研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
11393 件(419 / 456)
Adedeji Adedeji, H Oludare, Ademiluyi · Journal of Geography and Regional Planning · Nigeria
ナイジェリア・ラゴス都市圏を対象に、都市農業と都市土地利用計画の統合の必要性を論じた。都市農業は都市貧困層にとって危機への対応であり生活維持の手段であるとし、食料確保への貢献を認める一方、農薬・窒素・重金属残留物を含む有機物などの農業投入資材の不適切または過剰な使用により、都市農業の生産システムが公衆衛生と環境にリスクをもたらしうると指摘した。都市土地利用計画者に対し、多機能的な土地利用の推進と、都市オープンスペース管理への地域参加の拡大を提言した。
汚染・食品安全コミュニティ政策福祉Miranda Martinez · Social movement studies · United States (New York City)
ニューヨーク市ロウアー・イーストサイドのコミュニティガーデン保存運動を対象に、ジュリアーニ市政下での庭園破壊に対する活動家の運動フレーミングの役割を分析した。ジュリアーニ市政との度重なる対立の中で、庭園利用者は庭園の喪失を自分自身と地域社会への看過できない侵害として描くことで、都市再開発プロセスの慣例化された手続きを脱構築することに成功した。この都市開発の再フレーミングは、活動家が政治的に力を持たない立場を補う助けとなり、ジュリアーニ市政に庭園保存交渉を強いる上で重要な役割を果たした。
コミュニティ政策Allie Comet · Scholarship @ Claremont (The Claremont Colleges) · United States (California)
米国カリフォルニア州クレアモントを対象とした歴史分析。ポモナ大学キャンパスの一角にある約0.8ヘクタール(2エーカー)のフードフォレスト「The Farm」を出発点に、クレアモント地域の発展の歴史における食と農業の役割を論じ、現在のクレアモントにおける地域食料システムの代替的な取り組みの動向を扱う。
コミュニティ食料主権・社会正義E. Peduto, D. Satdinova · · United Kingdom
提供された抄録は文章が途中で途切れており断片的だが、ロンドンの一部地域で、2008年11月に開始された「キャピタル・グロース」構想のもとですでに大きく前進していることが述べられている。同構想は、2,012か所の土地を食料生産のための緑地に転換することを目指すものだとされているが、抄録がここで途切れているため、それ以上の調査内容や結果は記載されていない。
政策コミュニティ気候変動Catherine Sands, Lee Reed, Krista Harper, Maggie Shar · Practicing Anthropology · United States
米国マサチューセッツ州西部の農村地域、ウィリアムズバーグ小学校の5年生を対象に、草の根団体Fertile Groundが運営する学校菜園プログラムの参加型評価を、フォトボイス手法を用いて2008年春に実施した研究。フォトボイスは地域住民自身にカメラを持たせ、関心事や視点を記録・議論させる手法である。6年間にわたる菜園プログラムに参加してきた児童が持つ食・栄養・地域の食料システムに関する知識、およびリーダーシップ・仲間意識・土地と地域への配慮についての印象を把握することを目的とした。ただし本記事は評価の枠組みと背景を提示するものであり、具体的な評価結果の数値は示されていない。
食育コミュニティ健康Emma Schroeder, Timothy Kolosick · · United States
米国のイーグルハイツ・コミュニティガーデンに関するオーラルヒストリー・インタビュー記録。2009年、エマ・シュローダーによる聞き取りで、ティモシー・コロシックは菜園会長を務めた経験、ホースラディッシュの栽培、留学生が持ち込んだ栽培技法、タイヤを用いた害獣対策、有機栽培、除草管理について語った。ヨーロッパで妻とともに得た園芸経験にも言及している。このインタビューはイーグルハイツ・コミュニティガーデンに関する修士論文のために収録された。
コミュニティLaura Terragni, Hanne Torjusen, Gunnar Vittersø · Anthropology of food · Europe
