研究・論文
市民の都市農業・食育・コンポスト・福祉などに関する研究や報告書を集めています。
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批判的・否定的知見
8656 件(20 / 347)
集合的食料生産としての地域支援型農業と市民農園:社会関係資本が認知便益に及ぼす影響の検討
2025Neumann V., Schmid B., El Benni N., Finger R. · Land Use Policy · Switzerland
スイスの集合的食料生産(CSA・市民農園)参加者500名を対象に、社会関係資本が認知される便益に正の影響を与えることを実証。共同型・連携型都市農業の社会的価値を示す。
コミュニティ経済福祉(自分の)裏庭に?:コミュニティガーデンへのアクセス、近隣特性、そしてフードデザート
2025Chen H., Wang H., Bora F., Hu Y. · Cities 166:106226 · United States
米国24都市の1,874のコミュニティガーデンを分析。黒人比率や貧困率が立地と関連するが、多くはフードデザート外にあり、砂漠解消への寄与は限定的と指摘。
福祉コミュニティ政策世帯食料安全保障における都市農業の役割:エチオピア・アディスアベバ市キルコス副都市の事例研究
2025Alene F.D., Aga M.A. · Frontiers in Sustainable Food Systems 9:1444320 · Ethiopia
アディスアベバ・キルコス副都市で都市農業の世帯食料安全保障への役割を調査。回答者の48.2%が食料安全で、3分の1が都市農業で日々の食料需要を満たせたと報告する。
福祉経済難民・移民コミュニティにおける都市農業介入:スコーピングレビュー
2025Langerman S., Juarez N., Magan I. M. · Journal of Urban Health 102:857-871 · Global
1990~2024年の42論文を分析し、難民・移民への都市農業介入を幸福・健康・生態・経済・社会の5領域に整理。社会的領域が最多で、帰属意識や文化的食へのアクセス向上に寄与すると示す。
福祉コミュニティ健康都市と地域をつなぐ「BRANZ オーナーズファーム」開始
2025東急不動産株式会社, 株式会社マイファーム · 東急不動産 プレスリリース資料 · Japan
東急不動産がソーラーシェア用地を活用し、ブランズオーナー向けに埼玉・東松山で農業体験プロジェクトを開始。マンション居住者の食育・交流と地域活性化を結ぶ、デベロッパー主導のレンタルガーデン事業の公式報告。
コミュニティ経済健康市民農園って楽しい!(名古屋市 令和7年)
2025名古屋市 東部・緑農政課 · 名古屋市 市民農園調査・広報資料 · Japan
名古屋市が開設する憩いの農園・コミュニティ農園・分区園・みのりの農園など市営市民農園の種類、区画面積、利用料、募集時期を整理した広報・調査資料。行政が運営・支援する貸し農園の実態を示す。
コミュニティ食育経済令和7年度版さいたま市の農業
2025さいたま市 · さいたま市 農業統計・振興報告書 · Japan
さいたま市の農業振興状況をまとめた年次報告。都市農業審議会、ランドコーディネーター事業、市民農園事業(公設・民設79ヶ所)など、行政・公的支援による都市農業施策の実績と市民農園供給を記載する。
政策コミュニティ食育経済市民農園開設状況調査の結果について(令和7年3月末時点)
2025農林水産省 · 農林水産省 統計調査 · Japan
全国の市民農園数・区画数・面積と開設主体別推移をまとめた農水省調査。自治体・農協・農業者・NPO等による行政・公的支援を受けた市民農園の全国実態を把握する基礎統計資料。
政策経済コミュニティ屋上アグリボルタイクス(太陽光発電+農業)の持続可能性ポテンシャル評価:長江デルタ都市圏のケーススタディ
2025Liu Q., Chen T., Zhang N., Lin Z., Ye Z., Jiang K., Gao Y., Guo Y., Weng A. · Energy (Elsevier), 320:135191 · China (Yangtze River Delta)
建物の屋上で太陽光発電(PV)と作物栽培を同時に行う「屋上アグリボルタイクス(RAV)」の持続可能性を、SDGsの観点から定量評価した研究。長江デルタ都市圏で約10,720km²の屋上を対象に試算し、年間約930億kWhの発電(地域需要の6.3%)、約4,360万トンのレタス生産、雇用創出、約1.27億トンのCO₂削減という多面的効果を示した。フードマイレージ削減とクリーンエネルギー供給を両立する都市の多機能土地利用としての可能性を提示している。
経済政策有機資源循環薄膜太陽電池と水耕都市農業を統合したモジュール式アグリボルタイクス建築外皮:エネルギー・光・水・構造の多目的最適化によるサーキュラー設計
