リン系農薬は分配係数によらず一様に蓄積し、蓄積された有機塩素系農薬のうち生物濃縮係数が高いものはlog Kowだけでは説明できず受動的な取り込み経路の存在を示唆した。転流比の分析からホテイアオイは調査した全ての有機リン系農薬と一部の有機塩素系農薬についてフィトレメディエーション能力を持つ蓄積性植物であり、浮遊性マクロファイトを用いる自由水面型人工湿地の除去式は農薬の除去を示したが、管理方法の改善余地があるとされた。
汚染・食品安全健康有機資源循環ローカルレジリエンスの避難所——ハリケーン・サンディ後のニューヨーク市のコミュニティガーデン
2015Joana Chan, Bryce DuBois, Keith G. Tidball · · United States (New York City)
本研究は2012年のハリケーン・サンディで被災したニューヨーク市の沿岸「レッドゾーン」5カ所のコミュニティガーデンを対象に、2013年4月から2014年2月にかけて参与観察・探索的および深層インタビュー・アーカイブ調査によるエスノグラフィー調査を実施した。結果、コミュニティガーデンは被災後の住民やガーデンメンバーにとって、意味のある回復的な緑化活動を行い、支え合うコミュニティを育む多目的な避難場所として機能していたことが明らかになった。
コミュニティ政策健康福祉ジョーンズ・バレー・アーバン・ファームの市民農園参加者の認識と食事介入への示唆
2015Matthew Northrop, Brooks C. Wingo, Jamy D. Ard · The Qualitative Report · United States
米国アラバマ州バーミングハムのジョーンズ・バレー・アーバン・ファームで活動する市民農園参加者を対象に、参加動機と、健康・コミュニティ・食生活への影響を検討した質的研究。4つのフォーカスグループに参加した活発な参加者20人から得られた回答では、参加理由として過去の経験、コスト削減、味、持続可能性への関心、新鮮で有機的な食料の入手が挙げられた。参加による影響としては、分かち合い、コミュニティ形成、メンタルヘルス、個人的な誇り、認識された健康効果、新たに得た食の多様性が報告された。
コミュニティ健康食育健康増進活動としてのコミュニティガーデン——基礎保健ユニットにおける実践
2015Christiane Gasparini Araújo Costa, Mariana Tarricone Garcia, Silvana Maria Ribeiro, Marcia Fernanda de Sousa Salandini, Cláudia Maria Bógus · Ciência & Saúde Coletiva · Brazil
ブラジル・サンパウロ州エンブダスアルテスの基礎保健ユニット(PHU)内で行われるコミュニティガーデン活動を対象に、健康増進(HP)活動として、また補完・統合医療(CIP)としての意味と含意を検討した質的横断研究。分析からは健康概念、健康アウトカム、伝統的な習慣への回帰、保健サービスの再編という主要テーマが抽出され、菜園活動は健康増進の方針・行動領域(より健康的な環境づくり、コミュニティ活動の強化、個人スキルの開発、自律とエンパワメントの促進、サービス再編の要求)と密接に結びついていることが確認された。
健康コミュニティ食育市民農園(アロットメント)ガーデニングの健康・幸福感への便益に関するケースコントロール研究
2015Carly Wood, Jules Pretty, Murray Griffin · Journal of Public Health · United Kingdom
英国の市民農園(アロットメント)利用者136人を対象に、農作業セッション前後の自尊心・気分・全般的健康感を測定し、非利用者133人の対照群と比較したケースコントロール研究。対応のあるt検定では市民農園利用者の自尊心が作業セッション前後で有意に改善し、共分散分析(ANCOVA)では市民農園利用者が対照群に比べ自尊心・総合的気分障害・全般的健康感で有意に優れ(P<0.001)、抑うつ・疲労感が少なく活力が高い結果(P<0.0083)を示した。
健康コミュニティ福祉メリーランド州ボルティモアにおけるコミュニティ有機野菜菜園の開発:学生サービスラーニングによるコミュニティ関与のアプローチ
2015Sherine Brown-Fraser, I.T. Forrester, Randolph Rowel, A. D. Richardson, Ashley Nicole Spence · Journal of Hunger & Environmental Nutrition · United States
米国モーガン州立大学栄養科学プログラムが、ボルティモア市内で学生主導・地域連携型の「コミュニティ有機野菜菜園」を立ち上げた経緯と実践原則を報告している。菜園活動により参加者は4倍に増加し、多様な作物が栽培され農業知識が向上したほか、景観の改善や社会的交流の活発化がみられ、実施したアンケート調査では菜園が果物・野菜の摂取、身体活動、環境意識にも良い影響を与えたことが示された。
コミュニティ食育健康福祉アジア系アメリカ人・ネイティブハワイアン・太平洋諸島系住民の健康食品アクセス改善:STRIVEプログラムからの教訓
2015Simona C. Kwon, Catlin Rideout, Shilpa Patel, Pedro Arista, Edward Tepporn, Jesse Lipman, Sarah Kunkel, Daniel Q. Le, Kathy Ko Chin, Chau Trinh‐Shevrin · Journal of Health Care for the Poor and Underserved · United States
米国で、アジア系アメリカ人・ネイティブハワイアン・太平洋諸島系住民(AANHPI)が特定の慢性疾患リスク要因の大きな負担を抱えている状況を背景に、STRIVEプログラムは4つのAANHPI地域団体(CBO)に資金提供し、文化的に適応させたコミュニティガーデンとファーマーズマーケットを実施することで健康食品へのアクセス向上を図った。各CBOの主要な担当者へのインタビューを通じて、プロセスと得られた教訓を把握することを目的とした調査であり、具体的な成果指標は本抄録では示されていない。