ノルウェー国立消費者研究所(SIFO)が過去15年間に行った調査に基づき、有機食品を中心とするノルウェーのオルタナティブな食消費を分析する。有機運動の起源から追跡すると、有機製品消費は既存の流通市場の中で相応の地位を獲得する一方でコンベンショナル化に直面しており、フェアトレード、ファーマーズマーケット、農場直売、ボックススキーム、コミュニティ支援型農業(CSA)といった別のオルタナティブな取り組みが新たに生まれていることを示す。消費者の役割は文脈に応じて理解する必要があり、「オルタナティブ」とされる消費形態は特定の時間・空間においてオルタナティブな価値観を最もよく反映するものとして社会的に構築されると論じる。
CSA・提携コミュニティ食料主権・社会正義P. S. Datta, Shipra Tyagi · · India
デリー首都圏の周辺都市部農業は地下水の利用可能性に大きく依存しているが、急速な都市化が進む中で、地下水の酸素同位体(δ18O)組成の動的データと涵養地点の標高などの静的データを統合し、涵養ポテンシャルの高い地帯と帯水層の水理動態帯の区分を試みた。δ18Oと標高には有意な相関(r²=0.808~0.982)が見られ、北西部で約20m、南西部で約75mの標高分解能で涵養ポテンシャルの高い地帯(北西部210~230m、南部260m以上)を特定した。しかし地下水の同位体組成の経時変化は、該当する帯水層の規模が比較的小さく生産性が低いこと、また北西部の涵養域には透水性の低い地帯が多く存在する可能性を示唆しており、周辺都市部農業を支える地下水資源には制約があることを示す。
環境負荷のトレードオフ政策コミュニティGayathri Devi, Stephanie Buechler · Practical Action Publishing eBooks · India
書籍の一章(Hovorka, de Zeeuw, Njenga編『Women feeding cities: mainstreaming gender in urban agriculture and food security』、Practical Action Publishing、2009年)は、インド・ハイデラバードにおける都市・郊外農業のジェンダー的側面を扱う。提供された抄録は編者情報の記載のみであり、調査方法や結果は記されていない。
コミュニティShazia Iram, Iftikhar Ahmad, Doris Stüben · Pakistan Journal of Botany · Asia
パキスタン・ラホールのフディアラ排水路沿いで工業・下水廃水により灌漑されている周辺都市農地の土壌と、ドイツ・ヴィースロッホの鉱山廃棄土壌を対象に、蛍光X線分析とICP-MSで重金属を、土壌希釈法で真菌の多様性と頻度を分析した研究。蛍光X線分析ではドイツの鉱山廃棄土壌でZn・As・Pbの濃度が高く、より感度の高いICP-MSではFe・Mn・Cu・As・Sr・Mo・Cd・Sb・Ti・Zn・Pbがドイツ側で高濃度だった一方、パキスタンの周辺都市農地土壌は重金属濃度がドイツの鉱山廃棄土壌より低かったものの、真菌の頻度・多様性全体はパキスタン側の方が高かった。分離されたAspergillus niger・A. flavus・A. nodulansにCdCl2・CuSO4・NiCl2・ZnCl2(1〜40ppm)への耐性を根の伸長で調べたところ、すべての供試菌株がZnCl2(25ppm)とNiCl2(12ppm)には耐性を示したが、CdCl2とCuSO4に対してはいずれも耐性を示さなかった。
汚染・食品安全近郊農業Abha Singh, Salahuddin Mohd. · National Geographical Journal of India · India
インド・アリーガル市のイグラス下水ポンプ場周辺、アリーガル=マトゥラー道路沿いの5つの準都市村落(ボージプラ、ハリ・ナラヤン・キ・サライ、ハジプル・チョハタ、ケリ・クワジャ・ブッダ、ダウララ・ニルパル)で、都市排水を長年灌漑に利用してきた農家41世帯と一部の消費者を対象に詳細な現地調査を行った。農家や野菜売りの多くが下痢性疾患・腸チフス・鉤虫症・アメーバ症・皮膚感染症などに苦しんでいると回答した一方、彼らが最も懸念していたのは作物生産性と収入を維持するための水の確保であり、消費者側も新鮮な野菜の安定供給の方をより気にかけていた。