2025Zhang Y., Chen T., Gasparri E., Lucchi E. · Sustainability (MDPI), 17(2):666 · Australia (Sydney)
太陽光発電と農業を別々の建築システムとして扱う従来手法に対し、薄膜PVと水耕栽培を建築外皮そのものに物理的に統合する新しいモジュール式アグリボルタイクスを提案した研究。エネルギー・光・水・構造を同時に扱う多目的最適化とサーキュラー(循環)設計の枠組みを用い、シドニーを対象に検討。屋上だけでなく壁面・ファサードを含む建物外皮で発電と食料生産を両立させ、ネットゼロ志向の都市建築に向けた空間利用とシステム統合の利点を示した。
経済有機資源循環シカゴのコミュニティ農園における植物・鳥類・チョウ類の多様性を形づくる社会生態的要因
2025Domanus A., Smith A., Roberts M., Schnorenberg R., Doane M., Minor E. · Cities and the Environment (CATE), 17(2):9 · United States (Chicago)
シカゴの24のコミュニティ農園で、栽培植物だけでなく自然に生える在来・自生(spontaneous)植物、鳥類、チョウ類、ハナバチ類の多様性を一斉に調査した研究。農園には栽培種に加えて多くの自生植物種が生育し(農園あたり平均8.4種)、それが鳥18種・ハナバチ13属・チョウ10種など多様な生きものを支えていた。運営形態(区画貸し型か共同型か)などの社会生態的要因が、栽培種数・自生植物の量・樹木低木の密度に有意に影響することを示し、農園の管理が都市の生物多様性を左右することを実証した。
生物多様性送粉者・ミツバチコミュニティ近郊研究はこの50年で持続可能な都市計画にどう発展したか:定量分析と系統的レビュー
2025Mallick S., Paul S., Rout S., Behera R.N. · Frontiers of Urban and Rural Planning (Springer) · Global
50年間の近郊(peri-urban)研究を計量的に系統分析。都市計画への統合度の高まりと概念定義の多様性を整理し、持続可能な都市計画への近郊農業の貢献を将来方向として提示する。
政策グローバルサウスの近郊土地転換:概念ベクターと理論的視座の再検討
2025Tesfay S.M., Alem G., Ayele D.G. · Land (MDPI) 14(7), 1483 · Global
グローバルサウスの近郊土地転換を理論的に再検討。農業土地利用の変容を資本・ガバナンス・リバイバル(農業回帰)の3ベクターで整理する。
政策日本の都市→農村移住者の生活の質に対する自然資本の貢献
2025Takahashi Y., Yoshida T., Johnson B.A., Shigeto S., Yamagata Y. · Sustainability Science (Springer) · Japan
全国調査と地理空間データの構造方程式モデリングで、都市→農村移住者の生活の質と自然資本(農地・緑地等)の関係を実証。農村移住政策の有効性に科学的根拠を与える。
健康政策デジタル技術下の近郊農業の変容と都市農村統合への含意
2025Lei J., Xie Y., Chen Y., Zhong T., Lin Y., Wang M. · Land (MDPI) 14(2), 375 · China
広州(中国)を事例に、デジタル技術が近郊農業の生産管理のデジタル化・農産物販売のネットワーク化を通じて農村-都市統合を促進するプロセスを質的研究(インタビュー・現地調査)で解明する。
植物工場における先端技術:都市園芸の現在と未来の経済・環境便益の探究
2025Yuan X., Hu J., Marcelis L.F.M., Heuvelink E., Peng J., Yang X., Yang Q. · Horticulture Research (Oxford Academic) · Global
植物工場・垂直農場の技術革新による経済・環境効果を体系的に整理。クリーンエネルギー転換で将来の収益性改善を試算し、都市内フードマイルゼロ生産モデルの実現可能性を示す。
スマート農村建設は農産物サプライチェーンの強靭性を高めるか:中国31省の実証
2025Wang H., Zheng J., Ran H. · Frontiers in Sustainable Food Systems · China
中国31省のパネルデータで、スマート農村建設が農産物サプライチェーンの強靭性に与える影響を実証。デジタルインフラが農村-都市食料接続の信頼性を高めることを確認する。
都市・近郊農業における技術革新:大都市の持続可能な食料システムへの経路
2025Fei S., Wu R., Liu H., Yang F., Wang N. · Horticulturae (MDPI) 11(2), 212 · Global
大都市の都市・近郊農業における技術革新(IoT・AI・垂直農場・水耕栽培等)を持続可能な食料システムへの経路として体系化。農村農業との技術比較も含む。