コミュニティ健康食育コミュニティガーデンを通じた持続可能な近隣づくり——大学と地域の連携による住民の well-being 向上
2015Nicholas Siewell, Madhavappallil Thomas · · United States (California)
米国カリフォルニア州ベーカーズフィールドの近隣地域を対象に、ニーズアセスメント調査に続いてコミュニティガーデンを設置した研究(2015年)は、住民と菜園参加者からアンケートとフォーカスグループによりデータを収集し、菜園の影響を検証した。結果は菜園への強い支持を示し、個人および近隣レベルでの身体的・精神的健康、社会的な能力、精神的な充足感への便益が報告された。著者らはこのプロジェクトを、大学と地域の連携の取り組みが学生・実務者・地域リーダーにとってのマクロ実践的な介入枠組みとなりうる例として位置づけている。
コミュニティ健康福祉ウィル・アレンの「グローイング・パワー」に着想を得た異宗教間コミュニティ構築の初年次セミナー
2015Nancy Victorin-Vangerud · Digital Commons - Hamline (Hamline University) · United States
米国ハムライン大学の初年次セミナー科目の講座紹介。ミルウォーキーの都市農業団体「グローイング・パワー」創設者ウィル・アレンの理念に着想を得て、学生がツインシティーズの多様なコミュニティ・宗教・文化との協働を探究し、近隣のコミュニティガーデンで秋の収穫に参加しながら、食料生産と社会・経済・環境問題との関わりについて省察することを目的とした授業として説明されている。
コミュニティ食育福祉健康ウガンダ・カンパラ近郊都市における集約的養豚の生産性、管理慣行、課題の分析
2015Emmanuel Okello, Emmanuel Emmanuel, Amonya, Collins, Okwee Acai, James, Erume, K.S. Joseph, Gejihu De, Henri · International Journal of Livestock Production · Uganda
ウガンダの首都カンパラ近郊都市部において、意図的に選定した母豚332頭・肥育豚521頭を対象に、集約的養豚の生産性、生産性に影響する要因、業界の課題を評価した研究。農家への質問票調査、キーインフォーマントへの聞き取り、関係者によるフォーカスグループ討議を通じて管理慣行に関する情報を収集した結果、多くの農場で管理水準はおおむね良好だったが、育種慣行はどの農場でも一様に不安定で、異なる品種が無計画に交配されており、繁殖・生産性の両パラメータが最適水準を下回っていた。分析では、品種が成長性(p<0.001)と産子数(p<0.005)に有意な影響を及ぼし、給餌が産子数(p<0.001)、離乳頭数(p<0.01)、体重対日齢比(p<0.05)、離乳から交配までの間隔(p<0.05)に有意な影響を及ぼすことが示された。主な制約要因として飼料費の高さ、疾病、住宅開発との土地競合が挙げられ、農場間で成績指標に大きなばらつきがあり、生産性向上の余地が大きいことが示された。飼育環境・育種慣行・給餌・防疫対策の改善が推奨されている。
経済コミュニティ健康コミュニティの暴力を減らす手段としての運動・園芸プログラム
2015Julie A. Jacob · JAMA · Global
JAMA誌の医療ニュース・展望記事で、住民が身体活動や都市園芸に参加できる安全な共有空間を作ることでコミュニティの暴力を軽減しようとする複数の公衆衛生イニシアチブを紹介している。
健康コミュニティボゴタの都市農業で栽培された一般的なフダンソウ(Beta vulgaris L.)の鉛含有量
2015Daniel Andrés Vega Castro, Ángela Patricia Salamanca Rivera · Luna Azul · Colombia (Bogotá)
コロンビア・ボゴタ市内(北緯4度42分39.6秒、西経74度5分46.6秒)、市内の主要幹線道路2本から500メートル以内の地点に設けた菜園で、都市農業の枠組みで栽培したフダンソウ(Beta vulgaris L.、アセルガ)の鉛含有量を測定した研究。播種前に、汚染源となりうる耕作土壌と灌漑用水の鉛含有量を予備診断として分析した。栽培作業は手作業で行われ、バイアスを避けるため施肥や病害虫防除資材は一切使用しなかった。収穫時に栽培した全個体の10%を無作為抽出し、AOAC公式法968.08に基づく原子吸光分光法で分析した結果、鉛は0ppmだった。この結果に基づき著者らは、植物組織から鉛が検出されなかったことから、都市農業による生産は栄養摂取の面だけでなく食品の品質・安全性の面でも食料安全保障を促進しうる選択肢だと結論づけている。
汚染・食品安全健康英国王立園芸協会(RHS)の学校園芸キャンペーンは子どもの果物・野菜摂取を増やすか:2つのランダム化比較試験の結果
2014Christian M., Evans C., Cade J. · Public Health Research, Vol. 2, No. 4 (NIHR Journals Library) · United Kingdom
ロンドンの小学校でRHS学校園芸キャンペーンの効果を検証した2つのランダム化比較試験。学校園芸単独では子どもの果物・野菜摂取への効果はほとんどなく、栄養教育などと組み合わせる必要があることを示した。
食育健康政策世界の食料供給における均質化の進行と食料安全保障への影響
2014Khoury C.K., Bjorkman A.D., Dempewolf H., Ramirez-Villegas J., Guarino L., Struik P.C. · Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) · Global
過去50年で各国の食事が平均36%均質化し、少数の主要作物への依存が強まったことを示し、食料安全保障と作物多様性への影響を論じる。
固定種・在来種生物多様性健康食育