汚染・食品安全健康コミュニティPing Liu · Xiandai riben jingji · Japan
日本の農家が1970年代初頭から取り組んできた「創造的農業」の展開を、大分県の一村一品運動を初期の代表例として振り返った論考。近年の日本政府はグリーンツーリズムの振興、都市農業の展開、市民農園の整備、美しい農村環境・住居づくり、都市住民の農村移住や農作業体験による「都市・農村両生」型の暮らしの推進といった施策を進めており、これにより日本の創造的農業は新たな発展段階に入ったと述べている。
都市農村連携コミュニティ政策G. Palaniappan, Christine King · Queensland's institutional digital repository (The University of Queensland) · Australia
海氷の後退、土地の乾燥化、季節や動物の渡りの時期の予測不能な変化といった地球規模の環境変化、および気候変動によるエネルギー価格の上昇と化石燃料依存への懸念を背景に、世界各地のコミュニティがローカリゼーションと持続可能性への関心を強めているとする論文。有機農業、自然農法、バイオダイナミック農法、パーマカルチャー、コミュニティガーデン、コミュニティ支援型農業(CSA)といった「オルタナティブ農業」と呼ばれる地域内食料生産システムを取り上げ、これらが食料生産・消費をローカリゼーションと持続可能性へどう結びつけうるかを論じる。グローバル化された農業からローカル化された農業への移行を扱い、地域における生態的・社会的・経済的・政治的システムの持続に持続可能性の基盤を置くという考え方を提示する。実証データに基づく検証ではなく、概念的な考察論文である。
食料主権・社会正義コミュニティ経済有機資源循環Xiangyang Qin · Journal of Library and Information Sciences in Agriculture · China
中国・北京で最初に導入された「科学技術特派員(コーディネーター)」制度を取り上げ、農村部における科学技術サービスの不足への対応策として論じる。アンケート調査の分析に基づき、制度の現状と課題を整理し、コーディネーターの資質向上に向けた提言を行う。抄録にはサンプル数・回収率・定量的な結果の記載はない。
政策コミュニティデジタル農業ハバナの都市農業
2009Sinan Koont · Monthly Review · Cuba
記事執筆時点から15年間(1990年代半ば以降)にわたり、キューバの首都ハバナ(人口200万人超)で発展してきた都市農業を紹介する記事。キューバにおける「都市農業」という語は、都市周縁部や郊外の広大な土地を含む点で一般的な用法よりも広く、ハバナ市州の耕作地全体が都市農業に含まれるとされる。具体的な収量や参加人数などの数値データは示されていない。
コミュニティ食料主権・社会正義政策経済C. T. de T. Machado, A. T. Machado · · Global
生態学的原則に基づく都市農業について、作物の多様性、有機・鉱物由来の肥料、非毒性手段による病害虫防除といった要素を整理した総説である。国際事例としてオーストリアの多品目栽培区画やキューバの「オルガノポニコ」制度を、ブラジル国内の事例としてベロオリゾンテ(ミナスジェライス州)を先駆けにカンピナス(サンパウロ州)やナタル(ヒオグランデドノルテ州)、リオデジャネイロ、サンパウロ市の都市農業プログラム、ブラジリア連邦区の取り組みを紹介し、都市農業における生態学的作物管理の意義と代替手法、その制約を提示している。
有機資源循環コミュニティ食育Enslin Van Rooyen · Medical record news · South Africa
南アフリカ・ヨハネスブルグ市を事例に、地方自治制度の一部である「ウォード委員会(区評議会)」制度を都市農業プログラムの推進母体として活用する可能性を論じた政策論考である。単に食料を調達・配布するより、都市住民が自給的な都市農家となることを支援するプログラムに限られた資源を振り向ける方が効率的である可能性を主張し、南部アフリカでは食料安全保障のための効果的な行政運営に関する知見が乏しく、明確な政策を持つ自治体はわずかで、実際にプログラムを組み込めた自治体はさらに少ないと指摘した上で、意思決定者が課題主導型アプローチと貧困層優先の成長戦略を採用すべきだとし、都市農業は地域経済開発そのものではないが、その実現に向けた触媒になりうるとしている。