フランス・トゥールーズ地域の集合庭園におけるアグロエコロジーの媒体としてのグローバルヘルス
2025Wilkens J., Mombo S., Dumat C. · Urban Science · France (Toulouse)
2011〜2022年のトゥールーズ地域の集合都市庭園を対象に、グローバルヘルス(ガーデナーの健康・植物・土壌・動物・人間と非人間の相互作用を包含)の概念がアグロエコロジーへの移行を促進する媒体となりうるかを検討した。参加者の健康意識が有機農業実践や生物多様性保全への動機づけと関連していることが示された。
コミュニティ健康生物多様性有機資源循環社会的イノベーションから制度的ガバナンスへ:YouTube動画分析によるダッカ市の屋上農業の実態解明
2025Ashikuzzaman M., Swapan M.S.H., Zaman A.U., Song Y. · Landscape and Urban Planning · Bangladesh (Dhaka)
187本のYouTube動画を分析し、ダッカ市における屋上農業(URF)実践者の視点と制度的課題を明らかにした。URFは草の根的な運動として拡大しているが、行政的監督は断片的で非統合的であることが示された。混合土地利用地区の農家が最も強い参加動機を示し、政府からの政策指針と情報提供を求めていた。
政策コミュニティバングラデシュ・ダッカの都市住民に普及した家庭菜園の影響
2025Schreinemachers P., Kumar S.S., Uddin M.N. · Food Security · Bangladesh (Dhaka)
ダッカ首都圏の4市区の都市住民254世帯(対照群)と425世帯(介入群)のパネルデータを用いて、家庭菜園プログラムの影響を評価した。参加者の85%は女性であり、野菜生産・消費・栄養改善に関して有意な効果が確認された。本研究は都市家庭菜園介入の政策的有効性を示した。
健康食育経済都市農業:マレーシアにおける水耕栽培と垂直農業の課題
2025Yapp E.H.T., Jamil N., Lee L.S.G., Chooi Y.T., Chen C.O. · Cogent Food & Agriculture, Vol. 11, Article 2448601 · Malaysia (Penang, Johor, Sabah)
ペナン・ジョホール・サバの3州で水耕栽培・垂直農場を営む都市農業者を対象に半構造化インタビューを実施し、政府規制・市場変動・資金制約・運営上の限界・環境要因の5つの課題カテゴリーを特定した。補助金や価格規制などの保護措置が存在するにもかかわらず、農業者は依然として多くの構造的障壁に直面していることが明らかになった。定性的探索研究として、マレーシアの都市農業政策の実効性に疑問を呈している。
政策経済災害後の食料安全保障のための都市農業:コミュニティガーデンの貢献の定量化
2025Liu Y., Chanse V., Chicca F. · Urban Science (MDPI), Vol. 9, No. 8, Article 305 · New Zealand (Wellington)
ウェリントン市は地震リスクが高く、災害後に食料供給が途絶するおそれがある。本研究はウェリントンのコミュニティガーデンの野菜生産量を現地調査と航空写真で定量化し、災害後の野菜需要を重量・栄養素の両面から充足できるか評価した。現状のコミュニティガーデンのみでは自給率は低いが、私有地や都市農場も含めた拡張で食料安全保障への貢献可能性が示された。
コミュニティ食育健康政策垂直農業は家計食料安全保障を支える:ナイロビのキベラ・インフォーマルセトルメントからの証拠
2025Otieno J.A., Omia D.O., Amwata D.A. · Frontiers in Sustainable Food Systems · East Africa (Kenya)
ナイロビのキベラのインフォーマルセトルメント地域での垂直農業(特にサック農業)が、家計の食料安全保障を実現する具体的なメカニズムを実証的に示した研究。土と有機廃棄物を詰めた麻袋を垂直に配置することで、限定的な空間での野菜栽培を可能にし、慢性飢餓に対処する手段となっている。
コミュニティ食育食品ロス有機資源循環都市からポリネーター避難所へ:変わる景観におけるポリネーター生息地強化の都市実践
2025Ranalli et al. · Journal of Applied Ecology · Global (urban ecosystems)
都市農業と都市計画が、変化する景観の中でポリネーター生息地を強化する方法に関する2025年の研究。都市環境は農薬使用が少なく、より多種の花資源と景観の不均質性が高いため、ポリネーター集団にとって有利である。都市農業は農村地域への供給源・避難所として機能し、食糧安全保障と都市の貧困軽減に貢献しながら、ポリネーター保全も達成。
送粉者・ミツバチ生物多様性有機資源循環