政策コミュニティ福祉Tian Yu-min · Vocational and Technical Education · China
中国・天津市の近代的な沿岸都市農業の発展という目標を達成するため、農業系大学が人材・知見・学問分野・科学技術を十分に活用し、合理的で科学的な教育理念を形成し、人材育成モデルを刷新し、人材需要に応じて専攻構成を調整し、教育・指導方式を改革し、農業科学の普及体制を確立し、卒業生を農村部へ導く仕組みを整え、卒業生が農村の基層レベルで就業・起業するよう促すべきだと論じる政策的論考である。
食育近郊農業政策尚华夏, 俞继东, 周四清, 储健 · 江苏农村经济 · China
中国・南京市の都市農業戦略に基づく「一村一品」発展モデルを分析した研究。南京市には150の専門村と10の専門鎮があり、そのうち半数以上の専門村が龍頭企業(リーディング企業)と効果的に連携していることを示した。地域資源・立地優位性・産業基盤・市場条件を踏まえ、比較優位の明確な主導産業を育成することが「一村一品・一鎮一業」の基盤になっていると論じた。
経済近郊農業政策Peter A. Werrell, Gail Langellotto, Shannon U. Morath, Kevin C. Matteson · Cities and the Environment · United States (New York City)
米国ニューヨーク市のコミュニティガーデンで、キュウリ(Cucumis sativus)に充てられた空間面積と、その他の開花植物に充てられた面積との比率が、キュウリ植物上での同種・異種花粉の沈着量にどう影響するかを調べた研究。あわせて菜園の規模が同種・異種花粉の沈着に与える影響も検討した。研究のためにコミュニティガーデンに実験的に持ち込んだ鉢植えのキュウリ、または菜園の会員が高床式花壇に植えたキュウリから雌花を採取し、実験室でアセトリシス法により花粉粒を単離して、異種花粉と同種花粉の粒数を定量した。アブストラクトには定量的な結果や結論は示されていない。
送粉者・ミツバチ生物多様性コミュニティXu Hong-Xia, Jing Tao, Tomooka Norihiko, Kaga Akito, Isemura Takehisa, Vaughan Duncan A. · Genome, 51(9): 728-738 · Japan
アジア8か国616系統のアズキ複合体を13SSRで解析。日本の野生種は高い多様性を示し、日本がアズキ栽培化の一中心であることを支持。各国の栽培アズキは遺伝的に区別された。
固定種・在来種生物多様性Alaimo K., Packnett E., Miles R. A., Kruger D. J. · Journal of Nutrition Education and Behavior 40(2):94-101 · United States
ミシガン州フリントの電話調査(766人)を分析。コミュニティガーデン参加世帯の32%が1日5回以上果物野菜を摂取し、非参加世帯18%を上回った。
健康コミュニティ森ビル「垂直庭園都市」と屋上農園
2008森ビル株式会社 · 環境コミュニケーション 39巻6号 pp.30-31 · Japan
森ビルの「垂直庭園都市」コンセプトを解説する公式技術文献。六本木ヒルズ屋上庭園の水田・もち米収穫や環境コミュニティ創出を含む、民間再開発による屋上農園・緑化まちづくりの先駆的事例を記述する。
コミュニティ生物多様性政策Sharashkin L. · University of Missouri-Columbia (PhD Dissertation) · Russia (Vladimir Region)
2006年にウラジーミル地方の1,500家族を対象に実施した調査を基に、家庭菜園が果たす経済的・社会的・文化的機能を包括的に分析した博士論文。ロシアの家庭農園は農業生産の半分以上を担い、国民の約3分の2が携わる持続可能な実践であることが示された。園芸活動が食料安全保障・文化継承・コミュニティ形成に寄与していることを明らかにしている。
経済コミュニティ福祉食育· International Journal of Agricultural Sustainability · Malawi
低コストの踏み車ポンプ灌漑の導入農家は非導入農家より単位面積当たり純農業所得が高かったとする、マラウイ2県の事例研究。
DIY・自作経済